白き時を越えて

蒼(あお)

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第5章雑談:千春

千秋さんのこと

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「千秋、いい顔をするようになった。
 きっと、教えがいのある後輩ができた
 お陰だと思う」
「……それはどうでしょうか?」

「星川 千秋ってちょっとした有名人だからね。
 その人が先輩だと聞くとね、
 教わる方が緊張しちゃって。
 その緊張が千秋にも伝わって……
 あの子は人にうまく
 教えることが出来なかったんだ」
「そ、そうだったんですか……」

「まぁ、教えるのが苦手な人は
 結構いるから、千秋もそういう類の
 人間、と今までは思われてた」

「でも、千秋に対する
 先入観のないふたりが来て……
 そのふたりともが、きっちり育った。
 これは、千秋にとって大きいよ」

「……未来があれば…ね」
「千春さん……」

「おっとっと。話が暗くなっちゃったな。
 とにかく、アンタ達のお陰で
 千秋は楽しかったと思うよ」
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