38 / 508
第3章 夏休み、帝国への旅
第37話 『黒の使徒』の宣教師
しおりを挟む
帝国への旅は順調に進み、ヴィーナヴァルトを出て四日目の夕方に、ミーナちゃんの故郷であるノイエシュタットに到着した。
今日、明日とここに二泊して食料等の購入を始め野営に必要な準備を整えることにしている。
もちろん泊まる宿は、前回この街に立ち寄ったときに宿泊したこの街一番の宿だ。
今日、明日と美味しいものを食べて、ゆっくり休んで、これからの辺境の旅に備えて疲れを回復ことにする。
***********
朝、市が立つ時間を待って、食料品の購入に向かう。
買いたいのは、焼きたての柔らかいパン、お肉、新鮮な野菜だ。
お肉と新鮮な野菜は、三台の魔導車に備え付けの冷蔵庫に入るだけ購入する。
必要な買出しが済んだら、花束を買ってミーナちゃんのご両親のお墓参りに行った。
「お父さん、お母さん、ミーナは今、王都の学園に通っています。
お貴族様には少し気を使うけど学園は楽しいです。
お友達も出来たんだよ。
幸せな毎日を送っていますので、安心して眠ってください。」
ミーナちゃんがお墓に手を合わせて呟いていた。
本当に、そう思ってくれているのなら良いな。
ミーナちゃんの家を見に行くと新しい住人が住んでいたので、役場に寄ってみる事にした。
前に担当だった女性が出てきて、ミーナちゃんの家の借り手が見つかったことを報告してくれた。
ミーナちゃんへの支払い分は、毎年の二の月の一日以降、前年の分を一括して国内のどこの役場でも受け取れるらしい。
ミーナちゃんは、契約のときに渡された証明書を絶対になくさないように念押しされていた。
**********
一通り、やるべき事が済んだので、宿に戻り休息を取っているハイジさんたちと合流した。
これから、街へお昼を食べに行くのだ。
中央広場に面したしゃれたカフェテラスで食事をしていると。
「神は、戦乱に明け暮れる大陸を見て嘆き悲しみ、強き力で大陸を統一し戦乱を収めよと、神の子を使わしたのです。
神の子は、尊き黒髪に、黒い瞳を持つ褐色の肌の御子でした。
その御子は、強き魔力を持って民に畏怖され、民を従えて戦乱を鎮めて行ったのです。
黒き髪、黒き瞳、褐色の肌こそは、神の恩寵の証です。
しかし、この国では外見で人を差別してはいけないという精霊神殿の教えを国是とし、神に見捨てられた『色なし』すら平等に扱えと法に定めています。
このような悪法を許しておいて良いのですか?
精霊などという空想の産物の教えよりも、目に見える強き力こそ民を導くのに相応しいのではありませんか。
いまこそ、『黒の使徒』の教えをこの国の広めるべきだと私は思ってこの国に参りました。」
どうやら、『黒の使徒』の宣教師が宣教活動をしているらしい。
西の方を中心に活動が盛んだと聞いたけど、本当だったんだ。
あ、ハイジさんが顔を真っ赤にして、カフェテラスを出て行った。
「そこの者、誰の許可を得てここで宣教活動を行っているのですか。」
「何だ、小娘。
この国では、信仰の自由というものが保証されていて、宣教活動を行うのに誰の許可もいらんのだ。
むしろ、小娘よ、お前の方が信仰の自由を害する者として問題になるぞ。」
あの宣教師、自国の姫を小娘呼ばわりか。
帝国って無礼打ちの制度があったよね、確かザイヒト殿下が言ってたよ。
「ああ、この国ではそうですね。でも、あなたは勘違いをしています。
わたくしは、ヴェストランテ帝国皇帝が第一皇女アーデルハイトです。
あなたは、皇帝の命に二つ背いています。
一つは、『黒の使徒』の活動は友好国であるオストマルク王国には持ち込んではならないということ。
もう一つは、皇族には不敬を働いてはならないということ。
あなた、わたくしを小娘といいましたね。立派な不敬罪ですよ。
トワイエ、この者を捕らえなさい。
公衆の面前では差し支えますので人目につかない場所で無礼打ちにします。」
「ひえええ、知らぬこととはいえご無礼を働き申し訳ございません。
どうか、命だけはお助けを!!」
やっぱり無礼打ちってあるのか。まあ、小娘と言われたくらいで無礼打ちはないでょう。
どうせ、脅しだよね。でも、あの宣教師、いきなり土下座したよ、清々しいくらいに潔いね。
「いいえ、先程のあなたの宣教はわたくしの友人を侮辱するものです。絶対に許しません。」
「アーデルハイト殿下、流石にあのくらいのことで無礼打ちをやったら、こちらの寝覚めが悪くなりますんでやめて下さい。」
「何だ、お前は、『色なし』風情が殿下に馴れ馴れしく口を開くな。
殿下、その女こそ不敬ではありませんか。」
お、いきなり宣教師が強気になった。一応わたしは、あなたの助命を頼んであげたんだけど…。
「もういい加減、その汚い口を閉じなさい。
この国一番の治癒術師に向かって、何て失礼なことを言うのですか。
トワイエ、その宣教師の腕をこの場でへし折りなさい。」
バキッ!!!
「ぎゃあああああ!!!」
トワイエさんたら、本当に宣教師の腕をへし折ったよ。
骨が折れる音と共に、宣教師の聞き苦しい悲鳴が響き渡る。
周囲に集まった野次馬もドン引きだ。
「ティターニア様、お手数をおかけして恐縮ですが、この者の腕を治して頂けませんか。」
そういうことですか、なにこの茶番。
「トワイエさん、骨をまっすぐ伸ばして固定していてもらえませんか。
ちゃんと骨の位置があってないと変な風に着いちゃいますから。
じゃあ、いきますよ。『癒しの水』(おチビちゃんお願い)。」
わたしの掛け声と共に、宣教師の患部がぼんやりと青く光った。
光が消える頃には腕は元通りに戻っているはず。
「痛くない?私の腕が元に戻っている。
その、『色なし』が私を治したのか?」
「さっきから言っているでしょう。この方は、この国一番の治癒術師だと。
あなたは、わが国の犯罪者として、この国の官憲に依頼して帝国へ送還してもらいます。
罪状をしたためた文書も官憲に預けますので、相応の刑は覚悟なさい。
それと、しっかりと覚えておきなさい、あなたが馬鹿にした『色なし』の方が奇跡の担い手かもしれないということを。」
宣教師はうな垂れてしまった。
その後、ハイジさんの言葉通り、駆けつけた衛兵さんに宣教師を預け、帝国法に違反した帝国民犯罪者として、帝国へ送還してもらうことになった。
今日、明日とここに二泊して食料等の購入を始め野営に必要な準備を整えることにしている。
もちろん泊まる宿は、前回この街に立ち寄ったときに宿泊したこの街一番の宿だ。
今日、明日と美味しいものを食べて、ゆっくり休んで、これからの辺境の旅に備えて疲れを回復ことにする。
***********
朝、市が立つ時間を待って、食料品の購入に向かう。
買いたいのは、焼きたての柔らかいパン、お肉、新鮮な野菜だ。
お肉と新鮮な野菜は、三台の魔導車に備え付けの冷蔵庫に入るだけ購入する。
必要な買出しが済んだら、花束を買ってミーナちゃんのご両親のお墓参りに行った。
「お父さん、お母さん、ミーナは今、王都の学園に通っています。
お貴族様には少し気を使うけど学園は楽しいです。
お友達も出来たんだよ。
幸せな毎日を送っていますので、安心して眠ってください。」
ミーナちゃんがお墓に手を合わせて呟いていた。
本当に、そう思ってくれているのなら良いな。
ミーナちゃんの家を見に行くと新しい住人が住んでいたので、役場に寄ってみる事にした。
前に担当だった女性が出てきて、ミーナちゃんの家の借り手が見つかったことを報告してくれた。
ミーナちゃんへの支払い分は、毎年の二の月の一日以降、前年の分を一括して国内のどこの役場でも受け取れるらしい。
ミーナちゃんは、契約のときに渡された証明書を絶対になくさないように念押しされていた。
**********
一通り、やるべき事が済んだので、宿に戻り休息を取っているハイジさんたちと合流した。
これから、街へお昼を食べに行くのだ。
中央広場に面したしゃれたカフェテラスで食事をしていると。
「神は、戦乱に明け暮れる大陸を見て嘆き悲しみ、強き力で大陸を統一し戦乱を収めよと、神の子を使わしたのです。
神の子は、尊き黒髪に、黒い瞳を持つ褐色の肌の御子でした。
その御子は、強き魔力を持って民に畏怖され、民を従えて戦乱を鎮めて行ったのです。
黒き髪、黒き瞳、褐色の肌こそは、神の恩寵の証です。
しかし、この国では外見で人を差別してはいけないという精霊神殿の教えを国是とし、神に見捨てられた『色なし』すら平等に扱えと法に定めています。
このような悪法を許しておいて良いのですか?
精霊などという空想の産物の教えよりも、目に見える強き力こそ民を導くのに相応しいのではありませんか。
いまこそ、『黒の使徒』の教えをこの国の広めるべきだと私は思ってこの国に参りました。」
どうやら、『黒の使徒』の宣教師が宣教活動をしているらしい。
西の方を中心に活動が盛んだと聞いたけど、本当だったんだ。
あ、ハイジさんが顔を真っ赤にして、カフェテラスを出て行った。
「そこの者、誰の許可を得てここで宣教活動を行っているのですか。」
「何だ、小娘。
この国では、信仰の自由というものが保証されていて、宣教活動を行うのに誰の許可もいらんのだ。
むしろ、小娘よ、お前の方が信仰の自由を害する者として問題になるぞ。」
あの宣教師、自国の姫を小娘呼ばわりか。
帝国って無礼打ちの制度があったよね、確かザイヒト殿下が言ってたよ。
「ああ、この国ではそうですね。でも、あなたは勘違いをしています。
わたくしは、ヴェストランテ帝国皇帝が第一皇女アーデルハイトです。
あなたは、皇帝の命に二つ背いています。
一つは、『黒の使徒』の活動は友好国であるオストマルク王国には持ち込んではならないということ。
もう一つは、皇族には不敬を働いてはならないということ。
あなた、わたくしを小娘といいましたね。立派な不敬罪ですよ。
トワイエ、この者を捕らえなさい。
公衆の面前では差し支えますので人目につかない場所で無礼打ちにします。」
「ひえええ、知らぬこととはいえご無礼を働き申し訳ございません。
どうか、命だけはお助けを!!」
やっぱり無礼打ちってあるのか。まあ、小娘と言われたくらいで無礼打ちはないでょう。
どうせ、脅しだよね。でも、あの宣教師、いきなり土下座したよ、清々しいくらいに潔いね。
「いいえ、先程のあなたの宣教はわたくしの友人を侮辱するものです。絶対に許しません。」
「アーデルハイト殿下、流石にあのくらいのことで無礼打ちをやったら、こちらの寝覚めが悪くなりますんでやめて下さい。」
「何だ、お前は、『色なし』風情が殿下に馴れ馴れしく口を開くな。
殿下、その女こそ不敬ではありませんか。」
お、いきなり宣教師が強気になった。一応わたしは、あなたの助命を頼んであげたんだけど…。
「もういい加減、その汚い口を閉じなさい。
この国一番の治癒術師に向かって、何て失礼なことを言うのですか。
トワイエ、その宣教師の腕をこの場でへし折りなさい。」
バキッ!!!
「ぎゃあああああ!!!」
トワイエさんたら、本当に宣教師の腕をへし折ったよ。
骨が折れる音と共に、宣教師の聞き苦しい悲鳴が響き渡る。
周囲に集まった野次馬もドン引きだ。
「ティターニア様、お手数をおかけして恐縮ですが、この者の腕を治して頂けませんか。」
そういうことですか、なにこの茶番。
「トワイエさん、骨をまっすぐ伸ばして固定していてもらえませんか。
ちゃんと骨の位置があってないと変な風に着いちゃいますから。
じゃあ、いきますよ。『癒しの水』(おチビちゃんお願い)。」
わたしの掛け声と共に、宣教師の患部がぼんやりと青く光った。
光が消える頃には腕は元通りに戻っているはず。
「痛くない?私の腕が元に戻っている。
その、『色なし』が私を治したのか?」
「さっきから言っているでしょう。この方は、この国一番の治癒術師だと。
あなたは、わが国の犯罪者として、この国の官憲に依頼して帝国へ送還してもらいます。
罪状をしたためた文書も官憲に預けますので、相応の刑は覚悟なさい。
それと、しっかりと覚えておきなさい、あなたが馬鹿にした『色なし』の方が奇跡の担い手かもしれないということを。」
宣教師はうな垂れてしまった。
その後、ハイジさんの言葉通り、駆けつけた衛兵さんに宣教師を預け、帝国法に違反した帝国民犯罪者として、帝国へ送還してもらうことになった。
79
あなたにおすすめの小説
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる