【完結済】高校時代に書いたファンタジー小説を原文ママで投稿してみる

蒼(あお)

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本編(聖の旅編)

第三話 最強のお姉さま

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 聖達は"風の神殿"へ急ぐ。
"風の神殿"は山の中にあるらしい。

途中、谷川の橋を渡らなければならないのだが、
聖達はそこまで来て愕然とする。
「・・・・・・・・・・・・・・橋って・・・・・まさかあれ?」
聖は、向かい側の崖に木ぎれがぶらさがっているのを指さしながら聞いた。
「・・・・・・・・・・間違いなく・・・・・あれやなぁ・・・・・・。」
波人は目を覆いながら答えた。
「・・・・うっわ~・・・・こんなとこ渡れねぇよ。」
「ちっ・・・・・しょうがねぇな・・・・。回り道だ。」
シヴァはそう言って、山を下り始めた。
「え~!マジ!?マジで下りんの!?半日かかって登ったのに!!」
聖は思わず叫んだ。
「・・・・・・・・・黙れ。」
シヴァが怒り気味の低い声で言うと、聖はしぶしぶ山を下りる。
やっと山を下りきる事ができたのは、深夜になってからだった。
「・・・・野宿やな。」
波人があきらめたように言った。
「・・・・・・・・・・それしかねぇみたいだな・・・・・。」
さすがに今から村を探しに行くのは嫌なので、聖も賛成した。

 あたりが明るくなったらしく、眩しいので目を開けてみると朝だった。
「・・・・・・・・・ん・・・・おはよう。」
聖は目をこすりながらすでに起きていたふたりに挨拶した。
「おはよー。」
波人だけが挨拶を返す。
「・・・・・・・・・・・・・食え。」
シヴァは無愛想に、朝食らしき魚を聖の目の前に持ってきた。
「・・・・・・・さんきゅ。」
聖はそれを受け取り、すぐに口の中へ入れた。
「じゃあ行くぞ。」
シヴァは勝手に歩き出した。
「!!!!」
まだ魚をほおばったままの聖は慌ててついていった。
波人はそれをみてくすくす笑っていた。

 聖達はまた山を登っていった。
しかし今回の山はなかなかいりくんでいる上に、
シヴァや波人もあまり通ったことがなかったので迷ってしまった。
「・・・・・・あ~あ・・・最悪・・・・。」
聖は誰にも聞こえないように小さな声で呟いた。
 現在地がわからぬまま昼過ぎになってしまい、三人が困っていると
頭の上でガサッという音がした。
「!!」
さっと上を見ると、ひとりの茶髪の女が木の枝の上に乗っていた。
「・・・・・・・・・・・・・お前ら・・・・・。」
女は何か言いかける。
「?」
「・・・・・・・・・・・・・山賊か!?」
「・・・は?」
女の言葉があまりにも突飛だったので、聖達は一瞬凍りついた。
「・・・・村の者達の仇だっ!喰らえっ!!」
女は木から飛び降りて、まず聖の顔を蹴った。
「!!」
次に波人の足を引っかけ、こけかける彼を後ろ回し蹴りで吹っ飛ばした。
「うあっ!」
波人はなんとか着地するが、女は意外に素早いようで、

背後に回られ背中を蹴られた。
「最後はお前だ!!」
女は叫びながらシヴァに殴りかかる。シヴァはいとも簡単にそれを避けた。
「・・・・まだまだっ!!」
女は続けて蹴ろうとするが、シヴァは簡単に受け止め足を掴んだ。
「はっ・・・・・・・放せ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
女は足を動かそうとするが全く動かせなかった。
「・・・・・・・お前は何か勘違いをしていないか?」
「・・・・・・・何をっ!」
女は掴まれていないほうの足で跳び上がり、シヴァの手を蹴った。
「!」
シヴァは女の足をはなしてしまう。
女はまた攻撃しようとしたが身動きがとれなくなった。
「!!」
なぜなら両肩を聖に押さえられてしまったからだ。
「・・・・・・・まぁ落ちつけって。俺達は山賊じゃねぇよ。」
「・・・・・・・・・・・・。」
女はどうしようもなくなったので、おとなしくなった。

 聖は女を丁度そこにあった切り株に座らせた。
「・・・・・・・・・・・・・・落ち着いた?」
しばらくしてから波人が聞いた。
「・・・・・・・お前ら・・・・本当に・・・・・・。」
女が言いかけると波人は自己紹介した。
「ちゃうて。わしは神界七大神・津 波人!

そっちの無愛想な奴がシヴァで、反対側のアホ面が聖!」
女はそれを聞くと驚いて叫んだ。
「・・・・・・神界七大神!?」
「そや。・・・・・・・まぁ今はたいしたことできとらんけどな・・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
女は黙ってしまった。
「・・・・・・・・村って・・・・どこにあるんだ?」
聖が聞いた。
「もう・・・・・ないよ。」
女は答えた。
「え・・・・・?」
「今は廃墟だから。」
「・・・・・・。」
女は続ける。
「・・・・・・あたしはね・・・そのときいなかったんだ。

あたしはそのとき、闘技場にいて・・・・。
遊んでたんじゃないよ。

あたし達の村は貧しかったから・・・・あたしが闘って稼いでたんだ。
相棒と村に帰ったときは頭の中が真っ白になったさ。

・・・・・全員殺されてたんだから。」
「・・・・・・・・その相棒は・・・?」
「死んだ。食料求めて山に入ったときだったかな・・・・。
はぐれて、その次会った時にあいつは殺されてた。」
場は静まりかえる。
風が木の葉を揺らす音だけが聞こえた。
「・・・・・・それって本当に山賊の仕業か?」
波人が言った。
「・・・違ったら誰がやったって言うんだ?」
女は挑戦的に聞いた。
「・・・・・・・・・山賊がわざわざ貧しい村襲うかなぁて。」
「でも山賊じゃなかったら誰が村を襲うんだよ!?」
女は怒鳴るように言う。
「・・・・・・・・・いる・・・・貧しい村を襲って皆殺しにすることが、
自分たちにとってメリットになる連中が・・・。」
シヴァが低い声で言った。
「え・・・・?」
「魔族だ。」
女はそれを聞いて、言われてみれば・・・・という顔をした。
「・・・・・・確かに魔族なら、村の富は関係ないね・・・・・。人さえいれば、飯が喰えるんだから。」
「そういう事だ。」
女はしばらく考えてから、こう聞いた。
「・・・・・・・ねぇ・・・・・・神界七大神って、今も魔王討伐しようとしてる?」
「・・・・・・!」
三人は驚いた。
「・・・・・・俺が・・・・・一応、結城 聖夜の代わり・・・・・らしいけど。」
聖が言った。
「・・・へぇ・・・・。じゃあさ、あたしも付き合わせてよ。魔王は魔族の長。
奴の討伐をあたしが少しでも手伝うことができたら
・・・・・みんな浮かばれるんじゃないかな・・・って思うんだ。・・・・・駄目?」
「え・・・・・・・。」
聖はシヴァのほうを見た。三人で行動しているとはいえ、大切なことを決めてくれるのはいつもシヴァだ。
シヴァは呆れた顔をしながら、女に言った。
「・・・闘技場で稼いでいたと言ったな?

それはお前がかなりの実力だと取って間違いないか?」
「・・・・・・・・・・格闘技なら自信があるよ。あと・・・・・・気功術を少し。」
「そうか・・・。」
シヴァは女のそばへ寄った。
「・・・・・名前は?」
「楓・・・・・五十嵐 楓・・・・。・・・・いいんだね?ついて行っても。」
「・・・・・・・・俺は実力があるなら来る者を拒まない。ただし、命の保証もしない。
死んでも知らないからな。」
シヴァの判断だ、誰も反対しなかった。

 楓は山の事をよく知っていた。
楓のお陰ですぐに山を登りきることができ、あと少しで風の神殿というところまで来れた。
「・・・・・・すげぇ詳しいんだな。」
聖がしみじみと言った。
「・・・何度も出入りしていたからね。」
「けど、こっからは山に詳しいからはよ行ける、という訳にはいかんみたいや。」
波人が言う。
「?」
聖と楓は辺りを見回した。
「・・・・・・・!」
自分たちのまわりに、無数の気配がある・・・・・・!
「何?どっからわいてきたのこいつら?」
楓が聞いた。
「知らんわ。知ってたら警戒せえへんやろ。」
「・・・・強行突破だ!」
シヴァが言うと四人は走り出した。
この気配が味方である可能性は皆無に近いし、この状況から抜け出すには強行突破以外無い。
 聖と楓が前方の敵をふっ飛ばしながら走り道をつくる。
「・・・・・・・また魔族じゃん!」
聖が相手を殴りながら言う 。
「魔王を敵に回してるんだ、当然だろう。」
シヴァは後ろから追ってきた足の速いらしい敵を蹴飛ばしながら言った。
登り道はかなり厳しいが、それでも四人は走り続けた。

まだもう少しは続きそうな登り道。
相変わらずの勢いで魔族が襲ってくるのでスピードを落とすことができない。
そんなときに、四人のうちのひとりが、"倒れた"。
「・・・・・・・・・・・・・・・シヴァ!?」
他の三人はすぐに止まりシヴァのところまで引き返す。
聖は倒れたのがシヴァだというのが信じられない気がした。
「・・・・どうしたんだ?!」
聖は焦りながら聞いた。シヴァは息を切らしている。
「・・・・・・・はぁっ・・・は・・・・たいしたことはない・・・・。」
「イヤ、どう見てもヤバそうだけど・・・・?」
素人目に見ても、シヴァの身体のどこかが悪いというのはわかる。

聖は思いきって言った。
「・・・・・・・病気か?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
シヴァは答えなかった。
後ろを見ると波人と楓が必死で敵を防いでくれている。
はやく加勢した方がよさそうだ。
聖はシヴァを気にしながらふたりの方へ行った。

「俺が相手だっ!!」
波人と楓の間を通って、勢いよく敵に突っ込んでいく聖。
丸腰でどんどん敵を殴り倒していく。

それを見た楓も、聖の近くに走っていって、いっしょに闘った。
「・・・・・・こっちはほっといてもいけそうやな。」
波人は半ば呆れた口調でそう言うと、シヴァに近寄る。
「いけるかー?」
「ほっとけ・・・・。」
シヴァはまだぜぃぜぃはぁはぁ言っていた。
「やっぱ言うとくべきなんちゃう?先はまだまだ長いんやし。」
「・・・・・・・・そうかも・・・・・しれんな・・・・。」
シヴァは額の汗を拭いながら言った。

「ねぇ?」
楓が敵を蹴りながら聖に聞いた。
「・・・・・なんだ?」
「結城 聖夜さまの代わりなんでしょ?

じゃあ殴るより剣で闘う方が楽なんじゃない?
封印するなり殺すなりしてさ。」
「・・・・・んー・・・・俺剣術からっきしなんだよなー実は。
しかも魔法の方も殆ど使ったことねぇし。

んでもって人を殺したことねぇから殺そうにも殺せねぇ。」
「・・・・・・・・はぁぁ!?」
楓は呆れかえった。
「それでよく今まで生きてこられたねぇ・・・・・・。」
「いちおーつい一週間前はすんげぇ平和な村に住んでたわけよ。
俺は毎日喧嘩ばっかりしてたけど、
いきなり軍隊のおえらいさんが踏み込んできたりするようなところじゃなかったし。
さびれた山の街道の村さ。・・・・・・・・もう無いけど。」
聖はため息をついた。
「・・・・・・・何?あんたの村も賊に滅ぼされたんだ?」
「よくわかったな。」
「このご時世、村が滅びる理由は戦争か賊くらいだよ。」
「・・・・・・・・そうか・・・・。」
楓はいつまでも増え続ける敵を見てうんざりした。
「はぁ・・・・・・・あんたらうるっさいよ!!」
そう言って彼女が両手を前に出すと、

ゴォォというもの凄い音が鳴って魔族達は消し飛んだ。
「・・・・・・・・・・・・・今のが気功?」
聖はその威力に少し驚きながら聞いた。
「そうだよ。弱い奴らなら死んじゃうね、はっきり言って。

さっきのも身体ごと吹き飛んじゃった。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「あたしはそうしなきゃ生きてられない世界にいたんだ。
だからあんたみたいな綺麗事は言わない。」
「・・・・・・綺麗事ねぇ・・・。それはともかく、気功術って誰でも使えんの?」
聖はいかにも痺れたという感じで、手のひらをぱたぱたと振っていた。
「・・・・練習すれば誰でも威力を出せるようになる簡単な術だよ。」
「じゃ、教えてくんない?」
・・・・・・・・結城 聖夜さまの代わりが気功術ねぇ、
楓はちょっと変な感じがしたがまぁいいかと思った。
聖はついこの間までただのガキだったようだし。
「・・・・・・こう・・・相手を殴ったり蹴ったりするのと同じような気持ちで

相手に手をかざす!
それだけ。」
楓は実演して見せた。
「ほらね。コツは出す前に相手の吹っ飛んだところを想像する・・・・・かな。
相手が負けているところを想像するのは、相手より強い"気"につながるから。」
「・・・・・・・・・・・わかった。」
ここでも"気"かと聖は思った。
魔法や術法は、ランクにかかわらず基本は同じらしい。
「いよぉしっ!」
聖は思いきり手を前に突き出した。
「お初でごぜぇます!!!」
聖の初めての気功で、かなりの数の魔族が遙か彼方へ飛んでいった。
その様子を見て楓は吹き出した。
「初めての気功でそんだけ威力出せるんなら、

他の魔法だってかなりいけるだろうに。」
「・・・ま、こんどシヴァか波人に習ってみるわ。」
ふたりは殆ど遊びながら、魔族達を一掃した。

「ん!片づいたよ。」
聖は余裕の口調で言った。
「・・・・・・なんかちゃっかり気功術教わってたみたいやしなぁ。」
波人は何故かうらやましそうな顔で言う。
「あ、バレてた?」
「あんだけ派手に使ってん見て気づかなんだら相当なあほやんけ。」
「・・・・・・ま、それもそうだな・・・・・・。で、シヴァはどうなんだ?」
聖は一番気になっていたことを尋ねた。
「ああ、あいつね・・・・・。大事なことやし、本人の口から言うてもらおか。」
波人がシヴァをちらっと見ると、シヴァはあからさまに嫌な顔をした。
「まぁまぁ・・・・。それとも何か?わしから説明して欲しいんか?」
「・・・・・・・・いい。」
シヴァは波人を押しのけながら言う。
こいつに説明させたら余計ややこしくなる・・・・そんな感じの顔をしながら。
「・・・・あたしも聞いていいね?」
楓が聞いた。
「勿論だ。」

シヴァは倒れたときについた土を軽く落とすと、話を始めた。
「・・・・・・単刀直入に言う。・・・・・・・・・俺は・・・・・・呪詛にやられている。」
「!!」
聖と楓の表情が固くなる。
呪詛とは・・・・知ってのとおり強烈な呪いのこと。強い術者しか使えない・・・・
高等魔法と匹敵する術。
「・・・・・・・・原因はともかくとして・・・・症状はさっきのとおりだ。」
「・・・・心臓発作・・・・みたいな?」
聖が控えめに聞く。
「ああ。まぁ症状の出ていないときは特に普通の者と変わらないし、

生活にも障害はない。」
「・・・・・・・いきなりぽっくり逝っちゃうなんてことはないわね?」
楓は特に何かを遠慮している様子ではなく、聖の聞きづらいことをあっさり聞いた。
「・・・・・さぁ・・・・・・それはどうだろうな?俺にもわからん。
と言っても呪詛を受けたまま千五百年ほど生きているからな。
この闘いの間ぐらいは死なないだろう。」
「そう・・・・。」
「下手に俺の心配をしたりするよりは、放っておくほうがいいだろう。

俺は決して弱くはない。」
シヴァのセリフにどんな言葉を返せばいいのか、聖にはわからなかった。
・・・・・シヴァは確かに強そうだ。けど、だから放っておいていいのか・・・・・・。

炎の神殿で、波人がシヴァを庇っていた理由がわかった。
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