13 / 16
お祭り②
しおりを挟む
祭り当日、大通りにはたくさんの屋台が並んでいる。その一角に生産ギルドの屋台もあった。
俺とセントさんがりんご飴を作り、エイナさんとキリカが接客することになった。まぁ妥当だろうな。俺なんかが接客しても来ないだろうし…女性陣2人が接客しているおかげで男性客がすごく多い。そしてりんご飴の評判が良く今すごく忙しい。お手頃価格なりんご飴なので一気に数本買っていく客までいるくらいだ。
「セントさん、ハァ、もう限界です、ハァ」
「新人君、頑張ってくれ!この数を1人で作るのはさすがに無理だよ!限界を超えろ!」
まさかこんなに売れると思わなかったよ。正直舐めてた。
「りんご飴まだですかー!」
「エイナ!そんなに急かすなよ!こっちも大変なんだ!」
もう俺は喋る元気もないよ…
昼過ぎにはりんごが全部無くなった。完売だ。予想以上の売上だったよ
「これなら屋台の人気投票で入賞できるんじゃないですか!」
「絶対できますよ!」
女性陣2人がすごく元気なのに対して男性陣は魂が抜けていた。
人気投票?何それ…
「タロウのおかげで大成功だったよ!ありがとう!」
キリカが満面の笑みでそう言ってきたが反応する元気がない。
「タロウさん!ありがとう!」
と言って後ろから抱きついてくるエイナさん。俺は目をグワッ!と見開き背中に神経を研ぎ澄ます。
「お?少し元気を取り戻した?そんなに私の胸が良かった?」
耳元に唇を持ってきてふぅう、と息をかけるエイナさん。そして耳元でえっち♪と囁く。
ゾワゾワっと体が震える。
「あははははは!すごく顔赤いよ?お姉さんのがそんなに良かった?」
ほれほれっ!と脇腹をツンツンとついてくる。えぇい!無視だ無視だ!
「エイナと新人ちゃん…まだ全然時間あるし祭り楽しんできたら?僕は少し休憩するよ…」
「タロウさんはどうしますか?」
「こんな状態で…行ける…わけない…だろ」
と言うと女性陣はキャッキャウフフしながら屋台めぐりに行った。
10分程休憩するとだいぶ落ち着いた。その間は椅子に座りずっと一点を集中して見ていた。
「新人君、いやタロウ君、今日は本当にありがとう」
っと急に頭を下げてきた。
「いきなりどうしたんですかセントさん?」
「タロウ君とキリカちゃんが生産ギルドに来てくれたおかげで楽しくなったなと思ってね。今までエイナには苦労をかけたからね。」
そう言って苦笑いしていた。確かに今まで2人だけでやってきたんだから苦労しただろうな。特にエイナさんは…
「って言っても僕は何もしてませんよ?」
「入ってくれた、それだけで嬉しいんだよ。入ってきてくれたおかげでこうして祭りも楽しめたしね!タロウ君は楽しめてないだろうけど笑」
ほんとだよ全く…
「まぁいろいろありましたけど俺も今が楽しいですよ。少し前まではこんなこと全然想像もしてなかったですから。」
そうだ。少し前まではこんなことになるなんて思ってもいなかったが今は異世界に来て良かったなと思えるくらいには楽しく生きていると思う。
「なになに?男ふたりでなに話してるんですか?」
いつの間にかエイナさんとキリカが帰ってきていた。
「おお、祭りはどうだった?」
「たくさん美味しいもの食べてきましたよ!もうお腹いっぱいです。」
エイナさんがお腹をさすりながら言う。
「はいこれ、ギルマスとタロウさんに買ってきました」
キリカから渡されたのは焼きそばとビールだった。
「キリカちゃんありがとね!早速いただくよ」
「ありがとう」
俺はセントさんと乾杯をして焼きそばを食べながら今度は生産ギルドの4人で楽しく会話をして祭りが終わった。
俺とセントさんがりんご飴を作り、エイナさんとキリカが接客することになった。まぁ妥当だろうな。俺なんかが接客しても来ないだろうし…女性陣2人が接客しているおかげで男性客がすごく多い。そしてりんご飴の評判が良く今すごく忙しい。お手頃価格なりんご飴なので一気に数本買っていく客までいるくらいだ。
「セントさん、ハァ、もう限界です、ハァ」
「新人君、頑張ってくれ!この数を1人で作るのはさすがに無理だよ!限界を超えろ!」
まさかこんなに売れると思わなかったよ。正直舐めてた。
「りんご飴まだですかー!」
「エイナ!そんなに急かすなよ!こっちも大変なんだ!」
もう俺は喋る元気もないよ…
昼過ぎにはりんごが全部無くなった。完売だ。予想以上の売上だったよ
「これなら屋台の人気投票で入賞できるんじゃないですか!」
「絶対できますよ!」
女性陣2人がすごく元気なのに対して男性陣は魂が抜けていた。
人気投票?何それ…
「タロウのおかげで大成功だったよ!ありがとう!」
キリカが満面の笑みでそう言ってきたが反応する元気がない。
「タロウさん!ありがとう!」
と言って後ろから抱きついてくるエイナさん。俺は目をグワッ!と見開き背中に神経を研ぎ澄ます。
「お?少し元気を取り戻した?そんなに私の胸が良かった?」
耳元に唇を持ってきてふぅう、と息をかけるエイナさん。そして耳元でえっち♪と囁く。
ゾワゾワっと体が震える。
「あははははは!すごく顔赤いよ?お姉さんのがそんなに良かった?」
ほれほれっ!と脇腹をツンツンとついてくる。えぇい!無視だ無視だ!
「エイナと新人ちゃん…まだ全然時間あるし祭り楽しんできたら?僕は少し休憩するよ…」
「タロウさんはどうしますか?」
「こんな状態で…行ける…わけない…だろ」
と言うと女性陣はキャッキャウフフしながら屋台めぐりに行った。
10分程休憩するとだいぶ落ち着いた。その間は椅子に座りずっと一点を集中して見ていた。
「新人君、いやタロウ君、今日は本当にありがとう」
っと急に頭を下げてきた。
「いきなりどうしたんですかセントさん?」
「タロウ君とキリカちゃんが生産ギルドに来てくれたおかげで楽しくなったなと思ってね。今までエイナには苦労をかけたからね。」
そう言って苦笑いしていた。確かに今まで2人だけでやってきたんだから苦労しただろうな。特にエイナさんは…
「って言っても僕は何もしてませんよ?」
「入ってくれた、それだけで嬉しいんだよ。入ってきてくれたおかげでこうして祭りも楽しめたしね!タロウ君は楽しめてないだろうけど笑」
ほんとだよ全く…
「まぁいろいろありましたけど俺も今が楽しいですよ。少し前まではこんなこと全然想像もしてなかったですから。」
そうだ。少し前まではこんなことになるなんて思ってもいなかったが今は異世界に来て良かったなと思えるくらいには楽しく生きていると思う。
「なになに?男ふたりでなに話してるんですか?」
いつの間にかエイナさんとキリカが帰ってきていた。
「おお、祭りはどうだった?」
「たくさん美味しいもの食べてきましたよ!もうお腹いっぱいです。」
エイナさんがお腹をさすりながら言う。
「はいこれ、ギルマスとタロウさんに買ってきました」
キリカから渡されたのは焼きそばとビールだった。
「キリカちゃんありがとね!早速いただくよ」
「ありがとう」
俺はセントさんと乾杯をして焼きそばを食べながら今度は生産ギルドの4人で楽しく会話をして祭りが終わった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる