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本編(神界大戦編)
第五十六話 魔王からの手紙
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廊下には誰もいなかった。
その何も無い廊下に緑色の光が現れる。
「!?」
聖夜は一歩下がって構える。緑色の光は魔族の姿になった。
「・・・・・・そんなに警戒するな。」
金髪にオレンジの瞳。
「・・・貴様は・・・・・・。」
「魔王からの手紙とオマケだ。」
フィアルは封筒を投げてよこす。
聖夜はそれを受け取ると、フィアルの動きに警戒しつつ読み始めた。
----------------------------------------------------------------
三大神“直属”神界統治代行・神界政府・七大神
結城 聖夜殿
ごきげんよう、結城殿。
私があなたに手紙を送るのは、これが最初で最後でしょう。
今回の魔界政府軍の神界侵略の件は、私の責任でもあります。
そして政府軍の目的が“神の書”であることは、
すでに神界だ、魔界だと喧嘩している場合ではないことを私も理解しています。
私の部下フィアル=クレヴァースをお使い下さい。
彼には神界側の勢力や神の書に一切手出しできない術を施してありますので、
ご安心下さい。
試してみてくださっても結構です。
賢いあなたなら“神の書”の内容の予想くらいはついているでしょう。
魔界の裏では“神の書”の内容についていろいろな“噂”が立っております。
その中で私が一番信じているものを教えておきましょう。冒頭についての噂です。
『この書を手にする者よ、お前に天地創造の三大神を敵に回す覚悟があるか。
この書の内容を知ろうとする者よ、お前にたったひとりで闘う勇気はあるか。
この書の内容を知れば、お前は大切なもの全てを捨て闘わねばならない。
この書の内容を一文でも読めば、お前は一生この書を手放せない。
その覚悟があるか。あるならば読めばよい。
・・・ないならば・・・この書を今すぐ閉じ封印なさい。』
この冒頭が本物だとしたら、
この世界の存亡をかけて種族の隔てなく“神の書”を護るべきですね。
私の“復讐”もそちらの“魔王討伐”も、
この世界がなければできることではありません。
フィアルを上手く使ってください。
健闘を祈ります。
イーヴル=セイヴァーン
----------------------------------------------------------------
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
手紙を読み終えた聖夜は、フィアルを頭から足先まで見る。
「そういう訳だ。俺としては、“神の書”とやらが
魔界に渡ったら本当に世界がブッ壊れるのか、知りたいところなんだがな。」
「・・・・・イーヴルは一体何者だ?
神に手出しできない術、“神の書”に手出しできない術・・・・。
今の神界の魔法の理論式から言えば考えられない術だな。」
「今の魔界の理論でもありえないだろうよ。奴は特別だ。
神界のアホ共の大部分は知らないだろうが、貴様なら気付いているだろう?
魔族は三大神が殺しそこねた前文明の者達だとな。」
「そういうことを軽々しく言うと自滅するぞ。」
聖夜は特に驚いた様子もなく、そう言った。
「三大神ってのは変なところで甘いからな。
知ってる奴に言ってもどうってことはない。
・・・・・こういうのは知ってるか?なんで三大神が魔族を殺しそこねたか。」
「・・・・・・・・・・・。」
聖夜はフィアルを睨みつける。
「知っているだろう?お前は“神界・魔界統一政策”を始めるかなり前から、
神界に残る遺跡、魔界に残る遺跡を調べまくってたのだからな。」
「・・・・・・大賢者シャレアの事か。」
まわりの目を気にして、聖夜が言った。
「俺はそいつの居場所を知ってる。」
「何!?」
彼が生きていれば、神界と魔界の関係を良くする手だてがあるかもしれない・・・・
聖夜が何度そう思ったことか。
聖夜の推測では、大賢者シャレアは前々文明人で、
とにかく強大な力を持っていた人物。
その強大な力のせいで彼は前々文明の崩壊時にただひとり生き残り、
そこで何かを知ったのだ。
そして前文明の崩壊時。今度は自分の肉体が壊れることを事前に知った彼は、
最期の力で何十人かの魔族を護り、生き残らせることに成功。
それが増えて今に至る・・・そんな推測。
遺跡の壁に魔界の古代文字が掘られていたのをみつけたことがあった。
聖夜は好奇心から、魔界の古代文字の解読を学んだのでそれを読むことができた。
そこに記されていたもの。それは明らかに、“残す”為に書かれた文章。
自分の暮らす世界が壊れることを知っていて記した文章だったのだ。
天地創造の三大神が、世界がどうしようもなく汚れれば
その世界を壊すというのは有名な話。
だがそれはいたずらをする子供を叱る時のフレーズになるほどの、
つまり単なる一般知識としてだ。
“いつ”壊されるかなど知ることができないし、
そうならぬ為に頑張るのがそこに生きる人々だった。
『私ハ神ノ書ニ全テヲ記シ逝ク』
・・・その日、遺跡で見てしまった一文。“神の書”の内容の予想はつく。
だが推測と事実は違う。
大賢者シャレアは、それを推測ではなく“事実”として知ってしまったのである。
「彼は・・・生きているのか?」
聖夜の声は少し震えている。
「さて?どうだろうな。」
シャレアという名前は珍しい名前ではない。手当たり次第探すというのは不可能だ。
フィアルはにやにやしながら、聖夜に背を向ける。
「俺は“神の書”の祭壇に行く。盗めないんだから文句はないな?」
「・・・・・・・・・ああ。」
シャレアが魔王イーヴルに宿っていること。それは、皮肉だとしか言いようがない。
フィアルが祭壇へ向かおうと廊下を歩くと、曲がり角のところにシヴァがいた。
「・・・・・・・・・・・。」
シヴァは特に警戒した様子を見せない。
「話、聞いてたな?」
フィアルは嫌味な笑みを浮かべる。
「別に盗み聞くつもりはなかった。」
シヴァの態度は冷たい。
「・・・せっかく会えたのにこの間の礼ができないのは残念だ。」
そう言ってフィアルはまた廊下を歩いていく。
シヴァは鼻を鳴らした。
「・・・・いたのか、シヴァ。」
聖夜に声をかけられて、シヴァは少し驚いたように肩をすくめる。
「悪いな。聞きたいことがあって待ってたんだ。
そん時にお前達が話してたから・・・気になって聞いちまった。」
シヴァは申し訳なさそうに手を合わせた。
「いいよ。隠さなければならないような話を、こんなところでしていた私が悪い。」
「・・・・お前は・・・ずっと前から知ってたんだな。三大神のこと。」
言われて、聖夜は目を逸らす。
「すまない・・・。どうしても話せなかった。
皆にまで三大神を疑うような心を持って欲しくなかったんだ。」
廊下を風邪が吹き抜けた。どこかの窓が開いているのだろう。
「結局疑ってるけどな。こっちは・・・聖と会ってからだったかな、気付いたのは。
それから、封印を解いた後の風真が“魔界は前文明だ”って気が付いて・・・。」
そこまで言うと、シヴァは言うのをやめてしばらく考え込んだ。
「?」
聖夜はシヴァの顔を少し覗く。
「・・・・・・そうか、そうだったのか!!」
シヴァは、勝手にひとりで納得する。
「おかしいと思ったんだ、聖についての記憶が薄れていくのが。
それは俺達の三大神への疑いを忘れさせるためだったんだ!」
「・・・・・・・・!」
そうだとすれば辻褄が合う。
風真の予想では“三大神は歴史の表舞台から消えたがっている”という事だった。
全て正しいわけではないだろうが、
それを事実と仮定すれば“聖”という人物の“存在した証拠”を消すはずがない。
それでは聖を聖夜にした意味が無くなるのだ。
だが、事情は少し違った。七大神が皆、三大神を疑い始めてしまったのだ。
自分たちに疑いをもたれては色々なことに支障が出る可能性もある。
だから、少々強引でも疑う意識を消す必要があった。
・・・聖という人物の記憶と共に。
「ずっとおかしいと思っていたが・・・そういうことか。」
「やけにサッパリした顔をしているな?」
聖夜は妙に明るい顔をしているシヴァを見て不思議そうに言った。
「・・・戦の前に不謹慎ではあるが・・・
千年以上前から不思議に思っていたことが、今わかったんだからな。
お前は三大神を疑っていることがバレないようにもう一度魔族に近づこうとしたんだ。
制作失敗後の・・・あの頃の魔界は
理由も無しに行けるような場所じゃなかったからな。」
「・・・・・・・隠し事も結局バレてしまうんだな。」
聖夜は頭を掻いた。
「・・・・・隠し事したまま逝くんじゃねぇよ、バカ。皆本気で悩んでたんだ。
お前が殺しの命令を黙って受けるなんておかしいと。」
「・・・・悪かったよ。でも神界に私たちは必要だっただろう?
忠誠を誓うべきお方を疑って、みんな仕事ができるか心配だった。
私自身、ね。」
そうやって、いつも仲間と神界の事に気を配る。
を配られたくないところまで、気を配る。
「まったくもってバカだな。お前らしいぜ。・・・・・あいつもな。」
死ぬまで秘密を守り通した聖夜。何も知らぬ振りをしてひとりで逝った聖。
彼らは本当によく似ている。
「・・・・・・・聖か・・・。そんなことは不可能なんだろうが、
是非会って話してみたい男だな・・・。」
聖の復活に成功すれば、聖夜は今度こそ自分の逝くべき場所へ行く。
「・・・行こう。きっとみんなが待ってる。」
シヴァが言うと、聖夜は小さく頷いた。
「そうだな。」
人気の無いポーリアに、冷たい風が吹き抜ける。
その何も無い廊下に緑色の光が現れる。
「!?」
聖夜は一歩下がって構える。緑色の光は魔族の姿になった。
「・・・・・・そんなに警戒するな。」
金髪にオレンジの瞳。
「・・・貴様は・・・・・・。」
「魔王からの手紙とオマケだ。」
フィアルは封筒を投げてよこす。
聖夜はそれを受け取ると、フィアルの動きに警戒しつつ読み始めた。
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三大神“直属”神界統治代行・神界政府・七大神
結城 聖夜殿
ごきげんよう、結城殿。
私があなたに手紙を送るのは、これが最初で最後でしょう。
今回の魔界政府軍の神界侵略の件は、私の責任でもあります。
そして政府軍の目的が“神の書”であることは、
すでに神界だ、魔界だと喧嘩している場合ではないことを私も理解しています。
私の部下フィアル=クレヴァースをお使い下さい。
彼には神界側の勢力や神の書に一切手出しできない術を施してありますので、
ご安心下さい。
試してみてくださっても結構です。
賢いあなたなら“神の書”の内容の予想くらいはついているでしょう。
魔界の裏では“神の書”の内容についていろいろな“噂”が立っております。
その中で私が一番信じているものを教えておきましょう。冒頭についての噂です。
『この書を手にする者よ、お前に天地創造の三大神を敵に回す覚悟があるか。
この書の内容を知ろうとする者よ、お前にたったひとりで闘う勇気はあるか。
この書の内容を知れば、お前は大切なもの全てを捨て闘わねばならない。
この書の内容を一文でも読めば、お前は一生この書を手放せない。
その覚悟があるか。あるならば読めばよい。
・・・ないならば・・・この書を今すぐ閉じ封印なさい。』
この冒頭が本物だとしたら、
この世界の存亡をかけて種族の隔てなく“神の書”を護るべきですね。
私の“復讐”もそちらの“魔王討伐”も、
この世界がなければできることではありません。
フィアルを上手く使ってください。
健闘を祈ります。
イーヴル=セイヴァーン
----------------------------------------------------------------
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
手紙を読み終えた聖夜は、フィアルを頭から足先まで見る。
「そういう訳だ。俺としては、“神の書”とやらが
魔界に渡ったら本当に世界がブッ壊れるのか、知りたいところなんだがな。」
「・・・・・イーヴルは一体何者だ?
神に手出しできない術、“神の書”に手出しできない術・・・・。
今の神界の魔法の理論式から言えば考えられない術だな。」
「今の魔界の理論でもありえないだろうよ。奴は特別だ。
神界のアホ共の大部分は知らないだろうが、貴様なら気付いているだろう?
魔族は三大神が殺しそこねた前文明の者達だとな。」
「そういうことを軽々しく言うと自滅するぞ。」
聖夜は特に驚いた様子もなく、そう言った。
「三大神ってのは変なところで甘いからな。
知ってる奴に言ってもどうってことはない。
・・・・・こういうのは知ってるか?なんで三大神が魔族を殺しそこねたか。」
「・・・・・・・・・・・。」
聖夜はフィアルを睨みつける。
「知っているだろう?お前は“神界・魔界統一政策”を始めるかなり前から、
神界に残る遺跡、魔界に残る遺跡を調べまくってたのだからな。」
「・・・・・・大賢者シャレアの事か。」
まわりの目を気にして、聖夜が言った。
「俺はそいつの居場所を知ってる。」
「何!?」
彼が生きていれば、神界と魔界の関係を良くする手だてがあるかもしれない・・・・
聖夜が何度そう思ったことか。
聖夜の推測では、大賢者シャレアは前々文明人で、
とにかく強大な力を持っていた人物。
その強大な力のせいで彼は前々文明の崩壊時にただひとり生き残り、
そこで何かを知ったのだ。
そして前文明の崩壊時。今度は自分の肉体が壊れることを事前に知った彼は、
最期の力で何十人かの魔族を護り、生き残らせることに成功。
それが増えて今に至る・・・そんな推測。
遺跡の壁に魔界の古代文字が掘られていたのをみつけたことがあった。
聖夜は好奇心から、魔界の古代文字の解読を学んだのでそれを読むことができた。
そこに記されていたもの。それは明らかに、“残す”為に書かれた文章。
自分の暮らす世界が壊れることを知っていて記した文章だったのだ。
天地創造の三大神が、世界がどうしようもなく汚れれば
その世界を壊すというのは有名な話。
だがそれはいたずらをする子供を叱る時のフレーズになるほどの、
つまり単なる一般知識としてだ。
“いつ”壊されるかなど知ることができないし、
そうならぬ為に頑張るのがそこに生きる人々だった。
『私ハ神ノ書ニ全テヲ記シ逝ク』
・・・その日、遺跡で見てしまった一文。“神の書”の内容の予想はつく。
だが推測と事実は違う。
大賢者シャレアは、それを推測ではなく“事実”として知ってしまったのである。
「彼は・・・生きているのか?」
聖夜の声は少し震えている。
「さて?どうだろうな。」
シャレアという名前は珍しい名前ではない。手当たり次第探すというのは不可能だ。
フィアルはにやにやしながら、聖夜に背を向ける。
「俺は“神の書”の祭壇に行く。盗めないんだから文句はないな?」
「・・・・・・・・・ああ。」
シャレアが魔王イーヴルに宿っていること。それは、皮肉だとしか言いようがない。
フィアルが祭壇へ向かおうと廊下を歩くと、曲がり角のところにシヴァがいた。
「・・・・・・・・・・・。」
シヴァは特に警戒した様子を見せない。
「話、聞いてたな?」
フィアルは嫌味な笑みを浮かべる。
「別に盗み聞くつもりはなかった。」
シヴァの態度は冷たい。
「・・・せっかく会えたのにこの間の礼ができないのは残念だ。」
そう言ってフィアルはまた廊下を歩いていく。
シヴァは鼻を鳴らした。
「・・・・いたのか、シヴァ。」
聖夜に声をかけられて、シヴァは少し驚いたように肩をすくめる。
「悪いな。聞きたいことがあって待ってたんだ。
そん時にお前達が話してたから・・・気になって聞いちまった。」
シヴァは申し訳なさそうに手を合わせた。
「いいよ。隠さなければならないような話を、こんなところでしていた私が悪い。」
「・・・・お前は・・・ずっと前から知ってたんだな。三大神のこと。」
言われて、聖夜は目を逸らす。
「すまない・・・。どうしても話せなかった。
皆にまで三大神を疑うような心を持って欲しくなかったんだ。」
廊下を風邪が吹き抜けた。どこかの窓が開いているのだろう。
「結局疑ってるけどな。こっちは・・・聖と会ってからだったかな、気付いたのは。
それから、封印を解いた後の風真が“魔界は前文明だ”って気が付いて・・・。」
そこまで言うと、シヴァは言うのをやめてしばらく考え込んだ。
「?」
聖夜はシヴァの顔を少し覗く。
「・・・・・・そうか、そうだったのか!!」
シヴァは、勝手にひとりで納得する。
「おかしいと思ったんだ、聖についての記憶が薄れていくのが。
それは俺達の三大神への疑いを忘れさせるためだったんだ!」
「・・・・・・・・!」
そうだとすれば辻褄が合う。
風真の予想では“三大神は歴史の表舞台から消えたがっている”という事だった。
全て正しいわけではないだろうが、
それを事実と仮定すれば“聖”という人物の“存在した証拠”を消すはずがない。
それでは聖を聖夜にした意味が無くなるのだ。
だが、事情は少し違った。七大神が皆、三大神を疑い始めてしまったのだ。
自分たちに疑いをもたれては色々なことに支障が出る可能性もある。
だから、少々強引でも疑う意識を消す必要があった。
・・・聖という人物の記憶と共に。
「ずっとおかしいと思っていたが・・・そういうことか。」
「やけにサッパリした顔をしているな?」
聖夜は妙に明るい顔をしているシヴァを見て不思議そうに言った。
「・・・戦の前に不謹慎ではあるが・・・
千年以上前から不思議に思っていたことが、今わかったんだからな。
お前は三大神を疑っていることがバレないようにもう一度魔族に近づこうとしたんだ。
制作失敗後の・・・あの頃の魔界は
理由も無しに行けるような場所じゃなかったからな。」
「・・・・・・・隠し事も結局バレてしまうんだな。」
聖夜は頭を掻いた。
「・・・・・隠し事したまま逝くんじゃねぇよ、バカ。皆本気で悩んでたんだ。
お前が殺しの命令を黙って受けるなんておかしいと。」
「・・・・悪かったよ。でも神界に私たちは必要だっただろう?
忠誠を誓うべきお方を疑って、みんな仕事ができるか心配だった。
私自身、ね。」
そうやって、いつも仲間と神界の事に気を配る。
を配られたくないところまで、気を配る。
「まったくもってバカだな。お前らしいぜ。・・・・・あいつもな。」
死ぬまで秘密を守り通した聖夜。何も知らぬ振りをしてひとりで逝った聖。
彼らは本当によく似ている。
「・・・・・・・聖か・・・。そんなことは不可能なんだろうが、
是非会って話してみたい男だな・・・。」
聖の復活に成功すれば、聖夜は今度こそ自分の逝くべき場所へ行く。
「・・・行こう。きっとみんなが待ってる。」
シヴァが言うと、聖夜は小さく頷いた。
「そうだな。」
人気の無いポーリアに、冷たい風が吹き抜ける。
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