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パンチラのための匍匐前進(ぱんちらのためのほふくぜんしん)
しおりを挟む僕は毎朝匍匐前進して会社へ向かう。肉体は鍛えられるが安物のスーツはすぐボロボロになる。
なぜ匍匐前進を?
パンチラを見たいからだ。
女性の下着を低い位置から覗き込みたいからだ。
学生は避ける。法律に引っかかるからだ。成人女性の下着を狙う。ちなみにそちらも法律には引っかかる。それくらいの常識はある。
当然のことながら、スカート姿の女性は僕には近づかない。毎朝のことだから、同じ時間帯にいる人たちは分かっているのだ。たまに僕のことを知らない無防備な女性がいるので匍匐前進して近づくが、追いつけない。
なぜなら、匍匐前進は普通に歩いている人よりも速度が遅い。遅ければ下着に追いつけない。下着に、下着に、追いつけない。
僕は下着を見たいのか、下着に追いつきたいのか分からなくなる。分からなくなった頃に警官に声をかけられる。小学生から石を投げられる。本当は会社なんて行かない。とっくに首になっている。
翌朝も僕はボロボロのスーツに身を包み、パンチラを求めて外に出る。見上げれば純白のショーツのような雲が空に浮かんでいる。
でも空は女性ではなく雲は下着ではない。僕は今日もパンチラを求めて匍匐前進を始める。
(完)
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