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第3章雑談:千秋
失踪者のこと
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「実は、気になってる事があるんです」
「何かな?」
「私の世界で、神隠し事件は……
解決の手がかりが、
全く無い、ってことになってます。
もちろん、生き残りも、
帰ってきた人も……いないって」
「それは嘘」
「はっきり言いますね!?」
「私たちや、他の世界の人達が
どのくらい、華菜ちゃんの世界の人を
帰せているかは分からないけれど……
帰ってきた人がいないっていうのは
誰かが何かを隠してるってことじゃないかな」
「誰か?」
「そう。
すっごーく偉い、誰か。
その人が本当に偉いのかは分からないけど
国では偉いと思われてる……」
「……え、まさか」
「そう、そのまさか。
どんな世界でも、どの国でも。
偉い人のやることは、似たり寄ったり」
そういうのって……
なんか、許せないな……。
「何かな?」
「私の世界で、神隠し事件は……
解決の手がかりが、
全く無い、ってことになってます。
もちろん、生き残りも、
帰ってきた人も……いないって」
「それは嘘」
「はっきり言いますね!?」
「私たちや、他の世界の人達が
どのくらい、華菜ちゃんの世界の人を
帰せているかは分からないけれど……
帰ってきた人がいないっていうのは
誰かが何かを隠してるってことじゃないかな」
「誰か?」
「そう。
すっごーく偉い、誰か。
その人が本当に偉いのかは分からないけど
国では偉いと思われてる……」
「……え、まさか」
「そう、そのまさか。
どんな世界でも、どの国でも。
偉い人のやることは、似たり寄ったり」
そういうのって……
なんか、許せないな……。
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