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第12章 三度目の夏休み
第302話 落ち込ませるつもりはなかったのです…
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「やっぱり、わたしは孤児達がリリちゃんのように利用されるの放っておくことはできないよ。」
わたしがそう答えると、ミルトさんは穏やかな笑顔を浮かべて言った。
「そう、じゃあ、あなたが良いと思うようにやってみなさい。
リタさん、しばらくは私の方には来なくて良いから、ターニャちゃんをフォローしてあげて。」
よかった、これが正解みたいだ。
わたしはリタさんと一緒にミルトさんの許を辞して王宮内を歩く。
目指すはヴィクトーリアさんの暮らす迎賓館だ。
「ミルトさんも意地悪ですね、ターニャちゃんがどうするか解っているのですから手を貸してあげればいいのに。
まあ、私が付いていますので、泥舟に乗った気持ちでドーンと任せてください。」
途中、リタさんがそう言ってニコニコと笑っていた。
でも、沈むよね、それ…、一つも安心できないよ…。
**********
わたしがヴィクトーリアさんに面会を申し込むとすぐに会うことができた。
「ターニャちゃん、久し振り、元気にしていた?
春が来て以降初めて会うわね、忙しかったのかしら?
冬場は助かったわ、ターニャちゃんがお屋敷に連れて行ってくれたので乗り切ることができたわ。
本当に有り難う、感謝しているわ。」
「お久し振りです、ヴィクトーリアさん。
お役に立てたなら良かったです。
最近は具合の悪いところはありませんか、遠慮せずに行ってくださいね。」
「ええ、おかげさまで、体の調子はすっかり良くなったわ。
気遣っていただいて有り難う。」
「それは良かったです。
今日は帝国での孤児、特にスラムに住んでいる孤児の扱いについて教えて頂きに参りました。」
わたしは、挨拶を交わした後、来訪の目的を告げる。
そして、今日あったリリちゃんにまつわる事の顛末をヴィクトーリアさんに説明したの。
わたしは、リリちゃんのような小さな子が『黒の使徒』に犯罪の道具として使われるような状況を赦すことは出来ないと、自分の気持ちをヴィクトーリアさんに伝えたんだ。
その上で、スラムにいる孤児を保護して王国へ連れて来る計画を話し、法的に問題あるか否かを尋ねたの。
わたしの話を聞くうちに、ヴィクトーリアさんは悲しそうな顔つきになり、終いには気の毒なほど落ち込んでしまった。
「うちの国の者がまたターニャちゃんに迷惑をかけたのね、本当にごめんなさいね。
本当に情けないわ、ターニャちゃんみたいな子供に殺し屋を送るのもそうだけど、それに年端のいかない子供を使うなんてなんて。
スラムの住人の件ね、結論から言うと彼らは棄民扱いよ。
市民権を持っていないから国外に連れ出されても誰も文句言えないわ。
だからこそ、『黒の使徒』の連中が好き勝手しているのだけどね。」
棄民というのは国から切り捨てられた人のことらしい、要はスラムに住んでいる人は国民と看做されないのだね。
じゃあ、連れてきて問題ないのかな。わたしがヴィクトーリアさんにそう尋ねると泣き出しそうな顔になってしまった。
「穴があったら入りたいというのはこんな気分のことを言うのね。
本来なら帝国政府がしなければならないことをこんな小さな子に頼らないといけないなんて。
お願いします、帝国の孤児達を救ってください。
ねえ、ターニャちゃん、教えて欲しいのだけど、私は帝都に戻ってはダメなのかしら。
これ以上、この状況は放っておけないわ。
皇帝をはじめとする愚か者どもの行いを改めさせないと帝国の民が潰されてしまうわ。」
よし、ヴィクトーリアさんの許可は貰ったぞ。
ヴィクトーリアさんが帝国へ帰る帰らないはヴィクトーリアさんの自由だけど…。
別に王国が軟禁している訳ではないのだから。
「ヴィクトーリアさんが帰ると言うのなら止めないけど、たぶん帰ったら病気がぶり返すと思うよ。
帝都の瘴気の濃さは尋常じゃないから、瘴気に耐性のない人はすぐあてられると思う。
ソールさんが言っていたけど帝都の瘴気の濃さは危険な水準だって。
たぶん、ヴィクトーリアさん以外にも瘴気中毒で苦しんでる人はいると思うよ。
それでも帰る?
それに、帝都へ帰れば『黒の使徒』に暗殺される危険性は今よりずっと高まるんじゃないかな。」
わたしの意見を聞いたヴィクトーリアさんは項垂れてしまった、きっと無力感にさいなまれているのだろう。
でも、今は大人しくしておいた方が良いと思うよ、ミルトさんの話ではヴィクトーリアさんとハイジさんはケントニスさんと並んで帝国の立て直しに必要な人らしいから。
帝都の瘴気の件についても考えていることはあるけど、それはまた今度ミルトさんも交えて話をしようと思う。今は孤児の問題が優先だよ。
落ち込んでいたヴィクトーリアさんは、わたしの帰りがけに一通の書状をくれた。
そこにはわたしが孤児達を国外に連れ出すことを皇后であるヴィクトーリアさんが許可した旨とわたしが孤児達を国外に連れ出すことを妨害してはならないとの旨が記されていた。
きちんとヴィクトーリアさんの署名が入って、皇后の印章で封緘された正式なものだ。
法的には連れ出しても問題ないが、もしかしたら『黒の使徒』の連中が妨害するかもしれないから念のためだって。 これは助かる。
**********
ビクトーリアさんの許を辞して王宮の廊下を歩いているとリタさんが尋ねてきた。
「これからどうしますか?」
「これから王様を説得しに行こうと思うの。」
わたしの答えにリタさんが呆れてモノが言えないという顔をした後にこう言った。
「ダメダメです。孫がお爺ちゃんにおねだりに行く訳ではないのですよ。
段階を踏まずにいきなりトップに話を持っていく、しかも手ぶらで、そんなのダメに決まっています。
まずはキチンと計画書を作って、然るべき立場の人に持って行きましょう。
ターニャちゃんの場合、手順どおり下っ端に持っていくのは逆にダメでしょうね。
流石に十歳児の持ってきた計画をまともに取り合う人はないでしょうから。
ターニャちゃんと面識のある人で実務畑の人、しかもある程度権限のある人に持っていくべきですね。
まずは計画書を作りましょう、それがないことには話になりません。」
リタさんにダメ出しをされたわたしは、計画書を作成するため寮へ戻ることにした。
わたしがそう答えると、ミルトさんは穏やかな笑顔を浮かべて言った。
「そう、じゃあ、あなたが良いと思うようにやってみなさい。
リタさん、しばらくは私の方には来なくて良いから、ターニャちゃんをフォローしてあげて。」
よかった、これが正解みたいだ。
わたしはリタさんと一緒にミルトさんの許を辞して王宮内を歩く。
目指すはヴィクトーリアさんの暮らす迎賓館だ。
「ミルトさんも意地悪ですね、ターニャちゃんがどうするか解っているのですから手を貸してあげればいいのに。
まあ、私が付いていますので、泥舟に乗った気持ちでドーンと任せてください。」
途中、リタさんがそう言ってニコニコと笑っていた。
でも、沈むよね、それ…、一つも安心できないよ…。
**********
わたしがヴィクトーリアさんに面会を申し込むとすぐに会うことができた。
「ターニャちゃん、久し振り、元気にしていた?
春が来て以降初めて会うわね、忙しかったのかしら?
冬場は助かったわ、ターニャちゃんがお屋敷に連れて行ってくれたので乗り切ることができたわ。
本当に有り難う、感謝しているわ。」
「お久し振りです、ヴィクトーリアさん。
お役に立てたなら良かったです。
最近は具合の悪いところはありませんか、遠慮せずに行ってくださいね。」
「ええ、おかげさまで、体の調子はすっかり良くなったわ。
気遣っていただいて有り難う。」
「それは良かったです。
今日は帝国での孤児、特にスラムに住んでいる孤児の扱いについて教えて頂きに参りました。」
わたしは、挨拶を交わした後、来訪の目的を告げる。
そして、今日あったリリちゃんにまつわる事の顛末をヴィクトーリアさんに説明したの。
わたしは、リリちゃんのような小さな子が『黒の使徒』に犯罪の道具として使われるような状況を赦すことは出来ないと、自分の気持ちをヴィクトーリアさんに伝えたんだ。
その上で、スラムにいる孤児を保護して王国へ連れて来る計画を話し、法的に問題あるか否かを尋ねたの。
わたしの話を聞くうちに、ヴィクトーリアさんは悲しそうな顔つきになり、終いには気の毒なほど落ち込んでしまった。
「うちの国の者がまたターニャちゃんに迷惑をかけたのね、本当にごめんなさいね。
本当に情けないわ、ターニャちゃんみたいな子供に殺し屋を送るのもそうだけど、それに年端のいかない子供を使うなんてなんて。
スラムの住人の件ね、結論から言うと彼らは棄民扱いよ。
市民権を持っていないから国外に連れ出されても誰も文句言えないわ。
だからこそ、『黒の使徒』の連中が好き勝手しているのだけどね。」
棄民というのは国から切り捨てられた人のことらしい、要はスラムに住んでいる人は国民と看做されないのだね。
じゃあ、連れてきて問題ないのかな。わたしがヴィクトーリアさんにそう尋ねると泣き出しそうな顔になってしまった。
「穴があったら入りたいというのはこんな気分のことを言うのね。
本来なら帝国政府がしなければならないことをこんな小さな子に頼らないといけないなんて。
お願いします、帝国の孤児達を救ってください。
ねえ、ターニャちゃん、教えて欲しいのだけど、私は帝都に戻ってはダメなのかしら。
これ以上、この状況は放っておけないわ。
皇帝をはじめとする愚か者どもの行いを改めさせないと帝国の民が潰されてしまうわ。」
よし、ヴィクトーリアさんの許可は貰ったぞ。
ヴィクトーリアさんが帝国へ帰る帰らないはヴィクトーリアさんの自由だけど…。
別に王国が軟禁している訳ではないのだから。
「ヴィクトーリアさんが帰ると言うのなら止めないけど、たぶん帰ったら病気がぶり返すと思うよ。
帝都の瘴気の濃さは尋常じゃないから、瘴気に耐性のない人はすぐあてられると思う。
ソールさんが言っていたけど帝都の瘴気の濃さは危険な水準だって。
たぶん、ヴィクトーリアさん以外にも瘴気中毒で苦しんでる人はいると思うよ。
それでも帰る?
それに、帝都へ帰れば『黒の使徒』に暗殺される危険性は今よりずっと高まるんじゃないかな。」
わたしの意見を聞いたヴィクトーリアさんは項垂れてしまった、きっと無力感にさいなまれているのだろう。
でも、今は大人しくしておいた方が良いと思うよ、ミルトさんの話ではヴィクトーリアさんとハイジさんはケントニスさんと並んで帝国の立て直しに必要な人らしいから。
帝都の瘴気の件についても考えていることはあるけど、それはまた今度ミルトさんも交えて話をしようと思う。今は孤児の問題が優先だよ。
落ち込んでいたヴィクトーリアさんは、わたしの帰りがけに一通の書状をくれた。
そこにはわたしが孤児達を国外に連れ出すことを皇后であるヴィクトーリアさんが許可した旨とわたしが孤児達を国外に連れ出すことを妨害してはならないとの旨が記されていた。
きちんとヴィクトーリアさんの署名が入って、皇后の印章で封緘された正式なものだ。
法的には連れ出しても問題ないが、もしかしたら『黒の使徒』の連中が妨害するかもしれないから念のためだって。 これは助かる。
**********
ビクトーリアさんの許を辞して王宮の廊下を歩いているとリタさんが尋ねてきた。
「これからどうしますか?」
「これから王様を説得しに行こうと思うの。」
わたしの答えにリタさんが呆れてモノが言えないという顔をした後にこう言った。
「ダメダメです。孫がお爺ちゃんにおねだりに行く訳ではないのですよ。
段階を踏まずにいきなりトップに話を持っていく、しかも手ぶらで、そんなのダメに決まっています。
まずはキチンと計画書を作って、然るべき立場の人に持って行きましょう。
ターニャちゃんの場合、手順どおり下っ端に持っていくのは逆にダメでしょうね。
流石に十歳児の持ってきた計画をまともに取り合う人はないでしょうから。
ターニャちゃんと面識のある人で実務畑の人、しかもある程度権限のある人に持っていくべきですね。
まずは計画書を作りましょう、それがないことには話になりません。」
リタさんにダメ出しをされたわたしは、計画書を作成するため寮へ戻ることにした。
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