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冒険者編
第65話 ギルド1の解体師
しおりを挟む「おう!任せろ!これでもギルド1の解体師だ。オーク程度、すぐに終わらせる!」
そう言って解体用のナイフを手に、解体師のおっちゃんがオークの死体を切り刻んで行った。
ギルド1なら、なんで暇そうにしてたんだ?と突っ込むのはやめておいた。
しかしその疑問も吹き飛ぶぐらいにその手つきは慣れていて、ギルド1の解体師というのも本当かもしれない。
そうこうしている内に、解体師のおっちゃんが5分ほどで一体のオークを捌いた。
「坊主、次だ」
「了解。……ほれっ」
アイテムバッグを使うかのように、腰の亜麻布袋に手を入れて、魔力を流す演出をする。もちろんこれはフェイクで、袋の中にある『カエルムの門』を使っているのだ。
「はっ!」
短く気合を入れてから、おっちゃんがまたオークとの格闘に向かった。
こうして「捌けば出す」を繰り返していって、11体目ぐらいになった時。さすがにおかしいと思ったのか、解体師が話しかけてくる。
「おいおいおい……まだいるってのか?」
「あと普通のオークが30強、上位種が7だな……疲れたか?」
「はぁ!?依頼は小さめのオーク集落の殲滅じゃなかったのか?この数はおかしいぞ!」
「あぁ、それについてなんだが……」
解体のおっさんにオーク集落の件について、ジオと二人で説明した。
受付に話したのと同じ内容を説明したら、納得がいったようで……
「そうかそうか……それは災難だったな。まぁ、冒険者をやってる以上は仕方のないことだろう。それに坊主たちみたいに強かったら、こんな異常事態はいい稼ぎだ」
「確かにな。じゃ、残りをお願いしていいか?」
「あぁ。他にも何人か呼んできて、仕事を分担することになるだろうが……」
そういって、解体師おっさんは他に解体士を二人連れてきて、俺が追加で出したオークたちの解体に取り掛かった。
解体が終わったのは、あれから1時間後のこと。
「はぁ、もう夜か」
「ま、まぁ、あんな量の解体と買取だったらしょうがないんじゃないかな?」
「グルッグル」
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