クラス召喚で俺だけハズレスキルが二つ!〜国から追放されたけど、スキルがあまりハズレっぽくないので、魔王になって女神と勇者に復讐します!〜

ゴジゴジ

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冒険者編

第35話 疾い!

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「そうか、じゃあ冒険者になるか」
「うん、それがいいと思う。じゃあまずは近くの街に行こうか。えっと……ここの近くだとライクの街が近いかな」
「オッケー。じゃそこに向かおうか」
「おっけー?が何かは知らないけど、それでいいって事だね。ただ、申し訳ないけど僕は結構消耗してる。日が沈むまでに着くかどうか分からないよ」

 もうそんな時間か。確かに、太陽が若干西に傾いてる。

 身の上話してたら、結構時間がたっちゃったみたいだ。でもジオの言う通り、彼はなんとか立てるってレベルでボロボロだし、夜の森は危険なはず。

だったら……そうだな。

「じゃあ、俺がジオをおんぶすれば良くない?」
「へ?……いや、それが一番なのか?でも、ノアの方はいいの?自分と同じぐらいの人を抱えて森の中を走るんだよ?魔物もいるし」

 一瞬キョトンってしてたけど、多分これが一番確実だろうし。それに……

「大丈夫大丈夫、ステータスのゴリ押しで済むし」
「そういえばノアは勇者だったね。そうか。なら、頼む」
「了解。よっこらせ、と。この体勢で傷口は大丈夫か?」
「ああ。っと、ライクはあの方向だ」
「オッケー。ジオ、それとゴジ、しっかり掴まれよ!」

 あの竜と戦った時みたいに足に全神経を集中させる。そして、一気に地面を蹴る!

 バゴオオォォォォォオオオオオンンンンンンン

 あっ……竜と戦った時より大きなクレーターが出来た。ま、まぁ、ステータスが上がってるのはいい事だよね!?

「速い速い速い速い速い速い速い速い速い!速すぎるってぇ~!」
「グルルルルル~!」

 やっぱ速すぎたか。ま、俺に捕まってられるようだし街まで我慢してもらうよ!あ…‥気絶してる。



 25分後…………

「お~い、ジオ。起きてるか?」
「グルルル」
「ん…ここ、どこだ?……ノア、それにゴジなのか?最後に覚えてるのは……ああ、ノアに運ばれて気絶したんだった」

 ジオが苦笑しながら言う

「そ、大体そんな感じ」

 今、俺らがいるのは大きな城壁に囲まれた街が見える丘の上。

 多分そこがライクの街なんだろうけど、俺はこの世界だと右も左も分からない異世界人だ。ジオが起きてた方が都合がいい。

 だから一回起こして、せめて少し話が聞けたらと思ったわけだ。

「なるほどね。街に入るときに入場料を取られる可能性があるけど、それは僕が払うよ」
「えっ、いいの?」
「そこは問題ないよ。ノアは僕の命の恩人だし、そもそもお金持ってないでしょ」
「……」

 確かに、今俺が持ってるお金は洞窟で拾ったもの。しかも古びててまだ使われ続けてるかも分からない硬貨だ。

 ここは、ジオを頼った方がいいな。

「ほらね。でもノア、その格好で街に入るつもりじゃないよね…………」
「へっ?」

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