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冒険者編
第39話 冒険者協会
しおりを挟むアイツっ!話し逸らしあがった!
はぁ、でもジオの言う通り冒険者教会がもう目の前だ。見た目は、定番のいかにも『冒険者協会です』って感じだな。
これって中に入ったら絡まれるのかな。すごいテンプレな発想だけど。
「んじゃ、入るか」
冒険者協会の中は一言で言えば、賑やかだった。夕方になると、依頼を終えた冒険者たちが報告のために冒険者協会に集まるらしく、メッチャ混んでた。
そんな、ギャーギャーワイワイしてる時間帯に冒険者協会に入った"見ない顔"が二つと一匹。そりゃみんな注目するわけで……。
「ノア、めっちゃ睨まれてるけど」
「確かにな。こっちでも俺ら本当ならまだ学生ぐらいだろう?『若い奴らが何用だ』って感じだろうな。でも大体のことは堂々としてれば大丈夫だから気にすんな。問題ない問題ない」
「グッルル!」
「ゴジまで……」
でもまぁ、睨まれてるのは事実か。もしかしてこれって、冒険者協会で絡まれるという展開!あぁ~なんと言うファンタジー!
「おい、なんでニヤニヤしてんだよ!」
ヤベッ、ジオに怒られた。はぁ、そもそも銃とか作ってる時点でファンタジーじゃないか。もういいいや、とっとと冒険者登録しよう。まだ宿見つけてないし。
えっと、受付はここかな。
「あの、二人分の冒険者登録したいんですけど。それってここで出来ますか?」
とりあえず列に並んで、順番が回ってきたら受付娘にここで冒険者登録出来るか聞いてみた。多分出来るけど、役所でやるパターンもあるかもしれないから一応。
「…………は、はい、冒険者登録ですね。登録はここで出来ますが、書ける範囲でいいのでこの書類の空欄を埋めてもらいます。代筆を用意しましょうか?」
一瞬キョトンとしてからすぐに対応してくれた受付娘さん。
やっぱあんまいないのか、こんな年齢で冒険者登録する人。
「いえ、代筆は大丈夫です」
ジオは元貴族だし、読み書きぐらいは出来るだろう。俺も勇者特典でこの世界の言葉がわかるようになってる。代筆は必要ない。
「わかりました。では、出来る限りでいいので、この書類の空欄を埋めてください」
渡された紙には名前や戦闘職・メイン武器、スキルツリーや既になんのスキルを取得しているか、ステータス平均を書く欄があり、他にも出身地や家族がいるかいないか、果てには将来希望する二つ名まで色々な情報を書き込むらしい。
色々書かなくちゃいけないけどそれにはステータスを確認しなくちゃいけないんだよな。はぁ、あの古代竜、確かペンドラだっけ、を倒したときになんかすごい数字が聞こえたから、ちょっと怖いな。
小声でステータスと唱えると目の前に俺にしか見えない半透明の板が現れた。
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