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友達
人生で初めてテレビ局の楽屋にお邪魔するという体験をした訳だけど、水島さんに迎えに来て貰ってからずっと楽屋にいたおかげで他の人には合わなかったし、スタッフさんは知らない人ばっかりでも志摩さんや風音さんもいたからあの時よりは落ち着けた。
さすがに二週間も会えないとオレも心配だったし、真那が限界なんて言われてほっとけなかったから行ったけど、やっぱりあそこは一般人がおいそれと足を運んでいい場所じゃない。
真那の雰囲気が柔らかくなったって言われて安心したけども。
「あら、おはよう楢篠くん」
「おはよー!」
「お、おはよう、二人とも」
朝、いつものように学校へ行くと門のところで後ろから声をかけられた。振り向くと常磐さんと久留米さんが仲良く腕を組んで歩いてて、そこだけ花が咲いてるように見えて少しドキッとする。
可愛い女の子が並んでるのを見るのはほっこりするな。
「三枝先輩、ツアーの準備で忙しいみたいね」
「え? あ、うん。知ってたんだ」
「もちろん。私も円香も、【soar】のファンだから」
「千里ちゃんは志摩さん推しで、私は風音くん推しなんだよ」
「二人ともカッコイイもんな」
三人の人気の比率は聞いた事ないけど、志摩さんのファンだって言う人は割と見掛ける気がする。大人だし、穏やかで優しいし、真那の事もちゃんと見てくれるし。オレも真那も一人っ子だから、もし兄ちゃんがいたらあんな感じだったのかなとか思ってしまう。いや、実際は分かんないけど、真那は年上とはいえ兄って感じではないし。
せっかくだし教室まで一緒に行こうと並んで歩き出すけど、女の子って距離が近いのが普通なんだろうか。
「あ、ねぇねぇ。陽向くんって呼んでもいい?」
「もちろん」
「私たちの事も名前で呼んでくれていいわよ」
「そうそう、遠慮しないで呼び捨てちゃって」
「え、や、でも…」
恥ずかしながらオレには女の子の友達がいた事がない。女の子から名前で呼んで貰ったり、名前で呼んだり、そういうの一切した事ないから本当にいいのか迷ってしまう。男友達とは全然違うし。
でもそんなオレににこっと笑った久留米さんは、常磐さんの腕を離すとオレの反対側に回り手をワキワキさせてきた。
「呼ばないと擽っちゃうよ~?」
「え? それはマズい」
オレ、擽られんの凄く苦手なんだよ。何ていうのかな、擽ったいというよりも変な感じがするっていうか。とにかくダメなんだ。
二歩下がって首を振ると久留米さんがニヤニヤ近付いてくる。
「じゃあ呼んでみようか、ほらほら」
「久留米さんって意外に強引…」
「名前!」
「……ま、円香…」
「うんうん。じゃあこの子は?」
「…千里…」
「ふふ、陽向くんってウブで可愛いわね」
「ただ慣れてないだけだよ…」
しかもこれだけグイグイ来る子も初めてで少しだけ戸惑ってる。嫌とかじゃなくて、ただどうしたらいいか分からない感じ。
そのあとは何故か俺を挟んで教室まで行き、お昼一緒に食べようねと約束してそれぞれの席についた。
可愛い女の子と友達になったって言ったら、真那はどういう反応するんだろう。良かったねって言ってくれるかな。
昼休み、教室内では変に注目を浴びるからと校庭の隅にあるベンチに連れて行かれたんだけど、ここ案外周りから見えにくくていいかも。一人の時に来るのもアリかもしれない。
朝同様二人に挟まれてキョロキョロしてると千里にクスリと笑われた。
「どうしたの?」
「二人って絶対モテるだろ。オレ恨み買ったりしないか?」
「気にしすぎよ。…と言っても、陽向くんはそれが当たり前だったのよね」
「三枝先輩、アイドルになる前からモテモテだったし。やっぱりいろいろ言われてた?」
「うん」
それこそ幼稚園の頃から真那の取り合いなんてしょっちゅうで、小学校低学年くらいまではオレも女子と張り合ってたんだよな。高学年になってさすがにやめたけど、中学上がってますますモテるようになったから、オレへの僻みとか嫉妬とかが増えてボロくそ言われてた。
真那がオレから離れなかったってのもあるけど…今にして思えば、あれも真那なりのアピールだったのか。
「でも三枝先輩は、最初から陽向くん以外に興味なさそうだったわね」
「私、先輩が告白されてるとこ見た事あるけど、無表情で〝ヒナしか無理〟って断ってたよ」
「え?」
「私も見たわ。陽向くんの事を悪く言ってた子が先輩に告白しようとしてたけど、冷ややかな目で見られて話も聞いて貰えなかった場面」
「あはは、自業自得だよねー」
結構辛辣だなー。
苦笑しながら夕飯の残りを詰めた弁当を食べてたんだけど、ふと気になった事があって二人に問い掛けた。
「前も思ったけど、二人って中学一緒だったんだな」
「そうだよー。でも三年ともクラスが別だったの」
「三枝先輩、受験生なのに見かけるたびに陽向くんと一緒だったのを覚えてるわ。でもあれは牽制の意味もあったんでしょうね」
優雅におにぎりを食べながら千里がそんな事を言うけど、言葉の意味が分からず眉を顰める。反対側では円香がうんうん頷いてるし。
「真那は頭良いから。ってか牽制って?」
「三枝先輩のファンはどうでもいいとして、陽向くんを狙ってる人も少なからずいたという事よ」
「陽向くん、可愛いから」
「ないない」
また可愛いって言われたけど、オレはちゃんと自分の顔を自覚してる。毎朝鏡見てるし、そんな風に言われる部分なんて少しもない。だから首を振って二人の言葉を否定したんだけど、千里は頬に手を当て不思議そうにオレの顔をじっと見てきた。
「生まれた時から三枝先輩の綺麗な顔を見てきたから、審美眼にズレが生じてるのかもしれないわね」
「無きにしも非ず」
「? 何を言ってるんだ、二人とも」
千里と円香は通じ合ってるけど、オレにはさっぱり分からない。訝しげな顔をして首を傾げていると、「あはは」と明るく笑った円香がパンを頬張る。それから何かを思い出したのか「そういえば」と声を上げた。
「陽向くんは今回のライブ参加するの?」
「チケット当たれば…やば、結果確認忘れてた」
少し前に来たんだけど、手が離せなかったからあとで見ようと思ってたらうっかり通知消しちゃったんだよな。そしたらそのまま忘れてて…オレはスマホをポケットから取り出すと、メールフォルダを開いて抽選結果のメールを開いた。
内容を確認して、固まる。
「……え」
「どうしたの?」
「……!? あ、あ、当たってる──! え! ホントに!? マジで!?」
「お、落ち着いてー」
「陽向くん、ちゃんと応募してたのね」
「そりゃそうだよ! ファンの子たちだって真っ向から勝負してるのに、オレだけ贔屓して貰う訳にはいかないし」
「そういうところが、陽向くんの良いところだよね」
「素敵だわ」
スマホを震える手で持ち上げ〝当選〟の文字を何度も確かめつつ、もしかして夢じゃないかと不安になって頬を抓るとちゃんと痛い。
嬉しい。初めて真那の、【soar】のライブを生で見られる。
オレにとって真那は真那だけど、アイドルの真那はファンのみんなの方が知ってるからちょっとだけ悔しかったんだよな。いや、ファンの子からすればプライベートを知ってるオレの方がズルいってなるのかもしれないけど…たまたま真那の家の隣に住んでた親からたまたまオレが生まれたってだけで、偶然に偶然が重なったみたいなものだ。
その偶然でオレが女の子として生まれてればまた違ったのかもだけど。
「ツアー初日、三枝先輩の誕生日の翌日なのね」
情報検索でもしたのか、スマホを弄っていた千里がぽつりと零す。問い掛けられた訳じゃないけど、頷いて答えた。
「うん。しかも地方だからたぶん前日入り」
「じゃあ誕生日、一緒に過ごせないんだ」
「去年もそうだったし、こればっかりは仕方ないからな」
「プレゼントはもう買ったの?」
「土曜日か日曜日に買いに行くつもり」
買うものは決まってるし、そこまで拘るものじゃないからすぐ買えるはずだ。ただ問題はいつ渡すか、なんだよな。真那は普通の仕事に加えてツアーの準備まで始まってるから、今が一番忙しい時期なんだよな。
オレも寝るの早いし、休みの前の日なら起きてられない事もないと思うけど、意外にそういうとこ気にする真那が来るとも限らない。
「あ、じゃあさ、買いに行く日三人で遊ばない?」
「え?」
「あら、いいわね、それ」
「三枝先輩の誕プレ見付けたあと、ご飯食べたりブラブラしたりしようよ」
「え、え?」
「そうと決まれば、まずは連絡先交換ね。はい、コード読んで」
「私も」
二人がQRコードを表示させたスマホを向けて来るから押しに負けて登録したけど、本当に一緒に出かけるのか? オレ、女の子と遊ぶのは初めてなんだけど。
「時間と待ち合わせ場所、決めたら連絡するね」
仲良くなってまだ数日しか経ってないけど、オレ、この二人には敵わない気がしてきた。
さすがに二週間も会えないとオレも心配だったし、真那が限界なんて言われてほっとけなかったから行ったけど、やっぱりあそこは一般人がおいそれと足を運んでいい場所じゃない。
真那の雰囲気が柔らかくなったって言われて安心したけども。
「あら、おはよう楢篠くん」
「おはよー!」
「お、おはよう、二人とも」
朝、いつものように学校へ行くと門のところで後ろから声をかけられた。振り向くと常磐さんと久留米さんが仲良く腕を組んで歩いてて、そこだけ花が咲いてるように見えて少しドキッとする。
可愛い女の子が並んでるのを見るのはほっこりするな。
「三枝先輩、ツアーの準備で忙しいみたいね」
「え? あ、うん。知ってたんだ」
「もちろん。私も円香も、【soar】のファンだから」
「千里ちゃんは志摩さん推しで、私は風音くん推しなんだよ」
「二人ともカッコイイもんな」
三人の人気の比率は聞いた事ないけど、志摩さんのファンだって言う人は割と見掛ける気がする。大人だし、穏やかで優しいし、真那の事もちゃんと見てくれるし。オレも真那も一人っ子だから、もし兄ちゃんがいたらあんな感じだったのかなとか思ってしまう。いや、実際は分かんないけど、真那は年上とはいえ兄って感じではないし。
せっかくだし教室まで一緒に行こうと並んで歩き出すけど、女の子って距離が近いのが普通なんだろうか。
「あ、ねぇねぇ。陽向くんって呼んでもいい?」
「もちろん」
「私たちの事も名前で呼んでくれていいわよ」
「そうそう、遠慮しないで呼び捨てちゃって」
「え、や、でも…」
恥ずかしながらオレには女の子の友達がいた事がない。女の子から名前で呼んで貰ったり、名前で呼んだり、そういうの一切した事ないから本当にいいのか迷ってしまう。男友達とは全然違うし。
でもそんなオレににこっと笑った久留米さんは、常磐さんの腕を離すとオレの反対側に回り手をワキワキさせてきた。
「呼ばないと擽っちゃうよ~?」
「え? それはマズい」
オレ、擽られんの凄く苦手なんだよ。何ていうのかな、擽ったいというよりも変な感じがするっていうか。とにかくダメなんだ。
二歩下がって首を振ると久留米さんがニヤニヤ近付いてくる。
「じゃあ呼んでみようか、ほらほら」
「久留米さんって意外に強引…」
「名前!」
「……ま、円香…」
「うんうん。じゃあこの子は?」
「…千里…」
「ふふ、陽向くんってウブで可愛いわね」
「ただ慣れてないだけだよ…」
しかもこれだけグイグイ来る子も初めてで少しだけ戸惑ってる。嫌とかじゃなくて、ただどうしたらいいか分からない感じ。
そのあとは何故か俺を挟んで教室まで行き、お昼一緒に食べようねと約束してそれぞれの席についた。
可愛い女の子と友達になったって言ったら、真那はどういう反応するんだろう。良かったねって言ってくれるかな。
昼休み、教室内では変に注目を浴びるからと校庭の隅にあるベンチに連れて行かれたんだけど、ここ案外周りから見えにくくていいかも。一人の時に来るのもアリかもしれない。
朝同様二人に挟まれてキョロキョロしてると千里にクスリと笑われた。
「どうしたの?」
「二人って絶対モテるだろ。オレ恨み買ったりしないか?」
「気にしすぎよ。…と言っても、陽向くんはそれが当たり前だったのよね」
「三枝先輩、アイドルになる前からモテモテだったし。やっぱりいろいろ言われてた?」
「うん」
それこそ幼稚園の頃から真那の取り合いなんてしょっちゅうで、小学校低学年くらいまではオレも女子と張り合ってたんだよな。高学年になってさすがにやめたけど、中学上がってますますモテるようになったから、オレへの僻みとか嫉妬とかが増えてボロくそ言われてた。
真那がオレから離れなかったってのもあるけど…今にして思えば、あれも真那なりのアピールだったのか。
「でも三枝先輩は、最初から陽向くん以外に興味なさそうだったわね」
「私、先輩が告白されてるとこ見た事あるけど、無表情で〝ヒナしか無理〟って断ってたよ」
「え?」
「私も見たわ。陽向くんの事を悪く言ってた子が先輩に告白しようとしてたけど、冷ややかな目で見られて話も聞いて貰えなかった場面」
「あはは、自業自得だよねー」
結構辛辣だなー。
苦笑しながら夕飯の残りを詰めた弁当を食べてたんだけど、ふと気になった事があって二人に問い掛けた。
「前も思ったけど、二人って中学一緒だったんだな」
「そうだよー。でも三年ともクラスが別だったの」
「三枝先輩、受験生なのに見かけるたびに陽向くんと一緒だったのを覚えてるわ。でもあれは牽制の意味もあったんでしょうね」
優雅におにぎりを食べながら千里がそんな事を言うけど、言葉の意味が分からず眉を顰める。反対側では円香がうんうん頷いてるし。
「真那は頭良いから。ってか牽制って?」
「三枝先輩のファンはどうでもいいとして、陽向くんを狙ってる人も少なからずいたという事よ」
「陽向くん、可愛いから」
「ないない」
また可愛いって言われたけど、オレはちゃんと自分の顔を自覚してる。毎朝鏡見てるし、そんな風に言われる部分なんて少しもない。だから首を振って二人の言葉を否定したんだけど、千里は頬に手を当て不思議そうにオレの顔をじっと見てきた。
「生まれた時から三枝先輩の綺麗な顔を見てきたから、審美眼にズレが生じてるのかもしれないわね」
「無きにしも非ず」
「? 何を言ってるんだ、二人とも」
千里と円香は通じ合ってるけど、オレにはさっぱり分からない。訝しげな顔をして首を傾げていると、「あはは」と明るく笑った円香がパンを頬張る。それから何かを思い出したのか「そういえば」と声を上げた。
「陽向くんは今回のライブ参加するの?」
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少し前に来たんだけど、手が離せなかったからあとで見ようと思ってたらうっかり通知消しちゃったんだよな。そしたらそのまま忘れてて…オレはスマホをポケットから取り出すと、メールフォルダを開いて抽選結果のメールを開いた。
内容を確認して、固まる。
「……え」
「どうしたの?」
「……!? あ、あ、当たってる──! え! ホントに!? マジで!?」
「お、落ち着いてー」
「陽向くん、ちゃんと応募してたのね」
「そりゃそうだよ! ファンの子たちだって真っ向から勝負してるのに、オレだけ贔屓して貰う訳にはいかないし」
「そういうところが、陽向くんの良いところだよね」
「素敵だわ」
スマホを震える手で持ち上げ〝当選〟の文字を何度も確かめつつ、もしかして夢じゃないかと不安になって頬を抓るとちゃんと痛い。
嬉しい。初めて真那の、【soar】のライブを生で見られる。
オレにとって真那は真那だけど、アイドルの真那はファンのみんなの方が知ってるからちょっとだけ悔しかったんだよな。いや、ファンの子からすればプライベートを知ってるオレの方がズルいってなるのかもしれないけど…たまたま真那の家の隣に住んでた親からたまたまオレが生まれたってだけで、偶然に偶然が重なったみたいなものだ。
その偶然でオレが女の子として生まれてればまた違ったのかもだけど。
「ツアー初日、三枝先輩の誕生日の翌日なのね」
情報検索でもしたのか、スマホを弄っていた千里がぽつりと零す。問い掛けられた訳じゃないけど、頷いて答えた。
「うん。しかも地方だからたぶん前日入り」
「じゃあ誕生日、一緒に過ごせないんだ」
「去年もそうだったし、こればっかりは仕方ないからな」
「プレゼントはもう買ったの?」
「土曜日か日曜日に買いに行くつもり」
買うものは決まってるし、そこまで拘るものじゃないからすぐ買えるはずだ。ただ問題はいつ渡すか、なんだよな。真那は普通の仕事に加えてツアーの準備まで始まってるから、今が一番忙しい時期なんだよな。
オレも寝るの早いし、休みの前の日なら起きてられない事もないと思うけど、意外にそういうとこ気にする真那が来るとも限らない。
「あ、じゃあさ、買いに行く日三人で遊ばない?」
「え?」
「あら、いいわね、それ」
「三枝先輩の誕プレ見付けたあと、ご飯食べたりブラブラしたりしようよ」
「え、え?」
「そうと決まれば、まずは連絡先交換ね。はい、コード読んで」
「私も」
二人がQRコードを表示させたスマホを向けて来るから押しに負けて登録したけど、本当に一緒に出かけるのか? オレ、女の子と遊ぶのは初めてなんだけど。
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