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時差式信号の戦い
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これは私が昨日体験した話です。
深夜4時私はいつものように、コンビニで
ジュースとお菓子を3つほど買いました。
もちろん、ジュースと言っても麻薬やドラッグと言った隠語ではありません。
普通のジュース英語で言うところのjuiceです。
私は今日は贅沢をしようと思い、いつもなら買わないレジ袋も1つ購入しました。
レジ袋に店員さんがジュースとお菓子を詰め込む光景を見て、私はいつものアホズラでぼげぇと見ていました。
そして、代金を支払いコンビニから出ると、いつもの交差点、いつもの時差式信号を私を待ち構えていました。
しかし、季節は2月冬もまだ終わっちゃいない。そして私は家からコンビニが近いと言う理由で真冬なのに半袖短パンでコンビニに来た愚か者、やはり、全身が凍てつくように冷える、そうキンキンだ。
時刻は4時と言うこともあり、車は全くと言っていいほど、通ってない。
そして、信号を待っている人間は
私と向こう側で待っている男性だけだ。
正直ぶっちゃけ言えば、あの男性しかいないので、何食わぬ顔で信号無視をしていいのかもしれない。
車もいなければ、歩行者もあの男性だけだ。
遠目から見える男性は多分TikTokや
YouTubeなどを駆使して私を社会的に
抹消するようなタイプではないだろう。
それにしても、寒い時差式信号ということもあり、体感だが、後2.3分は待つかもしれない。
私は待っている信号の前で足踏みをしていると、後ろのコンビニでウィーンと
扉が開く音がした。
その後ろにはギャハハ!と笑ういかにも
青年っぽい2人組が出てきたのだ。
多分見た目からして、23か、27を彷徨う
学生or社会人orフリーターのどちらかだろう。
彼らは時差信号をバカ正直に待っている私をバカにするように、歩き出した。
彼らの歩く歩幅はまるで、皇帝陛下や、
貴族のように、自信満々そして、俺らは
何にも縛られねぇよ!という社会の鎖すらも断ち切るかのような、何かもあった。
そして、彼らは歩きあっという間に信号の向こう側へと行ってしまったのだ。
正直に待つ私は彼らを見て少し馬鹿正直に待っている私はバカなのではないかと思った。
私はもう歩こうこの時間誰も待っている人間なんて、いるわけない、大きな一歩を踏み出そう、そう決心し、一歩踏み出そうとした私の視界には、まだ赤信号が青に切り替わるのを待っている同胞が一人いたのだ。
そうだ、向こう側で待っている男性だ。
彼は足踏みをしていた。
多分彼も私と同じでまだ、青信号へと変わるわずかな希望を持っている人だった。
それを見て、私は自分はなんて情けない人間だと自分のことを少し責め、そして気持ちを切り替えて待つことにした。
待つことに3分一向に信号は切り替わらないのだが、あの男性と私は何か心が繋がっているかのような気がした。
きっと前世で恋人か一緒に革命を起こした
友人かのどっちかなのだろう。
私の目には少し涙がポロリと溢れた。
そして待つこと7分涙もとっくに枯れ果て
感動よりイライラが私の気持ちを上回ったその時私はある失態に気がついた。
そうだ、この信号機押しボタン式信号機だったのだ。
深夜4時私はいつものように、コンビニで
ジュースとお菓子を3つほど買いました。
もちろん、ジュースと言っても麻薬やドラッグと言った隠語ではありません。
普通のジュース英語で言うところのjuiceです。
私は今日は贅沢をしようと思い、いつもなら買わないレジ袋も1つ購入しました。
レジ袋に店員さんがジュースとお菓子を詰め込む光景を見て、私はいつものアホズラでぼげぇと見ていました。
そして、代金を支払いコンビニから出ると、いつもの交差点、いつもの時差式信号を私を待ち構えていました。
しかし、季節は2月冬もまだ終わっちゃいない。そして私は家からコンビニが近いと言う理由で真冬なのに半袖短パンでコンビニに来た愚か者、やはり、全身が凍てつくように冷える、そうキンキンだ。
時刻は4時と言うこともあり、車は全くと言っていいほど、通ってない。
そして、信号を待っている人間は
私と向こう側で待っている男性だけだ。
正直ぶっちゃけ言えば、あの男性しかいないので、何食わぬ顔で信号無視をしていいのかもしれない。
車もいなければ、歩行者もあの男性だけだ。
遠目から見える男性は多分TikTokや
YouTubeなどを駆使して私を社会的に
抹消するようなタイプではないだろう。
それにしても、寒い時差式信号ということもあり、体感だが、後2.3分は待つかもしれない。
私は待っている信号の前で足踏みをしていると、後ろのコンビニでウィーンと
扉が開く音がした。
その後ろにはギャハハ!と笑ういかにも
青年っぽい2人組が出てきたのだ。
多分見た目からして、23か、27を彷徨う
学生or社会人orフリーターのどちらかだろう。
彼らは時差信号をバカ正直に待っている私をバカにするように、歩き出した。
彼らの歩く歩幅はまるで、皇帝陛下や、
貴族のように、自信満々そして、俺らは
何にも縛られねぇよ!という社会の鎖すらも断ち切るかのような、何かもあった。
そして、彼らは歩きあっという間に信号の向こう側へと行ってしまったのだ。
正直に待つ私は彼らを見て少し馬鹿正直に待っている私はバカなのではないかと思った。
私はもう歩こうこの時間誰も待っている人間なんて、いるわけない、大きな一歩を踏み出そう、そう決心し、一歩踏み出そうとした私の視界には、まだ赤信号が青に切り替わるのを待っている同胞が一人いたのだ。
そうだ、向こう側で待っている男性だ。
彼は足踏みをしていた。
多分彼も私と同じでまだ、青信号へと変わるわずかな希望を持っている人だった。
それを見て、私は自分はなんて情けない人間だと自分のことを少し責め、そして気持ちを切り替えて待つことにした。
待つことに3分一向に信号は切り替わらないのだが、あの男性と私は何か心が繋がっているかのような気がした。
きっと前世で恋人か一緒に革命を起こした
友人かのどっちかなのだろう。
私の目には少し涙がポロリと溢れた。
そして待つこと7分涙もとっくに枯れ果て
感動よりイライラが私の気持ちを上回ったその時私はある失態に気がついた。
そうだ、この信号機押しボタン式信号機だったのだ。
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