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2.Yellow star jasmine
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それは、“怒り”のハズだった。
あまりの無防備さが許せなくて、スミを困らせてやろうと、多分、そう思ったのだと思う。
衝動的に、掬い上げた肩紐を人差し指に絡めて、そのまま一気に引き下ろした。
瞬間、離れようとするスミの背中に腕を回し、胸の中に抱え込むようにしながら押し倒して、その顔を覗き込む。
わかったか?―――と。
そう、教えるつもりだった。
自分がどれ程無力で頼りない存在かを。
だからこそ、こんなにも簡単に自由を奪われてしまう事を。
それなのに、目を見開いてこっちを見上げるスミの、濡れた様に光る黒い瞳と目があった瞬間、言葉を無くした。
薄闇に中に浮かんだ頬は白く滑らかで、微かに開いた唇がやけに色付いて見える。
こんなにも近くに顔を近付けたのがいつぶりかなんて考える間も無く、吸い寄せられる様に、スミの唇を自分の唇で塞いでいた。
その柔らかさに。
肩を押し退けようとするスミの手首を無意識に掴んで押さえ込むと、鼻の向きを変えて吸い付いた。何度も、何度も、その形と感触を確かめる様に繰り返す。
スミがそれを振り切るように顔を背けると、目の前に細い首筋がむき出しに曝け出され、その白さに喉の奥を無意識に鳴らしながら、今度はそこに唇を這わせた。
その感触は滑らかで、思わず舌で味わう様に舐め上げると、スミの体がびくっと痙攣する。
その瞬間、ふわりと鼻腔に広がった、香り。
体温と共に立ち昇ったそれは、人工的に作られた香りではない、スミの、匂い。
そう認識した体に、甘い痺れが駆け抜けた。
―――もっと、…もっと、欲しい
切実な思いに駆られて、さらに唇と舌を滑らせてその肌を探りながら、胸元へと頭を下げた。
握りしめる手首は折れてしまいそうに細く、薄い肉の奥にある骨の感触が直ぐ分かる。それなのにそこだけは確かな弾力をもっていて、柔らかく突き出た場所をくわえ込んで吸うと、スミがびくびくっと体を弓なりに反らせた。
固くなった先端を、味わうように舐めて強く吸い上げると、スミの鼻から声にならない声が洩れる。
その甘い響きにゾクリと背中を震わせながら、反対の膨らみに唇を寄せると、そこはもう固く張り詰めていて、抑えきれない欲望に痺れる舌先で、夢中になって転がした。
「あ、あっ、やっ」
それは、それまで聞いた事もない、声。
スミが今までに無く強い力で、振り切るように身を捩らせるのを、追いかけるように背中に覆い被さり、差し込んだ腕で強く抱き竦めた。
離したくない―――いや、―――離せない。
胸元を庇う腕を掴み、強引に割り込ませた手で膨らみを掬い上げる。その感触を確かめる様に揉みしだきながら、豆粒のような固い先端を親指で押し潰すと、スミがまた声を上げて背中を逸らした。
スミが息を乱せば乱す程、徐々に身体の中へ熱が溜まっていく。
耳の後ろに鼻先を埋めて、堪らない気持ちを大きく吐き出しながら、もう片方の手を腹に回した。
円を描くように薄く柔らかな場所を撫で下ろし、そのまま誘われるように足の付け根に手を差し込む。
体温の低いスミの肌は唇越しでも冷たく感じていたのに、そこだけは酷く熱を帯びている。そっと膨らみをなぞって、その間に指先を割り込ませた。
「―――っっ」
ビクッとスミが腰を引いた、その時。
これまで感じたことの無い、強く、甘い衝撃が、全身を貫いた。
すでに、自分の両足の間は、固く、固く、張りつめていて、そこへ押しつけられたスミの柔らかな体に、それをまざまざと思い知らされて息を呑む。
無意識に差し込んでいた手に力を込め、さらに奥へ押し込むようにしながら、自分の下腹部へと引き寄せた。
それは自分の手がもたらすよりも淡く、けれども経験した事の無い心地よさで、擦り付ける様に腰を揺らしたのは本能だったと思う。
ゆっくりと、でも確実に高まってゆく熱を吐き出す自分の息と、スミの唇から溢れる甘い声が重なって、思考が茫洋としてくる。
堪らない気持ちでスミを一層強く抱き寄せた時、不意にスミが身を捩った。
「ナ、オ…」
絞り出す様に掠れた声に、自分の中の何かが弾けとんだ。
「あっ、い、やっっ!!」
スミが声を上げる。
それも構わずに、激しく腰を揺すった。
もっと、もっと、もっと――――!!
「あっ、あっ、あっ―――、あぁぁーっっ!!」
その悲鳴の様な声に。
はっ、と―――
我に返って、咄嗟に体を離した。
「…ふっ、う…」
暗がりに微かに聞こえてきた声に。
呆然とすることしか出来なかった。
あまりの無防備さが許せなくて、スミを困らせてやろうと、多分、そう思ったのだと思う。
衝動的に、掬い上げた肩紐を人差し指に絡めて、そのまま一気に引き下ろした。
瞬間、離れようとするスミの背中に腕を回し、胸の中に抱え込むようにしながら押し倒して、その顔を覗き込む。
わかったか?―――と。
そう、教えるつもりだった。
自分がどれ程無力で頼りない存在かを。
だからこそ、こんなにも簡単に自由を奪われてしまう事を。
それなのに、目を見開いてこっちを見上げるスミの、濡れた様に光る黒い瞳と目があった瞬間、言葉を無くした。
薄闇に中に浮かんだ頬は白く滑らかで、微かに開いた唇がやけに色付いて見える。
こんなにも近くに顔を近付けたのがいつぶりかなんて考える間も無く、吸い寄せられる様に、スミの唇を自分の唇で塞いでいた。
その柔らかさに。
肩を押し退けようとするスミの手首を無意識に掴んで押さえ込むと、鼻の向きを変えて吸い付いた。何度も、何度も、その形と感触を確かめる様に繰り返す。
スミがそれを振り切るように顔を背けると、目の前に細い首筋がむき出しに曝け出され、その白さに喉の奥を無意識に鳴らしながら、今度はそこに唇を這わせた。
その感触は滑らかで、思わず舌で味わう様に舐め上げると、スミの体がびくっと痙攣する。
その瞬間、ふわりと鼻腔に広がった、香り。
体温と共に立ち昇ったそれは、人工的に作られた香りではない、スミの、匂い。
そう認識した体に、甘い痺れが駆け抜けた。
―――もっと、…もっと、欲しい
切実な思いに駆られて、さらに唇と舌を滑らせてその肌を探りながら、胸元へと頭を下げた。
握りしめる手首は折れてしまいそうに細く、薄い肉の奥にある骨の感触が直ぐ分かる。それなのにそこだけは確かな弾力をもっていて、柔らかく突き出た場所をくわえ込んで吸うと、スミがびくびくっと体を弓なりに反らせた。
固くなった先端を、味わうように舐めて強く吸い上げると、スミの鼻から声にならない声が洩れる。
その甘い響きにゾクリと背中を震わせながら、反対の膨らみに唇を寄せると、そこはもう固く張り詰めていて、抑えきれない欲望に痺れる舌先で、夢中になって転がした。
「あ、あっ、やっ」
それは、それまで聞いた事もない、声。
スミが今までに無く強い力で、振り切るように身を捩らせるのを、追いかけるように背中に覆い被さり、差し込んだ腕で強く抱き竦めた。
離したくない―――いや、―――離せない。
胸元を庇う腕を掴み、強引に割り込ませた手で膨らみを掬い上げる。その感触を確かめる様に揉みしだきながら、豆粒のような固い先端を親指で押し潰すと、スミがまた声を上げて背中を逸らした。
スミが息を乱せば乱す程、徐々に身体の中へ熱が溜まっていく。
耳の後ろに鼻先を埋めて、堪らない気持ちを大きく吐き出しながら、もう片方の手を腹に回した。
円を描くように薄く柔らかな場所を撫で下ろし、そのまま誘われるように足の付け根に手を差し込む。
体温の低いスミの肌は唇越しでも冷たく感じていたのに、そこだけは酷く熱を帯びている。そっと膨らみをなぞって、その間に指先を割り込ませた。
「―――っっ」
ビクッとスミが腰を引いた、その時。
これまで感じたことの無い、強く、甘い衝撃が、全身を貫いた。
すでに、自分の両足の間は、固く、固く、張りつめていて、そこへ押しつけられたスミの柔らかな体に、それをまざまざと思い知らされて息を呑む。
無意識に差し込んでいた手に力を込め、さらに奥へ押し込むようにしながら、自分の下腹部へと引き寄せた。
それは自分の手がもたらすよりも淡く、けれども経験した事の無い心地よさで、擦り付ける様に腰を揺らしたのは本能だったと思う。
ゆっくりと、でも確実に高まってゆく熱を吐き出す自分の息と、スミの唇から溢れる甘い声が重なって、思考が茫洋としてくる。
堪らない気持ちでスミを一層強く抱き寄せた時、不意にスミが身を捩った。
「ナ、オ…」
絞り出す様に掠れた声に、自分の中の何かが弾けとんだ。
「あっ、い、やっっ!!」
スミが声を上げる。
それも構わずに、激しく腰を揺すった。
もっと、もっと、もっと――――!!
「あっ、あっ、あっ―――、あぁぁーっっ!!」
その悲鳴の様な声に。
はっ、と―――
我に返って、咄嗟に体を離した。
「…ふっ、う…」
暗がりに微かに聞こえてきた声に。
呆然とすることしか出来なかった。
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