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ちずる幼稚園での出来事
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「それでも、絶対人には話しては駄目。分かった。」
母親の強い口調に、ちずるはなみえが自分をまるで叱っているかのように聞こえ、悲しくなってべそをかき始めてしまった。
「ごめんねちいちゃん。ママ怒っているような言い方をしてしまったね。ママ怒ったのではないよ。だから
泣かないで。あのね、ちいちゃん。ちいちゃんが先生に見えたものの事を話したこと、嘘ではないことは
「ママが一番よくわかってる。でもね、ママもそうだけど他の人には、ちいちゃんの見えている人が見えて
いないの。だから、もしまた見えたとしたら、その時はママにだけ話してくれればいいからね。約束して
くれるかな。」
ちずるはなみえの言葉に下を向いたまま頷いた。そうして、次の日からちずるは、たとへ何か見えたとしても、その事を母親なみえ以外の人に話すことはなかった。
母親の強い口調に、ちずるはなみえが自分をまるで叱っているかのように聞こえ、悲しくなってべそをかき始めてしまった。
「ごめんねちいちゃん。ママ怒っているような言い方をしてしまったね。ママ怒ったのではないよ。だから
泣かないで。あのね、ちいちゃん。ちいちゃんが先生に見えたものの事を話したこと、嘘ではないことは
「ママが一番よくわかってる。でもね、ママもそうだけど他の人には、ちいちゃんの見えている人が見えて
いないの。だから、もしまた見えたとしたら、その時はママにだけ話してくれればいいからね。約束して
くれるかな。」
ちずるはなみえの言葉に下を向いたまま頷いた。そうして、次の日からちずるは、たとへ何か見えたとしても、その事を母親なみえ以外の人に話すことはなかった。
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