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第5章雑談:千春
自分のこと
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「やり残したことが、ひとつある」
「……なんでしょうか?」
「言っても、しょうがないこと。
だから言わない」
「でも、話題にする時点で
かなり気にしていますよね?」
「…………」
「話すだけなら、いいんじゃないでしょうか?」
「…………。ずっと……
ずっと、華菜ちゃん綾ちゃん中心に
計画を進めてきたような風に
話してたでしょ? それは本当。
でも、私たちにはもうひとつ、目的があった」
「……空山の妹、夏美ちゃんの捜索。
失踪当時3歳っていう幼さだから
死んでる可能性も高い……。
でも、死んでないかも知れない。
なにより、大規模失踪事件で消えた人も
ちゃんと見つけることが出来るって……
証明したかった……」
「…………」
「それだけが、残念だよ」
「……なんでしょうか?」
「言っても、しょうがないこと。
だから言わない」
「でも、話題にする時点で
かなり気にしていますよね?」
「…………」
「話すだけなら、いいんじゃないでしょうか?」
「…………。ずっと……
ずっと、華菜ちゃん綾ちゃん中心に
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話してたでしょ? それは本当。
でも、私たちにはもうひとつ、目的があった」
「……空山の妹、夏美ちゃんの捜索。
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