クラス召喚で俺だけハズレスキルが二つ!〜国から追放されたけど、スキルがあまりハズレっぽくないので、魔王になって女神と勇者に復讐します!〜

ゴジゴジ

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冒険者編

第33話 ジオ・フォックスハント

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「おい、お前ら!隊長みたいなヤツが串刺しにされてんのに、いつまでびびってんの?」
「く、クソがぁあぁぁあああああ!」
「隊長の仇だぁぁぁああああぁあ!」
「うぉぉぉおおおおおぉおおおお!」
「末長く爆発しあがれコンチクショウ!」

 おうおうおう!威勢がいいなぁ!一人だけ方向性がズレてるけど……。でもやっぱ遅いな。俺のステータスが高すぎてなんかスローモーションに見えるし。さぁ~て、殺るか。

 袈裟、逆袈裟、横薙ぎ、突き

 断末魔を上げることもなく、4人全員が一撃で沈む。やっぱ、師匠の剣術を使うほどの相手じゃなかったな。つまらない。弱い。いや、俺が強すぎるのか?ってか、それよりあの少年だ。

「君、大丈夫だった?」
「……え?あっ、はい!ありがとうございました。そして、言い忘れましたがジオ、ジオ・フォックスハントと申します」
「ジオか……俺はノアだ。あと俺に敬語はいらない」
「分かった。これでいいんだよね」
「そうそう。俺、敬語とか堅苦しいから嫌なんだよ」
「そうか、それにしても聞かないんだね」
「あぁ、俺が口出ししていい問題じゃないだろうし。正直言って、興味もない」

 ジオの名字がフォックスハントだった。つまり、さっきの私兵の主人フォックスハント侯爵に関係してるって事だろう。でもそれだとなぜ私兵で追っかけて来たのかっていう疑問が残る。ド偏見だけど、異世界ものだと貴族家から追放と見せかけた処刑とかありそうだな。まぁ、いずれにせよ俺が手を出していい問題じゃないだろう。

 あ、興味ないってのは嘘。気遣いって奴だ。

「いいんだ、話すよ。僕の命の恩人に隠し事はしたくないしね」
「そうか……じゃあ、聞かせてくれ」
「ああ。まず、さっきも言ったけど僕の名前はジオ・フォックスハント、フォックスハント侯爵の息子の一人だ。フォックスハント侯爵は色々な女性と過ちを犯す事で有名でね、僕もその過ちから生まれた一人なんだ。
 
 でも、ただそれだけならまだマシだったかもしれない、けどね僕の母さんはエルフだったんだ。

 つまり、僕はハーフエルフ。僕と母がいた屋敷では、異種族だからって二人とも常に腫れ物扱いになってしまったんだよ。

 誰からも優しさが向けられない日々月続いた。僕はそれでも強く生きたんだ、お母さんが死ぬ日までは………。

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