平凡な26歳、異世界に連れてこられた

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田中太郎、異世界に行く①

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「「田中先輩!今日はご馳走になりました!」」

田中先輩と呼ばれている俺、田中太郎28歳独身、身長170cm、体重65kg、どこにでも居そうな平凡な男。ブサイクでもなければイケメンでもない。

今は会社の後輩と仕事終わりにご飯を食べて帰る途中だ

「いいよいいよ、そんなにお礼言わなくても、どうせお金持ってても使わないし」

そう、俺はあまりお金を使うことがない。彼女でもいたらお金使うんだろうけどな…
学生時代はそれなりに勉強できたからそれなりの会社にも就職できた。収入もまぁまぁ良く、お金が貯まる一方だった。
なのでこうして後輩を連れてご飯に行くことが多い。

後輩達と歩きながら雑談していると悲鳴が聞こえてきた。悲鳴が聞こえた方を見るとそこには包丁を持っている男がいた。周りはパニック状態、それを見て包丁を持った男もパニックになり、こちらに向かって逃げるように走ってくる。

「どけ!お前ら!刺されたいのか!」

俺たちの方に向かってそう叫ぶ男、後輩たちは恐怖で体が震えていてたっているのがやっとの様子だ。

男がどんどん近づいてくる。男は後輩の1人に目掛けて包丁を突き出しながら走ってきた。
その後輩は逃げようにも体が動かない。俺はその後輩を突き飛ばした

グサッ

自分の腹から赤い血が溢れてくる。

あぁ、俺刺されたのか…

男はそのまま逃げ去って行った

やばい…意識が朦朧としてきた、俺は死ぬのか?あぁ本当に平凡な人生だったな…

俺の周りで後輩達が泣いているのが見える。
泣くくらいなら救急車を呼んで欲しいんだが…まぁ呼んだところで助からないだろうな。腹に深く刺さっているし血が流れすぎている。恐らく死ぬな…
最後に優秀な後輩を救えて少しは俺も役に立てたのかな…

そんなことを考えていると俺は意識が無くなった。
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