雪杜ナインプレイス 〜キミと雪見酒と、声にならない好き〜

乾為天女

文字の大きさ
28 / 40

第28話 マダム同士の戦い・公開収録編

しおりを挟む
 足湯前の広場に、いつもより一段高い仮設ステージが組まれていた。

 「うわあ、ほんとにやるんだ……」

 朝一番に様子を見に来た瑠奈が、思わずつぶやく。ステージの中央にはテーブルが二つ。その上には白いクロスが掛けられ、ライトの位置を確認するスタッフが忙しなく動き回っている。

 「当たり前でしょ。ラジオ局の威信をかけた企画なんだから」

 亜矢菜が、マイクスタンドの高さを調整しながら胸を張った。いつものゆるいパーカーではなく、今日は少しだけきちんとしたワンピース姿だ。胸元には、番組ロゴの缶バッジが光っている。

 「威信っていうか、ノリで言い出した企画じゃなかったでしたっけ」

 颯馬が、コードが足に絡まないように気をつけながらステージ脇を歩く。

 「最初はね。でもここまで準備したら、もう立派な本気企画だよ」

 亜矢菜は、ステージの端から足湯のほうを見下ろした。いつも観光客が足を浸している木製のベンチには、今日は『公開収録のため、午後一時から一時休止します』という札が下がっている。

 「で、本日の主役は……」

 視線の先、屋台テントの下では、二人の女将がエプロン姿で並んでいた。

 「雪椿」の女将・雪乃と、「海灯」の女将・沙織。どちらもこの町を代表する宿の顔であり、どちらも負けず嫌いで知られている。

 「雪乃さん、もう盛り付け始めてる」

 瑠奈が、テントのほうを指さした。

 「秋の前菜三種……って、これ、前菜っていう量じゃない気がするんですけど」

 丸い皿の上には、彩り鮮やかな前菜がぎっしりと並んでいた。栗と舞茸の白和え、小さな器に入った里芋の煮物、りんご園でとれたりんごを使ったなます。ひとつひとつが、丁寧に小さな一口サイズにまとめられている。

 「うちは『海灯風・秋の塩焼きプレート』よ」

 隣で沙織が、焼き上がったばかりの鮭の切り身を、柚子の輪切りと一緒に盛り付けていた。皿の端には、白波岬近くの岩場で採れたわかめの和え物が添えられている。

 「……ずるくない?」

 雪乃が、じとっとした視線を送る。

 「何がですの」

 「『白波岬近くの』とか、そういう言い方。九つの場所推しをうまく使おうとしてるでしょ」

 「あなたこそ、『りんご園でとれた』って何度も言ってましたでしょう?」

 二人の視線から、ぱちぱちと見えない火花が飛び散る。

 「はいはい、マダム同士の前哨戦はそこまででお願いします」

 亜矢菜が慌てて二人の間に割って入った。

 「本番はマイクの前でお願いしますから。今のやりとり、すごくおいしいので」

 「おいしいって、どっちの皿の話?」

 雪乃がつっこみ、沙織が「もちろん両方よ」と微笑む。その様子に、周りで準備を手伝っていた若いスタッフたちから、くすくすと笑いが漏れた。

    *

 午後一時。足湯前の広場には、予想以上の人が集まっていた。

 「本日は、『雪杜ぐるっとラジオ』スペシャル公開収録にようこそ!」

 亜矢菜の声が、仮設スピーカーを通して広場に響く。客席代わりに並べられたベンチには、観光客と地元の人たちが混ざって座っていた。足湯に浸かれない代わりに、みんな手に紙コップの温かいお茶を持っている。

 「本日の企画は……」

 亜矢菜は、わざと一拍置いてから、マイクを高く掲げた。

 「『マダム同士の戦い・秋の一皿対決』です!」

 拍手と歓声が広場を包む。子どもたちが「戦いだー」とはしゃぎ、年配の観光客が「豪華ねえ」と目を輝かせる。

 「ではさっそく、本日の挑戦者をご紹介しましょう。まずは、雪見社に一番近い宿、『雪椿』の女将、雪乃さん!」

 スポットライトが少し強く当てられ、雪乃がステージに上がる。落ち着いた紺色の着物に、首元には淡い紫のスカーフが結ばれている。

 「そして、白波岬への送迎でおなじみ、『海灯』の女将、沙織さん!」

 今度は、明るい色柄の着物をまとった沙織が、観客に向かって優雅にお辞儀をした。

 「本日は、このお二人が、雪杜の秋の味覚を使った『とっておきの一皿』を披露してくれます。審査員は……こちらにいらっしゃる皆さん全員です!」

 客席から、少しためらい混じりの笑いが起こる。

 「拍手の大きさで勝敗を決めますからね。味も見た目も、そして『誰とどこで食べたいか』まで想像しながら味わってください」

 「誰とどこで、ねえ……」

 客席の端で、龍護が腕を組んだ。

 「酒蔵が入ってないのは抗議していいところか?」

 「キミと雪見酒の日に、こっそりコラボしてください」

 颯馬が笑いながら耳打ちする。

    *

 まずは雪椿の一皿から。

 「こちらが、『雪椿・秋の前菜三つ編み』です」

 雪乃が、自らの皿を紹介する。

 「雪見社の祭りでお出ししていたお惣菜を、九つの場所ルートの途中でも楽しんでいただけたらと思って作りました」

 皿の手前には、栗と舞茸の白和え。奥には、小さな湯呑み型の器に盛られた里芋の煮物。その横には、りんご園でとれた林檎を使った紅白なますが、細い帯のようにくるりと巻かれていた。

 「三つ編み?」

 誰かが小声でつぶやくと、雪乃がにこりと笑う。

 「九つの場所のうち、秋に特におすすめしたい三つをイメージしました。雪見社、酒蔵、りんご園。どれも、誰かと並んで歩きたくなる場所ですから」

 その言葉に、客席から「おお……」という声が漏れた。

 続いて、海灯の一皿。

 「『海灯風・秋の塩焼きプレート』です」

 沙織は、鮭の切り身が乗った皿をそっと掲げる。

 「白波岬近くで見える海をイメージして、青いお皿を選びました。鮭は、川を遡ってくるイメージで、奥から手前に向かって置いてあります」

 皿の手前には、白いご飯が小さく盛られ、その上に海苔とごまが散らされている。横には、わかめの和え物が波打つように広がり、柚子の輪切りが小さな灯りのように添えられていた。

 「白波岬から戻ってきたあとに、誰かと『お疲れさま』って言い合いながら食べてほしくて」

 沙織の言葉に、白波岬を歩いたことのある客が、うんうんと頷いた。

    *

 試食タイムになると、足湯前の広場は一気に賑やかになった。テーブルの上には小さな取り皿が並べられ、順番に配られていく。

 「どっちもおいしい……」

 最前列に座っていた年配の男性が、困ったように眉を下げた。

 「どうしようねえ」

 隣の奥さんも、同じように首をかしげる。

 「拍手、片方だけ大きくするなんて、できる?」

 「それをやるのが今日の企画です」

 亜矢菜がマイクを持って笑う。

 「でも、迷うのもまた楽しい時間ですから。ゆっくり迷ってください」

 ステージの袖では、瑠奈と颯馬が皿の端に残ったソースをつつきながら、小声で感想を言い合っていた。

 「この紅白なます、りんごの酸味がちょうどいいですね」

 「鮭の塩加減も、海灯っぽい。歩いたあとに食べたくなる味だ」

 「さつまさん、どっちに拍手します?」

 「内緒」

 そんなやりとりをしているうちに、試食の時間が終わりに近づいた。

 「それでは、そろそろ判定タイムに移りたいと思います」

 亜矢菜が、ステージ中央に立つ。

 「まずは、雪椿・雪乃さんの『秋の前菜三つ編み』が良かったと思う方、拍手をお願いします!」

 ドン、と大きな拍手が広場を揺らした。足湯のベンチの後ろからも、遅れて拍手が重なる。

 「ありがとうございます。それでは次に、海灯・沙織さんの『秋の塩焼きプレート』が良かったと思う方、拍手をお願いします!」

 今度も、負けず劣らずの大きな拍手が響いた。途中から、どちらに拍手しているのかわからなくなった客も一緒になって手を叩いている。

 「えー……ただいま、亜矢菜の耳による判定を行っておりますが……」

 亜矢菜は、わざと大げさに耳を押さえてみせた。

 「……これは、引き分けとしか言いようがありません!」

 広場に、笑いと拍手が同時に広がる。

 「ちょっと、司会者。どっちかに決めるんじゃなかったの?」

 雪乃がマイクを手に取り、半分本気の声を出した。

 「そうですわね。負けたら、相手の宿の看板を一週間『九つの場所推し』にするって約束でしたのに」

 沙織も続く。客席から、「そんな約束してたの?」とどよめきが起きた。

 「お二人とも、本音をどうぞ」

 亜矢菜がマイクを差し出す。

 雪乃と沙織は、一瞬だけ視線を合わせ、それから同時にため息をついた。

 「……負けたくないとは思ってました」

 雪乃が、正直に言う。

 「うちの宿のお客さんには、『雪椿のごはんがいちばん』って思ってほしいですから」

 「私もです」

 沙織も続けた。

 「白波岬に送迎して戻ってきたとき、『やっぱり海灯が落ち着くわね』って言ってほしいですもの」

 観客席から、くすくすと笑いが漏れる。

 「でも、本当は」

 雪乃が、少しだけ声を落とした。

 「どっちかが勝って終わり、よりも……」

 「一緒に、九つの場所の『秋のごはん』を考えたかったですわ」

 沙織の言葉に、雪乃が大きく頷いた。

 「足湯のあとに食べたくなる軽い一皿とか、雪見社のお参りの前に少しだけつまむものとか。最近、そういう話ばかりしてたんです」

 「なのに、企画のタイトルが『マダム同士の戦い』になっていて」

 沙織が、ちらりと亜矢菜を見る。

 「どこのどなたか存じませんが、煽るのがお好きなようで」

 「はい、反省しております」

 亜矢菜が、素直に頭を下げた。その仕草に、会場から笑いが起こる。

 「じゃあ、ここで提案があります」

 マイクを持ったまま、雪乃が客席のほうを向いた。

 「今日のこの企画を、『戦い』じゃなくて、『秋のごはん会議・第一回』に名前を変えてもいいでしょうか?」

 「賛成の方ー?」

 沙織が手を挙げると、会場中の手が一斉に上がった。拍手が、さっきまでよりもずっと大きく響く。

 「ありがとうございます」

 雪乃は、ほっとしたように笑った。

  「じゃあ、この続きは、九つの場所のどこでどんなごはんを出したら楽しいか、みなさんの声も聞きながら考えていきたいと思います」

 「ラジオ番組のほうでも、今日の放送をきっかけに、『あなたの好きな雪杜の一皿』を募集します」

 亜矢菜が、すかさず宣言する。

 「足湯のあと、酒蔵のあと、りんご園のあと。それぞれの『声にならない好き』の味を、教えてください」

    *

 公開収録が終わるころには、足湯前の広場は、すっかり「秋の屋外食堂」みたいになっていた。

 「マダム同士の戦いって言うから、もう少しピリピリするかと思ってましたけど」

 片付けを手伝いながら、瑠奈が笑う。

 「結果的に、『マダム同士の寄り合い』になりましたね」

 颯馬が、使い終わった紙コップをゴミ袋にまとめながら言う。

 「でも、今日一番伝わったのは、『どっちの宿もこの町が好き』ってことだったと思います」

 そう言って、足湯のベンチのほうを見る。

 「九つの場所ルートに泊まる宿は一つだけ、なんて決まりはないからな」

 「はしごする人、出てきそうですね」

 「そのときは、ちゃんと送迎の時間、考えないとな」

 冗談交じりの会話の向こうで、雪乃と沙織が並んでステージを降りてきた。

 「さつまさん」

 雪乃が呼びかける。

 「冬の『キミと雪見酒』のとき、うちの前菜も少し置かせてもらえますか」

 「もちろんですわ。その代わり、白波岬帰りのプランには、雪椿さんの小鉢をつけましょう」

 沙織も続ける。

 「……それ、もう戦いじゃなくて、完全に共犯ですね」

 颯馬が笑うと、二人の女将も同時に笑った。

 マダム同士の戦いは、結局、誰も傷つけることなく終わった。残ったのは、九つの場所を歩いたあとにどんなごはんを並べるか、という新しい宿題だけだ。

 それはきっと、この町の「声にならない好き」を、もう一歩だけ先へ運んでくれる宿題になる。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

裏切りの代償

中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。 尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。 取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。 自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

二年間の花嫁

柴田はつみ
恋愛
名門公爵家との政略結婚――それは、彼にとっても、私にとっても期間限定の約束だった。 公爵アランにはすでに将来を誓い合った女性がいる。私はただ、その日までの“仮の妻”でしかない。 二年後、契約が終われば彼の元を去らなければならないと分かっていた。 それでも構わなかった。 たとえ短い時間でも、ずっと想い続けてきた彼のそばにいられるなら――。 けれど、私の知らないところで、アランは密かに策略を巡らせていた。 この結婚は、ただの義務でも慈悲でもない。 彼にとっても、私を手放すつもりなど初めからなかったのだ。 やがて二人の距離は少しずつ近づき、契約という鎖が、甘く熱い絆へと変わっていく。 期限が迫る中、真実の愛がすべてを覆す。 ――これは、嘘から始まった恋が、永遠へと変わる物語。

診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。 そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。 「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。 時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。 多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。 この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。 ※医学描写はすべて架空です。

処理中です...