妹を想いながら転生したら

弓立歩

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本編

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そして、迎えた翌日。いつものように私たちは朝食を取り部屋に戻る。ここから別行動になるのだが、今日はキルド以外は一緒だ。思えば、休日にそんなことは初めてかもしれない。もっとも、休日というより今後のための日であるのだが。こっちの準備は完了したので、カークスたちを迎えに行く。

「入るわよ」

あらかじめ準備ができ次第、部屋に入る旨を伝えておいたので、声をかけるだけかけて入る。中には準備完了という感じの2人と、予想通り、朝帰りをした眠そうなキルドの姿があった。

「みんな今日は鍛冶屋に行くんでしょ?がんばってね~」

「キルドも体調崩さないようにしっかり寝るのよ?」

「はいよ」

キルドにお休みと声をかけてから、私たち4人は宿を出て鍛冶屋へと向かう。

「で、結局行きつけの鍛冶屋ってどこなんだ?」

カークスが尋ねてくる。そういえば言ってなかったかもしれない。

「ヴォルガノン。通称ヴォルっていわれている鍛冶師がいるところよ。店の名前までは知らないけど」

「は?あのヴォルガノンの店か。お前の家のつながりはどうなっているんだ」

「ヴォルさんって結構有名だとは聞いているけど2人も知ってるの?」

「知っているも何も、王都では名うてだな。飾り気はないが、質実剛健でかつ魔法付与の武器も作れるとあって人気の鍛冶師だ」

「そうなのね。そこしか知らないからわからなかったわ」

「その剣もヴォルガノン氏の作品なんだろう?」

「ええ、お爺様が護身用に扱いやすいものをって依頼してくれたの」

「軽そうだし、切れ味もいいから中々のものと思っていたけど、それなら納得だな」

「でも、そんなにいい腕の人で良かったわ。2人とも作ってもらえるなら長く使えそうだし」

「そうだがな。結構、頑固で依頼しても断られることもあるという話も聞くからな」

「まあ、無理でも他の人を紹介してもらえるかもしれないし行ってみましょう」

「そうそう。今から心配したってつかれちゃうよ」

「それもそうだな」

知り合いの鍛冶師が結構有名人だという事を知って驚きつつも、私たちはその工房に向かっていった。

「こんにちわ~」

何時ものように私は工房にお邪魔する。特に意識をしていなかったけれど、こんな感じで今までは行っていたのかとちょっと恥ずかしくなってくる。

「ああ?何の…ああティアか。爺さんから話は聞いてる。ちょっと待っててくれ」

「はい。じゃあそこで待ってます」

いつものやり取りをして、私はすぐ横にある待合用の椅子に座る。鍛冶師とあって作成中だったり、研ぎをしていたりと作業中のことが殆どなので慣れている。

「さあ、みんなも待ってましょう。あっ、でも静かにね。作業の邪魔になるから」

みんなは私の言葉に頷くと、空いている椅子に静かに座った。20分ほどして作業が終わったのか、ヴォルさんがこっちに来る。

「待たせてすまんな。爺さんから話は聞いているが、改めて聞かせてくれないか?」

「とりあえず、今私が所属しているパーティーの人を紹介したいのと、武具を作ってほしいんです」

「なるほどなぁ」

ヴォルさんはみんなを見渡すともう一度こっちに向き直る。

「だが、ティアよ。一度言ったと思うが、冒険者になったらこっちだって依頼料をもらわんといけねぇ。結構、高いんだぜこれでも?」

「すいません。さっきまで知らなかったんですが、結構有名人だったんですね」

「よせよせ。ちっこいころから知ってるお前にそんなこと言われたかねえや」

「それで、とりあえず私からの依頼の方なんですが、とりあえず素材の方はこちらで用意するので、加工料とかでいけませんか?」

「加工料ったって、それだけの素材じゃなきゃなあ。鉄をポンと持ってこられても質が悪けりゃ金の無駄遣いだぞ?」

「今回みんなが出す素材はこれです」

私はそういうと、エミリーの防具用にと出した、やや大きめの飛竜のうろこを出す。

「こりゃ飛竜のうろこじゃねえか。しかも、サイズからして成体に近いもんだな」

「これは成体の飛竜のしっぽの方の小さめのうろこなんです」

「成体の?それにしては傷もないみてぇだし、どこで買ったんだ?」

「ちゃんと取ってきましたよ?お爺様から聞いてません?」

「爺さんからは孫が行くから、力になってくれって言われただけだからな。そういや、若いやつが飛竜討伐の依頼を終えたパーティーがいるって騒いでたな。あれがお前のパーティーか?」

「ええ、私も結構強くなったんですよ」

「よちよち歩きで、剣もまともに触れなかったお前がなぁ」

「…今は関係ないです!」

「おっと、すまんな。こいつを加工するってんなら格安でやってやろう」

「いいんですか?」

「ああ、別にお前だからじゃねぇ。これぐらいの素材は最近は流れてこなくてな。しかも、珍しい素材ってのは基本的に武器になることが多い。逃げるにしても何にしても、まずは数を減らすかひるませないといけないからな。防具なんぞは最悪捨てても構わないってわけだ。久しぶりに腕がなるぜ」

「それともう一つお願いがあるんです」

「なんだ?」

「この防具の加工なんですが、魔法の付与をお願いしたいんです」

「魔法の付与自体はうちでもできるが、知っての通り俺は魔法が使えねぇ。付与をする魔法使いに頼むにしてもあいつら高額だぜ。おかげでここも付与武器はめったにでねぇ」

「そこは大丈夫です。私が付与の方はします。なので、これを作るときには付与の費用も掛かりません」

「本当か?ますます腕がなるぜぇ。だがティアよ気をつけろよ!付与自体はいつも見てるが、かなり疲れるからな。場合に寄っちゃ1日仕事以上だぞ」

「聞いたことはあります。でも、うちには付与の費用を出せるほど余裕はないので頑張ります」

「…なら、明日にまた来い。今日のうちにおおまかなデザインを決めて、明日一気にやろう。ちょうど工房の予定も空いてるしな」

「おやっさん明日は…」

「何もなかったよな?」

ヴォルさんの弟子の人たちが明日の予定は空いていると、確認して教えてくれる。

「じゃあ、早速デザインを決めましょう!エミリーちょっと来て」

「わたし?」

「まずはあなた用の防具よ。今はただのローブだけだからね。ヴォルさん、とりあえず上半身は斜めに掛ける感じで、動きの邪魔にならないように。肩とかは無しで左だけ小手というか守れるようなものを。下半身は腰はサイド、足元のところはブーツみたいな感じにならないかしら?」

「ほうほう…おい!言われたとおり設計画を書け!」

そういうと、奥から一人の男の人が出てきて、私の言葉をくみ取って絵にしていってくれる。ヴォルさんがその絵を元にうろこを順番に取っていき、袋に詰める。

「嬢ちゃんちょっとこれ、荷物降ろして背負ってみな」

「う、うん」

エミリーが指示されたとおりに、うろこを背負う。

「どうだ?それ重いか?」

「う~ん、そこまで重くはないかな」

「そうか。なら少しずつ削ってちょうどぐらいだな」

「なになに?これどうするの~」

「これが大体お前さんの身に着ける防具の重さだ。間に他のものも付けるがそんぐらいだろう。それを重いといわれちゃ作る意味がないからな」

「じゃあ、ちょっと重くなっちゃうんだね~」

「泣き言いうなよ。飛竜のうろこはこれでも軽い方なんだ。後ろのアーマー着てるやつの鎧なんか半分も付けれねえぞ」

「フォルトの鎧ってそんなに重いの?」

「ん、ああ。それなりにはな。最も身を守るためのものだから、着けられるようにならないといけないからな」

「そいつの言う通りだぜ。生きて帰ってきても体が満足に動かなくちゃ、お前らは商売おしまいよ。ちゃんと気を付けないとなぁ」

「じゃあ、一旦はこのデザインでお願いします。これでもし何かあれば追加する感じで」

「はいよ。おう!ちゃんと仕上げておけ。あと、この重さ以上にならないようつなぎなんかも選んでおけよ」

「ハィィ!」

奥のいる弟子の人たちがうろこを預かると、絵を見ながらそれを体に付けられるように部品を探す。さっき絵をかいていた人も絵を仕上げようと奥に行こうとする。

「おっと、お前はまだだ。後ろの奴らもだろ?」

「はい。できればお願いしたいんです」

「付与するなら定着は少し劣るが、最悪後からでも大丈夫だ。一緒にってんなら、数日かかるぜ」

「ああ、それで構わない。かのヴォルガノン氏にこうも早く依頼できるとは思っていなかったからな」

「はん!褒めたって作れる以上のもんはできないぞ。それでどんなものだ?」

まずはフォルトが鎧と槍を見せる。槍は見た目にも歯がこぼれており、鎧もかなり傷ついている。

「こりゃあよく使いこんだもんだな。だが、これじゃあどっちも使い回せねえな」

「やはりそうですか。なじみのものでかなり無理をしてきた鎧だったので、鎧だけでもと思いましたが」

「確かに手入れは完璧だがな。打った奴の腕がどうとかじゃなくて材質の問題だ。この素材じゃこれ以上はもたねえな。逆によくこの素材でこれだけのものを仕上げたもんだ。そいつに作ってもらった方が使いやすいんじゃないか?」

「そいつは村が襲われて、亡くなってしまったんです」

「そうか…すまねぇな。これだけのものを作れるなら、会ってみたかったぜ。鎧の方は何か希望はあるか?」

「利き手の方は肩無しの小手だけで。反対にもう片方は覆う形で。上も下もそれ以外は基本的にフルプレートに近い感じでお願いしたいのですが」

「ほう。結構、使っちまうが数は大丈夫なのか?」

「それは仲間とも相談させてもらって了解を取ります」

「なら、問題ない。槍の方は切っ先が長いか短いかだがどうする?」

「やや長めで。この槍は少し短いので」

「そうかじゃあこの棒に重りをつけてと。こんな感じでどうだ?」

「少し前に重心が行く感じですかね?」

「ならこいつでどうだ」

ヴォルさんは槍の前ではなく後ろに小さい重りをつける。それをもう一度フォルトが持つ。

「ちょうどです。すごいですね。感覚で言ったことを形で表せるとは…」

「これぐらいできなきゃ、客から信用されないからな。お前らも気をつけろよ?」

「ではこれで」

「デザインなんかはこっちで決めてもいいか?」

「ええ、この重量バランスになるなら特にかまいません」

「よおし。お前ら許可が出たぞ。たまの機会だ踏ん張れよ」

「ハイッ。ありがとうございます」

どうやら、武器の良しあしにかかわる部分はほとんど親方のヴォルさんが行い、それ以外の既製品を使う工程を弟子の人がやっている様だ。鍛冶の一部の工程でも自分の細工が武器に入ることで彼らもやる気が出るのだろう。

「でもな、槍の方にはうろこはほとんどというか、使えねえからその分高くなることだけは、頼むぜ」

「そうね。そこのところはみんなの供託分もあることだし、何とかなるでしょ」

「いいのか?」

「元々そのための金だからな。使わないと損だろう。街で買ってもここほどのものはなかなか手に入らないしな」

「まあ、うちはほとんど既製品は卸さず、オーダーでやってますからね」

お弟子さんの1人が言う。やっぱり店で見たことないと思ったら、そもそも卸していないらしい。

「それでやっていけてるのヴォルさん?」

「こう見えて、中々依頼が来るもんでな。こいつらがいても困らんぐらいにはやっていけてるぞ」

「オーダーないときに作ってればもっと、大きい店になってるんですけどね」

「うるせぇ。適当なやつに俺の武器を使われて、名前を落とされるなんざたまったもんじゃねぇ」

「はいはい。いつもこの調子で。依頼も受けて4割ぐらいなんです」

「おじさん頑固だねぇ~」

「エミリー、こういうのはこだわりっていうのよ。一応ね」

まあ、生活はやっていけてるのだからいいんだろう。本人も納得していることだし、お弟子さんたちもそれでも居たいのだろう。

「ふむ、大体書き上がったな。ああ、その部分だけは後で書き足しておく。ほら、次はお前だな」

カークスが指名される。彼も今回の戦いで、鎧の一部が損傷している。主に胸の部分だが、補修をすればまだ使えそうだ。

「鎧のここの部分と、剣の研ぎ直しを依頼したい」

「どれどれ、この鎧…使い回したい気も分かるが、ここの部分だけはとっ替えた方がいい。傷みだすと補修も何度も必要になるぞ?」

「そうか。なら、胸部のところは新規に作ってくれ。後のところはそのまま使いたい」

「ああ、それと剣だったな。こぼれも大きいし使い回すのか?」

「以前から少し重かったので、これを機に片刃にしようと思っている」

「ははぁ。なら、言う通りで大丈夫だな。元々、割といい素材だからそのままでもいいだろう。だが、できればちゃんとしたものを次は買った方がいい。バランスなんかも元が違うからな」

「ああ、機会があればそうしよう」

「作業の日が決まったら持ってこい。2日もあればできるだろう」

「では、連絡はここへ」

カークスが私たちの宿の場所を伝え、店員に伝えて欲しいとメモを渡す。

「じゃあ、あとはティアの分だけだな」

「私はとりあえずは鎧ですね。今のはかなり軽装だからもう少し、ちゃんとしたのをお願いしたいです」

「全くだ、剣をもってそんな恰好なんてお前ぐらいのもんだ」

「とりあえず兜は無しで。鎧はチェスト部分と肩は邪魔にならなければ。後は肘・ひざと足。腰のところはくるっと全体を覆うようにだけど動きづらくならないよう短めで」

「はいよ。結構、スタンダードだな。もう少し軽装になるかと思ったが」

「飛竜戦で身に染みたんで、これぐらいは必要かなと」

「経験で身を守れるようになるのはいいことだ。じゃあ、これの分も修正して見せるから問題があればその時に言ってくれ」

「ええ、お願いしますね」

「それと、問題の剣を貸せ」

いうが否や背中の剣をスッと抜いて手に取ってしまった。

「確かに細かくは刃こぼれしてるようだな。飛竜とはいえこうなるとはまだまだ修行が足らんなぁ」

「そんな、ヴォルさんの剣はすごいですよ。軽くて丈夫なうえに切れ味もいいし」

「だが、こりゃ結構な材料と時間をかけて作った代物だからな。簡単に刃が欠けましたと納得できるもんじゃねえからなぁ。ちょっと預かるぜ。しばらくは旅に出ないんだろう?」

「もちろん。ここで武具がそろうまでは、危険なことはないわ」

「なら、こっちはちょっとかかるがよりいい剣になるよう祈ってな」

「ありがとうございます。じゃあ、明日準備して来ますね。何時ぐらいですか?」

「朝一番だな。ちょっと説明することもあるし、何より時間がかかるからな」

「分かりました。今回は引き受けてもらってありがとう」

「今更だ。武器や防具を作ってはやれるが、命はできないからな。注意しろよ」

「はい。ヴォルさんも無理しないでね」

「ああ」

私たちはヴォルさんにお礼を言って鍛冶屋を後にする。

「結構すんなりいったね」

「まあ、昨日お爺様が挨拶しに行ったみたいだし」

「助かる。いま使っていた槍も、これ以上のものは武器屋に無いか、高すぎてな。どうしようかと迷っていたんだ」

「仲間が困ってるなら当たり前よ」

「なら、もっと前に紹介してくれても良かったがな」

「そういうこと言うの?」

冗談を言いながらも、私たちはまだ見ぬ武器に思いを馳せながらその日を過ごした。明日はまた早起きして、いよいよ防具の製作だ。
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