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学園編

寮の部屋にて シャリオside

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男子棟の605号室が僕の部屋になった。
コンコンッ
「はーい、空いてるよー」
ノックをすると中から返事が返って来た。
「お邪魔します」
中に入ると茶に赤のメッシュの入った短髪の男の子がいた。確か同じクラスだったはず名前は…マルタ?だったかな?
「おかえりかな?帰る部屋になるわけだし。さっきぶりだねシャリオ君あらためて自己紹介を私はマルス・ネフライトだよ。よろしくね。」
マルタじゃなくてマルスだった。ネフライトは確か伯爵家?だったかな?あとでシュリアに聞こう。
「僕はシャリオ・スターシーだよ。よろしくね。たまに妹のシュリアが来ることがあるけど手出したりしないでね」
シュリアに手を出さないように釘を刺すのも忘れない
「そんな事しないよ。目の前に番犬がいるのに仲良くしよう。」
マルスが手を差し伸べたので僕はマルスと握手しあった
「「あのさ、剣の稽古とかしてる?」」
二人揃って同じことを聞き合う。2人とも同じように剣を使うことでできるタコなどで手が硬くなっていたのだ。
「うん、してるよ」
「僕もしてるよ」
「今度試合しない?」
「賛成」
気の合う同室のようで何よりだ。シュリアにても出さなそうだし。仲良くできそうだ。


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