終わらない

油そば

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朝の5時

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目が覚めると朝の5時だった。
あーおはよう!ハニーと言おうと思ったが、残念にも隣にも恋人おろな、男すらいなかった。
にしても、腹が減ったな。
この時間に起きるとは珍しい。
いつも寝ると8時まで起きないが、今日に限っては、5時に起きるなんて、自分でも思うほどに、珍しすぎる。
ぐぅ、腹が減った。
やはり、寝起きということもあり腹が減る。
昨日の夕飯を20時に食べてそろそろ、9時間くらい経つのではないだろうか。
グゥっと腹が空く。
何を食べようか。
俺は、ベットから降りて、冷蔵庫の中を漁った。
だが、何もなかった。
あるには、あったが、1年以上前に買った
卵があるとは、、
食べるのには、なかなか勇気がいる。
ここは賭けに行くべきでないだろう。
大人しく、コンビニに行くべきか。
あいにくいつも御用達のスーパーは
閉まっている。
開くのは大体9時だ。
後4時間起きていられる自信がない。
早くコンビニに行き飯を探すか。
俺は、冬ということもあり、厚手のパーカをつけ、玄関の扉を開けた。
扉を開けると、雪が降っていた。
キレイ、、、
という言葉と同時に心の中に閉じ込めていた、ワクワクが胸の中で暴れた。
「行きだー!!」
俺は、雪をひょいと拾い上げ、近くの壁に投げた。
バン!という雪と同時に俺は、ハッと我に帰りまた、俺は歩き出した。
コンビニまでの距離は800メートルだが、
寝起きの800メートルは体感で3キロだ。
いい加減早くつかないだろうか。
一歩歩くことごとに、体の節々が痛くなる。
まるで、ドラクエで言うところの毒の沼みたいな感じた。
うっうぅ!うっ!
さすがは毒の沼地、体力が削られていく。
多分コンビニに着く頃には、俺はもう骨になっているだろう。
そして、優しい勇者が俺を教会まで連れて行ってくれるに違いない。
そして、俺はしばらく立ち止まった。
こんな雪が降る日はコンビニに行くより、落ち着いて、家でなんか食った方がいいに違いない。
そう結論付け、俺は家に帰ることにした。
家に帰ると、「おかえりー!!ぱぱー!」
と娘が俺に対して言ってくれるそんな気がした。
だが、そんな娘はおらず結局全てが俺の妄想だった。
俺はしばらく、何故俺に娘は居ないのかという疑問を持っていたが、結局結論づけることができなかったので。全てを忘れることにした。
全てを忘れること15分俺は、なんで買い物に行ったのかも忘れた。
多分、きっとなんでだろう。
全くわからなかった。
まぁこんな一日もあっていいだろう。
そう思い、二度寝をかましこの日は大学に遅刻した。
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