ゲームの世界と本の世界

ひまじん

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ゲームの世界と本の世界

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ある所に、ゲームをするのがとっても大好きな斗和くんという男の子がいました。

大好きすぎて1日中ずっとゲームをしています。

とうとうママに怒られてしまいます。
「コラッ!そんなにゲームばかりしていると、ゲームの世界に閉じ込められちゃうよ!」
斗和くんは
「あと少し。あと少しだけだから。」
と言って一向にやめようとはしませんでした。


そんなある日の夜、斗和くんは夢を見ました。大好きなゲームの中にいたのです。
斗和くんは嬉しくなってドキドキワクワク。
武器屋さんで剣と盾を買って、いざ、冒険に出発!

すると、1匹のモンスターに出会いました。

「出たな、モンスターめ。僕がやっつけてやる!」

斗和くんはモンスターに向かっていきます。斗和くんは戦いますがモンスターからの攻撃を受けてしまいます。

「イタッ!なんでだよぉ。なんでザコモンスターの攻撃がこんなに痛いんだよぉ。もうヤダー。」

斗和くんは逃げてしまいました。

村に戻り、けれど斗和くんは何もやる事がありません。モンスターを倒してないから、お薬を買う事もできません。

「痛いよぉ、痛いよぉ。ママ…、ママに会いたいよ…。」

斗和くんは泣きだしてしまいました。


そこで斗和くんは目を覚ましました。
目には涙がいっぱいです。
ママが聞きます。
「どうしたの、斗和くん?」

斗和くんはわんわん泣きました。そしてゲームの世界の話をしました。

ママは斗和くんに言います。
「ホラ、みなさい。ママの言いつけを守らずにゲームばかりするから、閉じ込められたのよ。」
斗和くんは涙目で言います。
「僕、もうゲームやらない。」
「ゲームはやっても良いのよ。ただ、時間は守ること。ママがやめなさいって言ったらやめるのよ。」
「うん。」
「あんまり怖いなら、お友達と一緒にゲームをしなさい。お友達と一緒なら怖くないでしょ?それからね、本もいっぱい読むのよ?」
「本?」
「そうよ。本にもね、色々な世界が広がってるの。」
「本の世界に閉じ込められたりしない?」
「そうねぇ。あんまり読んでると閉じ込められちゃうかもしれない。なんでも程々がちょうどいいのよ。」
「そっかぁ。」
「だからね、斗和くん。ゲームも良いけどお友達ともいっぱい遊びなさい。本もたくさん読むのよ。どれも大事な事だからね。
そして、斗和くんがまたゲームか本の世界に閉じ込められたらね、ママが絶対に助けてあげる。何度だって助けるからね。だから斗和くんは安心して遊びなさい。」


次の日、斗和くんはお友達とゲームをしました。やっぱりゲームは楽しいのです。

ママが言いました。
「は~い、おやつよ。いったん休憩しなさい。」
斗和くんはママの言いつけを守ります。
お友達は口をとがらせます。
「チェ~。いい所だったのにな。」
斗和くんは自信満々でお友達に言いました。
「なんでも程々がちょうどいいんだよ。」


そして本もいっぱい読みました。
斗和くんには読めない漢字がいっぱい出てきます。
その度に斗和くんは
「ママ、この字はなんて読むの?」
「ママ、これはどういう意味?」
と聞きます。


斗和くんはどんどん頭の良い子に育っていきました。



~完~
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