転生できませんでした。

油そば

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少女

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あれから、チャイニーズ少女と別れ二、三日が経過した。俺は今バイト君がどうなっているのか歩いている。
一歩また一歩歩くごとに足が重くなっていく。
くっ!クソ!!なんでこんなに足が重いんだ。
俺は不思議に思った。なぜならここは坂の上でもなくただの道なのに重い俺はそう思いながらも歩き、ふと、チャイニーズ少女のことを思い出した。
そう言えば、あの子ここ日本なのに中国語を喋っていたのだろうか?それと、あんなにバチくそデカいカイワレ大根があるなんて本当に日本なのだろうか?
俺はそう疑問に思いながらも重い足を引きずりながら歩いていると、突然草むらからゴソゴソと音が聞こえたのだ。
俺はたぬきか、キツネがいるんだろと思い草むらを通り過ぎろうとしたその時、突然!俺の顔に40センチくらいのムカデが飛んできたのだ。
俺はデカイムカデに驚き、尻餅をついたのだが、ムカデは俺の顔にべったり張り付き俺の顔全体を覆っていた。
俺はムカデが自分の顔を覆っている恐怖に驚き、気絶した。
うーん!
はっ!
俺は目を覚ました。
目を覚ますと、さっきまで俺の顔を覆っていたムカデは消えていた。
なんだったんだろ、あれは夢だったのか
俺は夢と現実の区別がつかなくなり発狂しそうになったその時、你还好吗?という中国語が聞こえてきた。
俺はその声に見覚えがあり、俺は声のする方向へ顔を向けると、2、3日前俺と遊んでいたチャイニーズ少女がいたのだ。
俺は驚き咄嗟になんでこんなところにいるの!?と聞くと、少女は心配だったからとレスポンスをしたのだ。
すると彼女は俺に私もあなたの仲間を探す旅に連れってくれと言ったのだ。
俺は彼女が来てくれるのは心強いが、もし彼女と一緒に旅をしているところが、彼女の友達や家族にバレたら俺は未成年の女の子と旅をしている変態野郎と思われてしまうクソ!彼女を旅に連れて行くかどうか悩んでいると彼女はまた口を開き俺にこう言った。
お願い!一緒に旅しよ?
かわいい!クソ!未成年はやっぱりかわいい!学生時代こんな女の子に一緒にしよ!なんて言われたい!俺は彼女の旅しよ?の可愛さに負けてしまい一緒に旅をすることになった。

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