クラス召喚で俺だけハズレスキルが二つ!〜国から追放されたけど、スキルがあまりハズレっぽくないので、魔王になって女神と勇者に復讐します!〜

ゴジゴジ

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レイナ洞窟編

第13話 仲間?子供?魔物?

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 どれだけ寝たんだろうか?

 村にあったベッド(もどき)で寝たからよく眠れた。もちろん岩のベッドに比べれば、だが。

 「さてさてさ~て、あの黒い卵を確認しないと」

 しかし、黒い卵が置いてあった場所まで戻ると、微妙な違和感があった。

 昨日最後に見た位置から、卵がずれていたのだ。しかし、辺りにはそれを動かしたらしき魔物もいない。

「もしかして、自分で動いたのか?」

 それって、そろそろ羽化するってこと?

 えぇ、目玉焼きかなんかにするつもりだったのに……。

 羽化間近の何かを食う気にはなれんぞ。

 しかし、卵は俺に今後の処理を考える時間を与えてはくれなかった。

 卵が動き出したかと思うと今度は、ピキッピキッ、っと卵にヒビが入り始めた。

「え?……今?今、羽化すんの?」

 やがて卵が完全に割れ、中から出てきたのは、50cmほどの黒いアルマジロトカゲみたいな生き物だった。

 そして、辺りを一周するように見回し、俺と目が合った。

 でもあれは多分魔物。

 一瞬、赤子を殺す覚悟をしたが、次の瞬間その覚悟は呆気なく砕け散った。
 
 アルマジロトカゲが甘えるような視線を向けてきているのだ。

「あ、これ、親だと思われてるやつ?」

 日本にいた頃どっかの本で「生まれたての動物は最初に視界に収めたものを親とする」みたいなことが書いてあった気がする。

 これってどこまでもついてくるんじゃ…………

「はぁ~……まあ、いいか」

 食には困らんだろうし、戦力としても期待できるかもしれないし、置いていっても付いて来るだろうし、かと言って放置したことに拗ねて掛かってきたら笑い話にもならない。

 そして、あらゆる観点を考慮した上で

「はぁ、俺もまだまだ甘いな。……話し相手が出来ると思うか」

 付いて来てもらうことにした。

「それじゃあ、よろしくな。えっと……名前は……ゴジ」

 日本代表、某核トカゲの面影をそれとなく感じつけた名前。

「グッルル♪」
「ご機嫌なようで何よりだ」

 苦笑しながら、いつの間にか俺の胸に潜り込んだゴジ君を撫でて、俺はまた歩き出した。





「グルァァアアアア!」
「ゴギギギギギッ」

 巨大な蜘蛛のような魔物をゴジが倒した。

 そう、ゴジが倒したのだ。

 ゴジが孵って数日。休憩中に俺はデケェ蜘蛛のような魔物から奇襲を受けた。

 その時、野生の勘なのかゴジは俺より少し早く気づき、ブレスを放ったのだ。

 ゴジの放った青白いブレスは綺麗で、威力も申し分なく、そのブレスは蜘蛛の足を6本焼き払い、俺に蜘蛛を殺る隙をくれた。

 その後魔物の心臓をひとつきして、俺の頭にアナウンスが響いた。

「称号:ドラゴンテイマーを獲得しました。」
「称号獲得によりステータスにボーナスが加算されました。」

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