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第11章 王都、三度目の春
第275話 行動力のあるバカに侍る人は大変だね
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「フローラちゃん、助けてー。
なんか、この人、話が通じないの。」
わたしは思わず部屋に入ってきたフローラちゃんに助けを求めたよ。
「ごめんね、ターニャちゃん、学園の守衛の不手際で迷惑かけたわね。
守衛の事務所から報告を受けて、この男を捜していたの。
さっき、ソールさんが連絡に来て慌てて駆けつけたのよ。」
なんでも、目の前の二人組、学園の門を素通りして学園内に入ろうとしたらしい。
守衛が慌てて関係者以外立ち入り禁止である旨を告げて用件を尋ねたそうなの。
すると、ノルヌーヴォ王国の王族だと名乗りわたしに面会したいと告げたらしい。
他国の人だというため、守衛が入国許可証の提示を求めたところ所持していないと答えたみたい。
守衛は二人組を守衛詰め所の応接室に連れてきて、王都にあるノルヌーヴォ王国の公使館に確認を取るからそれまでここにいるようにと命じたそうなの。
守衛は事務所に待機している同僚にノルヌーヴォ王国の公使館への照会を頼むため僅かな間二人の前を離れたとのこと。
そして、守衛が二人を監視するため応接室に戻ると二人は消えていたらしい。この間数分の出来事だったみたい。
数分も目を離せないって、まるで子供みたいだね…。
不審人物が学園内に侵入したことに焦った守衛は、学園内にいる最重要人物のフローラちゃんの身の安全を守るため、フローラちゃんの部屋に駆けつけたとのこと。
ちょうどそこへ、ソールさんからの知らせがあったみたい。
「貴様、余を罪人扱いするとは不敬にもほどがあるぞ!」
「他国の者が入国許可証を所持していないのであれば立派な罪人でしょう。
あなたはノルヌーヴォ王国の王子を名乗っていますが、それを証明するものがあるのですか。
少なくとも、私は近々国賓が我が国を訪れるという連絡は貰っていないのですが。
王族が他国を訪れるのに公式文書が交わされないなんてことはないでしょう。」
そういうものなんだ、わたし、勝手に帝国の皇后を連れて来ちゃったんだけど…。
「何で、高貴な血筋の余が、おまえのような小娘に来訪を知らせねばならないのだ。
馬鹿も休み休み・・・」
「殿下ちょっと待ってください!」
自称王子がフローラちゃんに暴言を吐こうとしたところで、エフォールさんが慌てて止めに入った。
そして、フローラちゃんに向かって言った。
「殿下が大変失礼なことを言ったことをお詫び申し上げます。
大変恐縮ですがあなた様のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
「そうね、不法入国者にこちらの名を明かす義理もないのだけど、このままでは埒が明きそうにないものね。
私は、フローラ・オストマルク、オストマルク王国の皇太子の一人娘にして、王位継承権第二位を有する者よ。
誰かさんと違って、何事もなければ次々代のこの国の国王になる予定の者なの。」
よほど腹に据えかねたのだろう、フローラちゃんが思いっきり毒を吐いた。
「辺境の百姓の代表が何を偉そうに王なんて名乗りおって、不遜にも…。」
「殿下はもう黙ってください、これ以上この方の不興をかったら拙いです。
この国は、この世界の北側にある二つの大陸の中で一番の経済大国なのですよ。
この国を怒らせたらわが国はあっという間に滅びますよ。
十八歳にまでなってそんな事も分からないから王族の中で爪弾きになるのです。
だいたい、辺境とか、百姓の代表とか、何千年前のことを言っているのですか。」
おっ、新たな情報が二つ出てきたよ、自称王子は王族の中でも爪弾きにされているんだ、それと年齢は十八歳と。
十八といえばこの国の成人年齢だ、普通に王立学園に通えば高等部を卒業する年齢だね。
確かに、言っていることが子供みたいで成人した大人の発言とは思えないね。
「重ね重ね、殿下が無礼な発言をしましたことをお詫び申し上げます。
殿下は少し妄想癖が過ぎまして、最近流行の草紙本に影響をされて自分が魔導王国を再興するのだと妄言を吐いているのです。
魔導王国の王となる自分が至高の存在で、他者に下げる頭は持たないなどと考えておりまして。
ぶっちゃけ、本国でも手を焼いているのでございます。
離宮にて蟄居を命じられていたのですが、目を放した隙に逃げ出されてしまいました。」
エフォールさんの話では、ノルヌーヴォ王国では最近気軽に読める草紙本というものが流行しているらしい。
どうも、この王子は最近読んだ『妾腹の末っ子が周囲に邪険にされながらも秘めた力を発揮して終には世界を統べる皇帝にまでのし上がる』というご都合主義の娯楽本に触発されたみたい。
王子の逃亡に気付いたエフォールさんは、すぐに追いかけたみたいだけど、やっと見つけたのがこの国に向かう運搬船の上だったらしい。
エフォールさんはポルトでそのまま引き返す予定だったが、王子はポルトで荷役の人足に紛れて再び逃亡したそうだ。
やっと捕まえたのが、ここヴィーナヴァルトなんだって。
この王子、馬鹿の割に行動力が凄いな・・・。
エフォールさんはひたすら平身低頭している、一所懸命に弁明する姿が気の毒だよ。
しかし、本国からも逃げ出してきたんだ、本当に目を離すことができないね。
そして、本当に不法入国なんだ…。
**********
エフォールさんの弁明を聞いていると、部屋の外から『バタ、バタ』と小走りな足音が近づいてくるのが聞こえた。
そして、部屋の扉が忙しげにノックされると、こちらの返事を待たずに扉が開け放たれた。
「こちらに、トレナール殿下がおわすとは誠の事か?」
中年の男性が慌てた様子で部屋に駆け込んできて捲くし立てた。
「あら、公使、久し振りですね。」
フローラちゃんに声を掛けられて、公使と呼ばれた人物は初めてフローラちゃんの存在に気付いたみたい。
「これは、フローラ姫、御前をお騒がせいたしまして申し訳ございません。
なにぶん、我が国のトレナール殿下がこちらにお邪魔していると連絡を受けて慌てていたものでして。」
公使の謝罪と弁明を受けてフローラちゃんは言った。
「トレナール殿下というのは、こちらにいる不法入国者に間違い有りませんか。」
公使はフローラちゃんの指差す人物を見て、お声を荒げて言った。
「殿下、なんでここにいらっしゃるのですか。
殿下は離宮にて蟄居しているはずではございませんか。
勝手に抜け出した挙句に他国に不法入国などと、何をお考えなのです。
今度という今度は、蟄居では済まされませんぞ、自裁も覚悟しておいてくだされませ。」
これと同じようなことリタさんがアロガンツの若様に言っていたっけ。
たしか、貴族ってダメな子は最初は押し込めで、次が自裁、往生際が悪ければ急病で亡くなるんだっけ。
しかし、『今度という今度は』ということは何度も問題を起こしているんだ…。
「何を言う、そんな事は些細なことではないか。
ここにいる少女を娶ることができればすべて帳消しになるさ。
何と言っても、現時点で確認されている唯一人の魔導王国の正当な継承者なんだからな。」
「へっ?」
いかん、いかん、また間抜けな声を出しちゃったよ。
この人の話を聞いているとこんなことばっかりだよ、意表を突くことを言うのだもの…。
だいたい、唯一人のというのはなに?西大陸の三王家は正当な継承者でしょう?
「何を言っておられるのですか殿下?話が見えないのですが?」
公使がトレナール王子に聞き返すと、
「その娘は、現在確認されている限りでは唯一人王家の指輪を輝かすことができる者だ。
その娘を娶れば、余とその娘の間にできた子は魔導王国の正当な継承者だ。
その娘を娶った時点で、余が三ヶ国の王座に名乗りを上げられるではないか。
三ヶ国とも王族の誰一人として指輪に正当な継承者として認められていないのだからな。」
と王子は言った。
「殿下!それは三ヶ国同盟の最高機密です!」
エフォールさんが慌てて殿下をたしなめる…。いや、もう遅いよ…。
ほら、公使なんか顔を青くしてしまったじゃない。
最高機密を他国の王女の前で言っちゃうんだもんな…、この人本当に頭は大丈夫なのかしら…。
そもそも、こういう人に最高機密なんて教えたらダメだって。
なんか、この人、話が通じないの。」
わたしは思わず部屋に入ってきたフローラちゃんに助けを求めたよ。
「ごめんね、ターニャちゃん、学園の守衛の不手際で迷惑かけたわね。
守衛の事務所から報告を受けて、この男を捜していたの。
さっき、ソールさんが連絡に来て慌てて駆けつけたのよ。」
なんでも、目の前の二人組、学園の門を素通りして学園内に入ろうとしたらしい。
守衛が慌てて関係者以外立ち入り禁止である旨を告げて用件を尋ねたそうなの。
すると、ノルヌーヴォ王国の王族だと名乗りわたしに面会したいと告げたらしい。
他国の人だというため、守衛が入国許可証の提示を求めたところ所持していないと答えたみたい。
守衛は二人組を守衛詰め所の応接室に連れてきて、王都にあるノルヌーヴォ王国の公使館に確認を取るからそれまでここにいるようにと命じたそうなの。
守衛は事務所に待機している同僚にノルヌーヴォ王国の公使館への照会を頼むため僅かな間二人の前を離れたとのこと。
そして、守衛が二人を監視するため応接室に戻ると二人は消えていたらしい。この間数分の出来事だったみたい。
数分も目を離せないって、まるで子供みたいだね…。
不審人物が学園内に侵入したことに焦った守衛は、学園内にいる最重要人物のフローラちゃんの身の安全を守るため、フローラちゃんの部屋に駆けつけたとのこと。
ちょうどそこへ、ソールさんからの知らせがあったみたい。
「貴様、余を罪人扱いするとは不敬にもほどがあるぞ!」
「他国の者が入国許可証を所持していないのであれば立派な罪人でしょう。
あなたはノルヌーヴォ王国の王子を名乗っていますが、それを証明するものがあるのですか。
少なくとも、私は近々国賓が我が国を訪れるという連絡は貰っていないのですが。
王族が他国を訪れるのに公式文書が交わされないなんてことはないでしょう。」
そういうものなんだ、わたし、勝手に帝国の皇后を連れて来ちゃったんだけど…。
「何で、高貴な血筋の余が、おまえのような小娘に来訪を知らせねばならないのだ。
馬鹿も休み休み・・・」
「殿下ちょっと待ってください!」
自称王子がフローラちゃんに暴言を吐こうとしたところで、エフォールさんが慌てて止めに入った。
そして、フローラちゃんに向かって言った。
「殿下が大変失礼なことを言ったことをお詫び申し上げます。
大変恐縮ですがあなた様のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
「そうね、不法入国者にこちらの名を明かす義理もないのだけど、このままでは埒が明きそうにないものね。
私は、フローラ・オストマルク、オストマルク王国の皇太子の一人娘にして、王位継承権第二位を有する者よ。
誰かさんと違って、何事もなければ次々代のこの国の国王になる予定の者なの。」
よほど腹に据えかねたのだろう、フローラちゃんが思いっきり毒を吐いた。
「辺境の百姓の代表が何を偉そうに王なんて名乗りおって、不遜にも…。」
「殿下はもう黙ってください、これ以上この方の不興をかったら拙いです。
この国は、この世界の北側にある二つの大陸の中で一番の経済大国なのですよ。
この国を怒らせたらわが国はあっという間に滅びますよ。
十八歳にまでなってそんな事も分からないから王族の中で爪弾きになるのです。
だいたい、辺境とか、百姓の代表とか、何千年前のことを言っているのですか。」
おっ、新たな情報が二つ出てきたよ、自称王子は王族の中でも爪弾きにされているんだ、それと年齢は十八歳と。
十八といえばこの国の成人年齢だ、普通に王立学園に通えば高等部を卒業する年齢だね。
確かに、言っていることが子供みたいで成人した大人の発言とは思えないね。
「重ね重ね、殿下が無礼な発言をしましたことをお詫び申し上げます。
殿下は少し妄想癖が過ぎまして、最近流行の草紙本に影響をされて自分が魔導王国を再興するのだと妄言を吐いているのです。
魔導王国の王となる自分が至高の存在で、他者に下げる頭は持たないなどと考えておりまして。
ぶっちゃけ、本国でも手を焼いているのでございます。
離宮にて蟄居を命じられていたのですが、目を放した隙に逃げ出されてしまいました。」
エフォールさんの話では、ノルヌーヴォ王国では最近気軽に読める草紙本というものが流行しているらしい。
どうも、この王子は最近読んだ『妾腹の末っ子が周囲に邪険にされながらも秘めた力を発揮して終には世界を統べる皇帝にまでのし上がる』というご都合主義の娯楽本に触発されたみたい。
王子の逃亡に気付いたエフォールさんは、すぐに追いかけたみたいだけど、やっと見つけたのがこの国に向かう運搬船の上だったらしい。
エフォールさんはポルトでそのまま引き返す予定だったが、王子はポルトで荷役の人足に紛れて再び逃亡したそうだ。
やっと捕まえたのが、ここヴィーナヴァルトなんだって。
この王子、馬鹿の割に行動力が凄いな・・・。
エフォールさんはひたすら平身低頭している、一所懸命に弁明する姿が気の毒だよ。
しかし、本国からも逃げ出してきたんだ、本当に目を離すことができないね。
そして、本当に不法入国なんだ…。
**********
エフォールさんの弁明を聞いていると、部屋の外から『バタ、バタ』と小走りな足音が近づいてくるのが聞こえた。
そして、部屋の扉が忙しげにノックされると、こちらの返事を待たずに扉が開け放たれた。
「こちらに、トレナール殿下がおわすとは誠の事か?」
中年の男性が慌てた様子で部屋に駆け込んできて捲くし立てた。
「あら、公使、久し振りですね。」
フローラちゃんに声を掛けられて、公使と呼ばれた人物は初めてフローラちゃんの存在に気付いたみたい。
「これは、フローラ姫、御前をお騒がせいたしまして申し訳ございません。
なにぶん、我が国のトレナール殿下がこちらにお邪魔していると連絡を受けて慌てていたものでして。」
公使の謝罪と弁明を受けてフローラちゃんは言った。
「トレナール殿下というのは、こちらにいる不法入国者に間違い有りませんか。」
公使はフローラちゃんの指差す人物を見て、お声を荒げて言った。
「殿下、なんでここにいらっしゃるのですか。
殿下は離宮にて蟄居しているはずではございませんか。
勝手に抜け出した挙句に他国に不法入国などと、何をお考えなのです。
今度という今度は、蟄居では済まされませんぞ、自裁も覚悟しておいてくだされませ。」
これと同じようなことリタさんがアロガンツの若様に言っていたっけ。
たしか、貴族ってダメな子は最初は押し込めで、次が自裁、往生際が悪ければ急病で亡くなるんだっけ。
しかし、『今度という今度は』ということは何度も問題を起こしているんだ…。
「何を言う、そんな事は些細なことではないか。
ここにいる少女を娶ることができればすべて帳消しになるさ。
何と言っても、現時点で確認されている唯一人の魔導王国の正当な継承者なんだからな。」
「へっ?」
いかん、いかん、また間抜けな声を出しちゃったよ。
この人の話を聞いているとこんなことばっかりだよ、意表を突くことを言うのだもの…。
だいたい、唯一人のというのはなに?西大陸の三王家は正当な継承者でしょう?
「何を言っておられるのですか殿下?話が見えないのですが?」
公使がトレナール王子に聞き返すと、
「その娘は、現在確認されている限りでは唯一人王家の指輪を輝かすことができる者だ。
その娘を娶れば、余とその娘の間にできた子は魔導王国の正当な継承者だ。
その娘を娶った時点で、余が三ヶ国の王座に名乗りを上げられるではないか。
三ヶ国とも王族の誰一人として指輪に正当な継承者として認められていないのだからな。」
と王子は言った。
「殿下!それは三ヶ国同盟の最高機密です!」
エフォールさんが慌てて殿下をたしなめる…。いや、もう遅いよ…。
ほら、公使なんか顔を青くしてしまったじゃない。
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