アベ・コベの日常

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幼少期

アベとコベとの生活 後編

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「よし、飯も食べ終わったし、風呂に入るぞ」
自分が飯を食べたかったが為に風呂を後回しにしたが、特にアベは酷い状態でしばらく風呂に入っていないようだった。
「…風呂…何…?」
…は?風呂って何ってことか?
「もしかしてアベは風呂に入ったことがないのか!?」
「…風呂…分からない…」
しばらく入っていないどころか1回も入ったことがなかったらしい。
「私は1回だけ入ったことがあるよ~。確か1ヶ月前だったかな?」
「今すぐ風呂に入るぞ」
俺はすぐに2人を抱えて風呂場に行き
アベの服を脱がせた。
「コベは自分で脱げよ。身体洗ったりとかも自分でどうにかしろ」
「は~い」
コベは入ったことがあるようなので自分でどうにかするだろう。
「アベ目つぶっとけよ泡とか入ったら染みるぞ」
「…分かった…」
アベを洗うと泡はすぐに茶色になった。
「うわぁーすげい汚れてんな。コベ自分でできてるか?」
「私は見たら分かるから大丈夫だよ。それよりアベしっかり洗ってあげてね~。多分シンはビックリするはずだよ~」
コベが言っていることはよく分からなかったがアベの泡を1度流すことにする。
「アベ流すぞ。口と目閉じとけよ。」
アベが頷いたのを確認してからお湯で泡を流すと、コベの言っていたことの意味が分かった。
「アベ…お前黒髪じゃなかったのか…」
アベの髪の黒は汚れだった。3度ほど洗うと綺麗な白髪になった。
「だから驚くっていったでしょ~」
先に洗い終わり湯船に浸かっているコベが呆れたように俺に言う。
「いや、誰でも驚くだろ!というかお前はなんで知ってたんだよ。」
「だって~私がもともと居た貧民街はアベがいた貧民街と同じところだよ~。1歳ぐらいから親のせいで移動するまでずっと一緒に遊んでたしね~」
ドンから聞いていないが本人が言っているのだし本当なのだろう。
「…俺…コベ…知らない…」
アベが覚えてない方が当たり前のことなんだ。コベは頭が良すぎるらしいからきっと記憶力もえぐいほどあるんだろう。
「だからアベのこと話さなかったのか?」
「いや~1歳で大人より足早かったり、大人ぐらいの壁登ったりするような面白い人物を私が離すわけないでしょ~。それに私とアベが出会ったのは運命だからね~引き離す人がいたらどうにかしないとね~」
少し狂気を感じるほどのコベのアベへの執着には驚きを隠せない。
「そろそろ上がって寝るか」
コベと話をしている間からうとうとしていたアベと話が終わってからうとうとしだしたコベを抱えて風呂を出る。まだ子供らしい部分が残っていて少し安心するそれほどに2人は特にコベは大人びていた。
「そういえば、こいつら服なくね?」
今になって2人の服がないことに気が着いた
もちろん俺が子供服を持っているわけがないし着ていたボロボロの服を着させるわけにも行かない。とりあえずは俺のシャツを着せることにした。
「ブカブカだな。明日服も買わないとな。どんどん買うものが増えてくな。」
明日に備えて今日は寝ることにする。ベッドに2人を降ろすと向かい合うようにして寝だしたのでアベの後ろから2人を抱えるようにして寝転ぶ。寝ていれば何もしなくて可愛いのにとおもいながら俺も眠りについた。
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