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馬車に揺られて私たちは一路、エルマン子爵領へと向かっている。馬車はそこそこのものだ。あまりに立派な馬車で行くと相手を調子づかせてしまうので、侮られない程度に抑えた。
「しかし、結局お兄様には計画を十分に伝えられなかったわね……」
「はい。今回の決定はともかくケイト様への反発が大きいようでしたし」
「申し訳ないです。私が嫁いできたばっかりに」
「ほんとよ! それさえなければここまで馬車を走らせるなんてなかったのに。私はインドア派なの。相手方まで出向いて『いい天気ですね』なんてつまらない会話はしたくないのよ」
私は出発を決めた日のことを思い出す。
「今なんと言った?」
「だから、お兄様。もはや私に縁談なんて持ち込むバカはいないと思うの。なので彼女の領地へ偵察に行きます」
「確かにお前の縁談は私でも中々見つけられないだろう。子爵家の当主に並ぶとなると身分は伯爵でも領地無しだ。だからと言ってその女の一族にか? 笑いものにされるぞ」
「じゃあ、お兄様は今すぐにでも紹介できる当てがございますか? 前に言っていた三条件を満たせるものですよ」
私はわざと音が鳴るように机を叩く。
「い、いや、それは……」
「確かに私は侯爵様のおかげで婚約もつぶされましたし、焦ってはおります。だから『飢え殺し』でもいいと考えたわけではありません。あの土地は人々から忌み嫌われているだけであって、以前は伯爵家に近いまでの評価をされていた土地です。邪魔者さえどけてしまえばいいのですわ!」
「邪魔者と言っても現当主だろう?」
「当主は国と領民双方の承認があってです。今の当主は領民にも、もちろん陛下にも嫌われております!」
「あの時、商売に走った貴族は軒並み落とされるか、貧しい暮らしに変わっているからな」
「そこです! あの肥沃な穀倉地帯だからこそ、まだ彼らは生活できるのです。そこに私がポンと座ればきっとうまく行きますわ!」
「……まあ、そこまで言うなら一度会ってみてもいいが、内容を詰めよう。侯爵家としてこれ以上あの家と関わるのは、家同士の付き合いとしてもプラスに働かん。父上は引退間近で許されている感はあるが、お前はそうはいくまい」
「分かりました。では嫁入りになればこのぐらいで……」
「ちょっとまて! こんなに必要か? せめて半分ぐらいだろう。担保するものが向こうにはないのだぞ」
「じゃあ半分ね、お兄様。それとそこそこ外見だけ立派なお邸を一つ。ちょっと小さい庭でもあればいいわ」
「そんな中途半端なもの何に使うんだ?」
「今後必要になる小屋よ。外見だけといっても中身は耐久性を考えてね。安い材料で高耐久これが一番いいわ!」
「手配はしておくがどこに建てるんだ?」
「何を言ってるのお兄様。もちろんエルマン子爵領よ。場所は町からちょっと離れた森の近くがいいかしら。ケイト分かる?」
「は、はい。多分この町のこの辺りだと物件も安いと思います。町の規模も最近は縮小してますので……」
「という事でよろしく。私は準備が忙しいから」
「あ、ああ。だが、見てくるだけだぞ! そこの女に乗せられるな!」
お兄様もひどいものだ。ケイトをうっとおしいと思うのは同じだけど、私がケイトごときに乗せられるとでも思っているのだろうか?
「そういえば今日の宿はどうしましょうか?」
「こ、この先に町があるのでそこで休めるはずです」
ケイトがそう言って着いた先の町は、お世辞にも町とはいいがたいところだ。
「これが町ねぇ……ケイト! あんたの感覚は鍛え直さないといけないようね。『ここが侯爵家の町ですの』なんて紹介してみなさい、ぶっ飛ばすわよ!」
「ご、ごめんなさいぃ」
「どう見ても村の延長ですね。ただ周りに岩山があるから街によくある石畳を作れるだけで」
結局は次の町まで距離があるからここに泊まるとなったものの、家具はぼろいし当然、貴族用の宿もない。
「ベッドは硬い、布団は重い、部屋は狭い、こんな宿に泊まる日が来るなんてね」
「ごめんなさい……」
「大体、一人部屋がないなんてどういう宿よ! しかも、あんたと一緒だし」
「申し訳ありません、お嬢様。警備の関係上、これ以上は難しいのです。隣の部屋の壁も簡単に破れる程度ですので」
「全室取る訳にはいかないの?」
「エルマン子爵家の者が横暴を働いたと噂が広まるのが関の山かと」
「……それはよろしくないわね。この先の計画に悪評は付きまとって欲しくないわ」
「では我慢ですね」
「はぁ~、侯爵令嬢ともあろうものが何で我慢の連続なのよ。おかしいでしょ。他の侯爵家のみんなは公爵家や最低でも伯爵家に嫁いでるってのに」
「ごめんなさ……」
「ケイトうっとおしい! 私に話しが来ないのは侯爵様のせいよ。あなただって親のおかげで今まで婚約話の一つもないし、学園だって退学でしょう?」
「ですが、私が嫁いだせいでイリス様の婚約が流れましたし……」
「じゃあ、あんた今から家に戻って以前の生活に戻る? それから、メイドとよろしくやってる次期伯爵と、もう一回話を付けてくれるんなら謝りなさい!」
「うぅ……」
ケイトがまた泣きだした。まったく、この年で泣くなんて。私が学園にいた頃でもこの程度じゃ泣かなかったわよ。
「お嬢様は罪な方かもしれませんね」
「私は被害者よ! ああ、そうそう孤児院はどうなってるの?」
「収支はかなりいい状況です。卒院者の就職状況も良好で、もうすぐ領内にある今までの形態の孤児院はつぶれると思います」
「あいつ等だけはつぶしておかないとね。侯爵領で私にケンカを売ったことを後悔させてやる!」
私がテレサに出会った経緯を思い出す。あいつらの金にギラギラした目をつぶせるなら、ちょっとくらいは頑張ろうというものだ。領都の司教と話しは付いているし、私の十四年越しの怒りを受けるがいいわ! そんなことを考えているといつの間にか眠ってしまい、気づけば朝になっていた。
「良く寝たわ……」
「おはようございます」
「おはようテレサ。朝食は?」
「こちらになるのですが……」
「パンとスープね。パンはいかにもな物、野菜は夕食の野菜くずをまとめたものね」
私は冷めないうちに朝食を取る。ケイトは隣でまだ寝ている様だがそんなものは関係ない。元々貴族はそんなに一緒には食事を取らないのだ。各々の活動時間に合わせて食事も取るし、必要なことに際した行動をする、効率性を重視する生き物なのだ。
「ん? 美味しいわねこのスープ」
「はい、昨日の調理後の肉などを使い、下味をつけるように指導しましたので」
「そうだとは思ったけど、割と野菜も美味しいわ」
「野菜はこの村で取れるようです。侯爵邸に届く物でも市場を経ていますから、通常でも一日ぐらいは収穫から過ぎているかと」
「後はベッドとか建物の質が良ければね」
「ですが、この村に貴族館があっても誰も泊まりません」
「そうなんだけど、石を使って細工物とかして観光くらい思いつかないのかな?」
「余裕があれば考えるかもしれませんが……」
「そうよね。それにしても美味しいわ。ほらケイト! あんたもそろそろ起きなさい!」
「はいぃ~」
「いつまで寝てんの、出発時間は今から三十分後よ! 食べる時間があるうちに食べなさい」
「分かりました~」
ケイトは朝が弱いらしい。まあ、今後はないと思うけど、前もって準備しないと面倒だわ。ケイトが朝食を食べ終え、準備も済み宿を後にする。
「それじゃあ、エルマン領都へ出発よ!」
「しかし、結局お兄様には計画を十分に伝えられなかったわね……」
「はい。今回の決定はともかくケイト様への反発が大きいようでしたし」
「申し訳ないです。私が嫁いできたばっかりに」
「ほんとよ! それさえなければここまで馬車を走らせるなんてなかったのに。私はインドア派なの。相手方まで出向いて『いい天気ですね』なんてつまらない会話はしたくないのよ」
私は出発を決めた日のことを思い出す。
「今なんと言った?」
「だから、お兄様。もはや私に縁談なんて持ち込むバカはいないと思うの。なので彼女の領地へ偵察に行きます」
「確かにお前の縁談は私でも中々見つけられないだろう。子爵家の当主に並ぶとなると身分は伯爵でも領地無しだ。だからと言ってその女の一族にか? 笑いものにされるぞ」
「じゃあ、お兄様は今すぐにでも紹介できる当てがございますか? 前に言っていた三条件を満たせるものですよ」
私はわざと音が鳴るように机を叩く。
「い、いや、それは……」
「確かに私は侯爵様のおかげで婚約もつぶされましたし、焦ってはおります。だから『飢え殺し』でもいいと考えたわけではありません。あの土地は人々から忌み嫌われているだけであって、以前は伯爵家に近いまでの評価をされていた土地です。邪魔者さえどけてしまえばいいのですわ!」
「邪魔者と言っても現当主だろう?」
「当主は国と領民双方の承認があってです。今の当主は領民にも、もちろん陛下にも嫌われております!」
「あの時、商売に走った貴族は軒並み落とされるか、貧しい暮らしに変わっているからな」
「そこです! あの肥沃な穀倉地帯だからこそ、まだ彼らは生活できるのです。そこに私がポンと座ればきっとうまく行きますわ!」
「……まあ、そこまで言うなら一度会ってみてもいいが、内容を詰めよう。侯爵家としてこれ以上あの家と関わるのは、家同士の付き合いとしてもプラスに働かん。父上は引退間近で許されている感はあるが、お前はそうはいくまい」
「分かりました。では嫁入りになればこのぐらいで……」
「ちょっとまて! こんなに必要か? せめて半分ぐらいだろう。担保するものが向こうにはないのだぞ」
「じゃあ半分ね、お兄様。それとそこそこ外見だけ立派なお邸を一つ。ちょっと小さい庭でもあればいいわ」
「そんな中途半端なもの何に使うんだ?」
「今後必要になる小屋よ。外見だけといっても中身は耐久性を考えてね。安い材料で高耐久これが一番いいわ!」
「手配はしておくがどこに建てるんだ?」
「何を言ってるのお兄様。もちろんエルマン子爵領よ。場所は町からちょっと離れた森の近くがいいかしら。ケイト分かる?」
「は、はい。多分この町のこの辺りだと物件も安いと思います。町の規模も最近は縮小してますので……」
「という事でよろしく。私は準備が忙しいから」
「あ、ああ。だが、見てくるだけだぞ! そこの女に乗せられるな!」
お兄様もひどいものだ。ケイトをうっとおしいと思うのは同じだけど、私がケイトごときに乗せられるとでも思っているのだろうか?
「そういえば今日の宿はどうしましょうか?」
「こ、この先に町があるのでそこで休めるはずです」
ケイトがそう言って着いた先の町は、お世辞にも町とはいいがたいところだ。
「これが町ねぇ……ケイト! あんたの感覚は鍛え直さないといけないようね。『ここが侯爵家の町ですの』なんて紹介してみなさい、ぶっ飛ばすわよ!」
「ご、ごめんなさいぃ」
「どう見ても村の延長ですね。ただ周りに岩山があるから街によくある石畳を作れるだけで」
結局は次の町まで距離があるからここに泊まるとなったものの、家具はぼろいし当然、貴族用の宿もない。
「ベッドは硬い、布団は重い、部屋は狭い、こんな宿に泊まる日が来るなんてね」
「ごめんなさい……」
「大体、一人部屋がないなんてどういう宿よ! しかも、あんたと一緒だし」
「申し訳ありません、お嬢様。警備の関係上、これ以上は難しいのです。隣の部屋の壁も簡単に破れる程度ですので」
「全室取る訳にはいかないの?」
「エルマン子爵家の者が横暴を働いたと噂が広まるのが関の山かと」
「……それはよろしくないわね。この先の計画に悪評は付きまとって欲しくないわ」
「では我慢ですね」
「はぁ~、侯爵令嬢ともあろうものが何で我慢の連続なのよ。おかしいでしょ。他の侯爵家のみんなは公爵家や最低でも伯爵家に嫁いでるってのに」
「ごめんなさ……」
「ケイトうっとおしい! 私に話しが来ないのは侯爵様のせいよ。あなただって親のおかげで今まで婚約話の一つもないし、学園だって退学でしょう?」
「ですが、私が嫁いだせいでイリス様の婚約が流れましたし……」
「じゃあ、あんた今から家に戻って以前の生活に戻る? それから、メイドとよろしくやってる次期伯爵と、もう一回話を付けてくれるんなら謝りなさい!」
「うぅ……」
ケイトがまた泣きだした。まったく、この年で泣くなんて。私が学園にいた頃でもこの程度じゃ泣かなかったわよ。
「お嬢様は罪な方かもしれませんね」
「私は被害者よ! ああ、そうそう孤児院はどうなってるの?」
「収支はかなりいい状況です。卒院者の就職状況も良好で、もうすぐ領内にある今までの形態の孤児院はつぶれると思います」
「あいつ等だけはつぶしておかないとね。侯爵領で私にケンカを売ったことを後悔させてやる!」
私がテレサに出会った経緯を思い出す。あいつらの金にギラギラした目をつぶせるなら、ちょっとくらいは頑張ろうというものだ。領都の司教と話しは付いているし、私の十四年越しの怒りを受けるがいいわ! そんなことを考えているといつの間にか眠ってしまい、気づけば朝になっていた。
「良く寝たわ……」
「おはようございます」
「おはようテレサ。朝食は?」
「こちらになるのですが……」
「パンとスープね。パンはいかにもな物、野菜は夕食の野菜くずをまとめたものね」
私は冷めないうちに朝食を取る。ケイトは隣でまだ寝ている様だがそんなものは関係ない。元々貴族はそんなに一緒には食事を取らないのだ。各々の活動時間に合わせて食事も取るし、必要なことに際した行動をする、効率性を重視する生き物なのだ。
「ん? 美味しいわねこのスープ」
「はい、昨日の調理後の肉などを使い、下味をつけるように指導しましたので」
「そうだとは思ったけど、割と野菜も美味しいわ」
「野菜はこの村で取れるようです。侯爵邸に届く物でも市場を経ていますから、通常でも一日ぐらいは収穫から過ぎているかと」
「後はベッドとか建物の質が良ければね」
「ですが、この村に貴族館があっても誰も泊まりません」
「そうなんだけど、石を使って細工物とかして観光くらい思いつかないのかな?」
「余裕があれば考えるかもしれませんが……」
「そうよね。それにしても美味しいわ。ほらケイト! あんたもそろそろ起きなさい!」
「はいぃ~」
「いつまで寝てんの、出発時間は今から三十分後よ! 食べる時間があるうちに食べなさい」
「分かりました~」
ケイトは朝が弱いらしい。まあ、今後はないと思うけど、前もって準備しないと面倒だわ。ケイトが朝食を食べ終え、準備も済み宿を後にする。
「それじゃあ、エルマン領都へ出発よ!」
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