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イリス17歳の夏休み
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「ああ~、今日も暑いわねぇ~」
「お嬢様、もう少し慎みを……」
「この暑さの中、どうやって持てばいいのよ」
王都の学園に通っている私も、今は夏休みで領地に帰ってきている。しかし、今年は猛暑。この暑い中、特に訪れる友人もなく、どうやって慎みを保てっていうのよ!
「それにしても、お嬢様はどこかへお出かけの予定はないのですか?」
「予定? 友達の家に行きたいんだけどね~。一番は来てもらうのが一番だけど、暑いし」
「来てもらえばよろしいではありませんか」
「あのね、テレサ。うちはお父様のおかげで在学生にもろくな噂がないの。私の友達ってことは女性よ? この邸に来たらお父様かお兄様に手を出されるって親から言われて、みんな許可を取れないの」
「ではお嬢様が向かわれては?」
……ふぅ、まだうちの現状を理解できていないメイドに、物申してやるか。
「そっちもだめなの。私が行ったら、先方の婚約済みのご兄弟に手を出されると思われてて、来訪拒否よ。苦いというか渋い顔をしてみんな断って来たわ。男爵令嬢だろうが子爵令嬢だろうが断ってくる辺り、こっちに来るより難しいわね。こっちは最悪、お兄様が認知すれば第二夫人とかの可能性もあるし」
「左様でしたか」
「分かった? だから、私はこうしてだらけるしかないってわけ」
「では、孤児院の子たちに会いに行きますか?」
「孤児院ねぇ。そういえば三日前に行ったきりだったわね。でも、元気を貰えるんだけど、あそこは大変なのよね」
あの子たちに会えば、自然と笑顔が浮かぶ。でも、相手は子供。無限の体力で私の体力を追い込んでくるのだ。この暑さの中、後一日ぐらいは休んでから向かいたい。遊ぶ時は私も全力で遊びたいし。
「イリス、いるか?」
そんな益体もない話をテレサとしていると、ドアがノックされた。声からするとお兄様のようね。
「入っていいわよ」
「では、入るぞ」
「お兄様。今日はどうして私の部屋に?」
「ああ、そのことなんだが実は今日、ファリアが来ていてな。お前もどうかと思って……」
「お義姉様が!? どうしてもっと早く言ってくれないの、お兄様!」
私は鏡を見ながらテレサにセットさせると、すぐに下へ降りていく。
「お久しぶりです、お義姉様!」
「イリス、久し振りね。学園生活はどうかしら?」
この物腰柔らかい女性こそ、悪評まみれのお兄様と婚約してくれたファリア=アライズお義姉様だ。家は伯爵家で次女ながら、勤勉で教養豊かな私が尊敬する女性なのよ。
「楽しいです。やっぱり、お父様のおかげでつまらない噂は付きまといますが、友人もできたんですよ!」
「まぁ! イリスは性格もいいし可愛いから心配していなかったけど、楽しそうで良かったわ」
「ただ……」
「どうしたの?」
「なかなか、この夏休みの間は会うことが出来なくて……」
私はさっきテレサにもしていた話を、軽くお義姉様にも説明する。
「それはかわいそうね。……そうだわ! 今度その子たちに私が招待状を送るわ」
「で、でも、それでも来てもらえるか分かりません」
「心配しなくていいのよ、イリス。何もここに呼ぶんじゃないの。私の家に招待するのよ。それなら、気兼ねなくイリスもお話しできるでしょう?」
「いいのですか? ご迷惑では……」
「可愛い妹のためにできることがあるのよ? 嬉しいに決まっているわ。ご友人が帰ったら、その後は私とも遊んでくれるかしら?」
「はいっ! ぜひっ!」
やっぱり、ファリアお義姉様は素晴らしい人だわ。伯爵家の次女というだけで、どうしてこんな方がお兄様の婚約者になるまで残っていたのだろう?
「イリス、俺を置いていくな」
「お兄様、ようやくいらしたんですか?」
「あのな。お前が走って部屋を出ていく時に髪が乱れたんだ。そのまま来る訳にはいかないだろう」
「その程度ではお義姉様は気になさりませんわ。ねぇ?」
「ええ。でも、イリス。好きな方にそうやって気遣いをしてもらえるのはとても嬉しいことよ」
「そうなのですか? 私はまだ分かりません」
「きっと、貴方にもいつか分かる日が来るわ」
「では、その日を楽しみにしておきます」
その後もお兄様を交え、三人で気の済むまで話した。
「おっと、もうこんな時間だな。馬車まで送ろう」
「えっ!? 今日は泊まって行かれないんですか?」
「父がうるさくて。本当は学園も卒業したから本来はもう嫁いでいるはずなんだけれど、どうしても二十歳まではと聞かないのよ。クレイ様にもご迷惑をおかけします」
お義姉様はそういうとお兄様に頭を下げる。お義姉様に頭を下げさせるなんて、どんな父親なのかしら? お互い、父親には苦労しているみたいだわ。
「いや、一度嫁いでしまえば中々家には戻れないからな。伯爵様の言うことも理解できる」
「お兄様ったら同じ男同士だからといって甘いですわ!」
「そうか? 普通だと思うが……」
「それでお義姉様が謝る事態になっているのだから、駄目です」
「女心は難しいな。おっと、遅くなると今度こそ迷惑がかかる。さあ、ファリア」
「……はい」
お兄様がお義姉様をエスコートして馬車まで連れていく。流石にそれを邪魔するほどお邪魔虫ではないので、私は自分の部屋に戻った。
「あ~あ、お兄様はいいわよね~。あんな素敵な婚約者もいるし、将来は侯爵だし」
「お嬢様にもきっといつか見つかりますよ」
「そうかなぁ~」
テレサの励ましに短く答えると、私は机の前にある一枚の小さな肖像画とその前にあるネックレスに目をやった。
「お母様……私にそんな出会いが本当にあるでしょうか?」
「ありがとうございます。クレイ様」
「いや、馬車までで申し訳ない」
「そんなことはありません」
「それと、いつもイリスが済まないな。父上のおかげで友人も少なく、人との関わり合いもなれていなくて」
「いいえ、私を慕ってくれる良い妹ですよ」
「ファリアにそう言って貰えると嬉しい。それと、侯爵家に伝わるネックレスの件は済まない。本当はもう結婚式を待つだけだから渡したいのだが、イリスのやつが中々手放さなくてな。あのネックレスは母上が最期まで付けていたから、あいつにとっては遺品のようなものになってしまって……」
「構いませんよ。それに私はイリスからネックレスを受け取れなくて嬉しいんです」
「嬉しい?どうしてまた」
侯爵家に代々伝わるとなればその美しさも並々ならぬものだというのに。
「あのネックレスはクレイ様たちのお母様がイリスを心配していた時につけていたものでしょう? きっと、あれを見てあの子は今でもお母様が見守っていてくれると、安心感を感じているはずです。それを私に渡すということは、私に対して心配をするということですから。逆にイリスから渡されないからこそ、私は頼られていると感じますし、頑張ろうとも思えます」
「そんなものか?」
やはり女心というのは分からんな。だが、ファリアがネックレスについて気にしていないのは良かった。俺の方はかなり気を揉んでいたからな。
「ええ。母親……というのは大げさですが、義姉としてできる限りのことをしていきたいですわ。ただ、私たちは貴族ですから、行事ごとの際には借りるかもしれませんけれど」
「それぐらいは我慢してもらわないとな。家宝を普段から部屋に置いておくだけでも、異例のことなのに」
「後は……」
「後は?」
「将来、あのネックレスをイリスが誰かにあげられたらと思いますわ。侯爵家にとっては良くないことかもしれませんが、あの子にとってそれだけ大事な人が出来るというのは素晴らしいことだと思いますの」
「怖いことを言わないでくれ。ネックレスをなくしたら俺はどう責任を取ったらいいんだ?」
「あら、その時は侯爵様に紛失した責任を取っていただければいいんですよ。イリスがあれだけ努力をしているのに、一人のうのうと暮らしておられるんですもの」
「はぁ、ファリアもイリスのこととなると厳しいな。まるで母上のようだぞ」
記憶の中の母上を思い出しながら俺が言うと、華のような笑顔でファリアは言葉を紡いだ。
「それは光栄ですわ。あんな可愛くて真っ直ぐな子は私、見たことがありませんから」
「お嬢様、もう少し慎みを……」
「この暑さの中、どうやって持てばいいのよ」
王都の学園に通っている私も、今は夏休みで領地に帰ってきている。しかし、今年は猛暑。この暑い中、特に訪れる友人もなく、どうやって慎みを保てっていうのよ!
「それにしても、お嬢様はどこかへお出かけの予定はないのですか?」
「予定? 友達の家に行きたいんだけどね~。一番は来てもらうのが一番だけど、暑いし」
「来てもらえばよろしいではありませんか」
「あのね、テレサ。うちはお父様のおかげで在学生にもろくな噂がないの。私の友達ってことは女性よ? この邸に来たらお父様かお兄様に手を出されるって親から言われて、みんな許可を取れないの」
「ではお嬢様が向かわれては?」
……ふぅ、まだうちの現状を理解できていないメイドに、物申してやるか。
「そっちもだめなの。私が行ったら、先方の婚約済みのご兄弟に手を出されると思われてて、来訪拒否よ。苦いというか渋い顔をしてみんな断って来たわ。男爵令嬢だろうが子爵令嬢だろうが断ってくる辺り、こっちに来るより難しいわね。こっちは最悪、お兄様が認知すれば第二夫人とかの可能性もあるし」
「左様でしたか」
「分かった? だから、私はこうしてだらけるしかないってわけ」
「では、孤児院の子たちに会いに行きますか?」
「孤児院ねぇ。そういえば三日前に行ったきりだったわね。でも、元気を貰えるんだけど、あそこは大変なのよね」
あの子たちに会えば、自然と笑顔が浮かぶ。でも、相手は子供。無限の体力で私の体力を追い込んでくるのだ。この暑さの中、後一日ぐらいは休んでから向かいたい。遊ぶ時は私も全力で遊びたいし。
「イリス、いるか?」
そんな益体もない話をテレサとしていると、ドアがノックされた。声からするとお兄様のようね。
「入っていいわよ」
「では、入るぞ」
「お兄様。今日はどうして私の部屋に?」
「ああ、そのことなんだが実は今日、ファリアが来ていてな。お前もどうかと思って……」
「お義姉様が!? どうしてもっと早く言ってくれないの、お兄様!」
私は鏡を見ながらテレサにセットさせると、すぐに下へ降りていく。
「お久しぶりです、お義姉様!」
「イリス、久し振りね。学園生活はどうかしら?」
この物腰柔らかい女性こそ、悪評まみれのお兄様と婚約してくれたファリア=アライズお義姉様だ。家は伯爵家で次女ながら、勤勉で教養豊かな私が尊敬する女性なのよ。
「楽しいです。やっぱり、お父様のおかげでつまらない噂は付きまといますが、友人もできたんですよ!」
「まぁ! イリスは性格もいいし可愛いから心配していなかったけど、楽しそうで良かったわ」
「ただ……」
「どうしたの?」
「なかなか、この夏休みの間は会うことが出来なくて……」
私はさっきテレサにもしていた話を、軽くお義姉様にも説明する。
「それはかわいそうね。……そうだわ! 今度その子たちに私が招待状を送るわ」
「で、でも、それでも来てもらえるか分かりません」
「心配しなくていいのよ、イリス。何もここに呼ぶんじゃないの。私の家に招待するのよ。それなら、気兼ねなくイリスもお話しできるでしょう?」
「いいのですか? ご迷惑では……」
「可愛い妹のためにできることがあるのよ? 嬉しいに決まっているわ。ご友人が帰ったら、その後は私とも遊んでくれるかしら?」
「はいっ! ぜひっ!」
やっぱり、ファリアお義姉様は素晴らしい人だわ。伯爵家の次女というだけで、どうしてこんな方がお兄様の婚約者になるまで残っていたのだろう?
「イリス、俺を置いていくな」
「お兄様、ようやくいらしたんですか?」
「あのな。お前が走って部屋を出ていく時に髪が乱れたんだ。そのまま来る訳にはいかないだろう」
「その程度ではお義姉様は気になさりませんわ。ねぇ?」
「ええ。でも、イリス。好きな方にそうやって気遣いをしてもらえるのはとても嬉しいことよ」
「そうなのですか? 私はまだ分かりません」
「きっと、貴方にもいつか分かる日が来るわ」
「では、その日を楽しみにしておきます」
その後もお兄様を交え、三人で気の済むまで話した。
「おっと、もうこんな時間だな。馬車まで送ろう」
「えっ!? 今日は泊まって行かれないんですか?」
「父がうるさくて。本当は学園も卒業したから本来はもう嫁いでいるはずなんだけれど、どうしても二十歳まではと聞かないのよ。クレイ様にもご迷惑をおかけします」
お義姉様はそういうとお兄様に頭を下げる。お義姉様に頭を下げさせるなんて、どんな父親なのかしら? お互い、父親には苦労しているみたいだわ。
「いや、一度嫁いでしまえば中々家には戻れないからな。伯爵様の言うことも理解できる」
「お兄様ったら同じ男同士だからといって甘いですわ!」
「そうか? 普通だと思うが……」
「それでお義姉様が謝る事態になっているのだから、駄目です」
「女心は難しいな。おっと、遅くなると今度こそ迷惑がかかる。さあ、ファリア」
「……はい」
お兄様がお義姉様をエスコートして馬車まで連れていく。流石にそれを邪魔するほどお邪魔虫ではないので、私は自分の部屋に戻った。
「あ~あ、お兄様はいいわよね~。あんな素敵な婚約者もいるし、将来は侯爵だし」
「お嬢様にもきっといつか見つかりますよ」
「そうかなぁ~」
テレサの励ましに短く答えると、私は机の前にある一枚の小さな肖像画とその前にあるネックレスに目をやった。
「お母様……私にそんな出会いが本当にあるでしょうか?」
「ありがとうございます。クレイ様」
「いや、馬車までで申し訳ない」
「そんなことはありません」
「それと、いつもイリスが済まないな。父上のおかげで友人も少なく、人との関わり合いもなれていなくて」
「いいえ、私を慕ってくれる良い妹ですよ」
「ファリアにそう言って貰えると嬉しい。それと、侯爵家に伝わるネックレスの件は済まない。本当はもう結婚式を待つだけだから渡したいのだが、イリスのやつが中々手放さなくてな。あのネックレスは母上が最期まで付けていたから、あいつにとっては遺品のようなものになってしまって……」
「構いませんよ。それに私はイリスからネックレスを受け取れなくて嬉しいんです」
「嬉しい?どうしてまた」
侯爵家に代々伝わるとなればその美しさも並々ならぬものだというのに。
「あのネックレスはクレイ様たちのお母様がイリスを心配していた時につけていたものでしょう? きっと、あれを見てあの子は今でもお母様が見守っていてくれると、安心感を感じているはずです。それを私に渡すということは、私に対して心配をするということですから。逆にイリスから渡されないからこそ、私は頼られていると感じますし、頑張ろうとも思えます」
「そんなものか?」
やはり女心というのは分からんな。だが、ファリアがネックレスについて気にしていないのは良かった。俺の方はかなり気を揉んでいたからな。
「ええ。母親……というのは大げさですが、義姉としてできる限りのことをしていきたいですわ。ただ、私たちは貴族ですから、行事ごとの際には借りるかもしれませんけれど」
「それぐらいは我慢してもらわないとな。家宝を普段から部屋に置いておくだけでも、異例のことなのに」
「後は……」
「後は?」
「将来、あのネックレスをイリスが誰かにあげられたらと思いますわ。侯爵家にとっては良くないことかもしれませんが、あの子にとってそれだけ大事な人が出来るというのは素晴らしいことだと思いますの」
「怖いことを言わないでくれ。ネックレスをなくしたら俺はどう責任を取ったらいいんだ?」
「あら、その時は侯爵様に紛失した責任を取っていただければいいんですよ。イリスがあれだけ努力をしているのに、一人のうのうと暮らしておられるんですもの」
「はぁ、ファリアもイリスのこととなると厳しいな。まるで母上のようだぞ」
記憶の中の母上を思い出しながら俺が言うと、華のような笑顔でファリアは言葉を紡いだ。
「それは光栄ですわ。あんな可愛くて真っ直ぐな子は私、見たことがありませんから」
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かなり前の作品のようなのでコメントみているかわかりませんが、
すっごいすっごい面白かったです
よく婚約破棄ものの小説に出てくる悪役令嬢のセリフ「忙しくて遊んでいる暇もなかったのですよ」という部分って
結局描写されないのでどう忙しいのかわかりにくいのですが、
この作品は本当に息をつく暇もないほど忙しくしていてこういうキャラにそういうセリフ言ってほしいなと思いました
話を進めるたびにヒロインがどんどん好きになりました。
もっと続きが読みたい!子供ができるまでをもっと読みたい!と思える位とてもよかったです
㊗️完結おめでとうございます🎉🎉🎉
イリス姐さんの改革一代記とっても面白かったです(*´艸`)
イリス姐さんのお陰で子爵領だけでなく国も発展したし
存在自体が国の宝でしたねd(≧▽≦*)
アレンという助け合える素晴らしい伴侶とも出会えたし
ヘタな家に嫁に行くよりよっぽど充実感あったんじゃ(❤︎´艸`)
アレンが仕掛けたら所構わずラブラブになってるし(๑¯∇¯๑)
アレンにとってはデレしか見せてなさそう(*´艸`)
他の人の前では口だけのツンでホントはデレまくりで…
さっさと子どもできるかと思ってたら
実は2人きりでイチャイチャしたかったなんて(๑¯∇¯๑)
ケイトちゃんが子ども生んで構って子ども欲しくなり
2人きりのラブラブに区切りつけたのかなぁ?
カーナヴォン子爵家の記録は始祖というだけでなく
イリス姐さんのページが特に分厚いですよね
何しろ記録者はみんな信者だし(♡ˊ艸ˋ)ウフフッ
国の歴史書も…この時代の場所は中興の祖って感じで
かなり分厚くなりそうですね(*´艸`)
カノンちゃんの保護に端を発する医療改革
イリス姐さんによる領地の教育改革、治水改革など
侯爵領、子爵領に留まらず全国展開したし
王様の懐が深かったから色々改革して栄えたんだろうし
楽しいお話ありがとうございました(⌯¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́)✧
感想ありがとうございます
他の貴族たちも面倒が回ってこなくて、ほっとしていたでしょう。
きっと視察にいくときも、駄々をこねて二人で行くんでしょうね。
子供は折角復興してきた領と、ケイトに上から言われた気がして対抗心も手伝いました。
この国は飢饉などからの復興の代になるはずが発展になりました。領土問題も解決し、勢力を増したが、カーナヴォン家には簡単にしかかかれてません。イリスが短くと言ったからです。死後には大量に追記されたので、天から怒っているでしょう
完結、おめでとうございます。
ちょっとコメディ-タッチで、展開が面白くて、毎朝読むのを楽しみにしていました。
また読み返してみます
ありがとうございます
イリスは初期より大分まろやかに乙女になっていますのでその変化を楽しんでいただけたら幸いです