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冒険者編
第36話 新装備
しおりを挟む「ほらね。でもノア、その格好で街に入るつもりじゃないよね…………」
「へっ?なんで?」
「はぁ。いや、だってそのコートも肌着もボロボロな上に血塗られてるだろ。その上に極刀4本も持ち歩く人はあまりいないよ。正直言って、今のノアの格好は完全に不審者だ」
「まぁ確かに。じゃ、あっちの小川で体洗って着替えてくるか。少し待っててくれる?あんま時間かけないから」
「あ!こういうときにおっけーって言うんでしょ」
「正解」
ジオの言う通り、あの洞窟に飛ばされて日から一度も体も服も洗ってない。そもそも、それどころじゃなかったてのもあるけど……。
確かに、小川で体を流して服装と武器を変えた方がいいなかな。武器は剣のままでいいけど……気分転換ぐらいにメイン武器を変えられるように色々鍛えたいんだよね。今回はナイフと槍先のついた鎖を作って、少し使ってみよ。素材は……ダヴィンチのメッセージが置いてあった部屋の鉱石で出来た合金でいいかな。
「でも、あんま時間かけちゃジオとゴジに悪いから急がないと、だな」
その後、俺はサッと体を流してずっと仕舞ってあった制服に着替えた。新しい武器用の錬成陣も早速組み立て、今ある素材で作れる最高硬度のバタフライナイフと鎖、あと武器をつけるためのベルトも作った。
「よし!少し間に合わせなとこもあるけど……今はこれでいいや。最悪、携帯式時空領域に入れといた剣とか銃とか取り出せばいいし、これ以上ジオを待たせるわけには行かない」
「ノア!終わった?」
ほら、あっちから呼ぶ声がする。
「おう!今、終わった!」
「あ、ノアの雰囲気が変わったね。その服は結構高価なものみたいだし……武器も変えてない?」
「この服は俺が元いた世界だと誰でも持ってるようなものだ。それと武器はナイフと鎖にしたけど、こっちの方が目立たないから。あ、でもバタフライナイフは使ったことがあるから戦闘力はそんなに落ちてないはずだよ」
「理由はわかったけど、僕には鎖とベルトにつけてる金属の箱しか見えないけど?もしかしてそれが『ばたふらいないふ』って言うやつ?」
あー、バタフライナイフを見た事が無いのか。元の世界だと俺はバタフライナイフを回すのが結構得意だったりした。まぁ、武器として使ってたわけじゃ無いけどね。
俺は何かいじってないと落ち着かない性だから、バタフライナイフにハマってメッチャ上達したわけだけど。折角だし、ジオにはバタフライナイフ歴4年の実力を見てもらうぜ!
見せた後のジオの感想……
「……何も見えなかったよ」
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