5 / 104
弓道に潜む恐怖その1
しおりを挟む
「川咲君のことは置いといて、自己紹介を終わらせましょう」
「うちの名前は天堂大輔って言います‼︎よろしくな。ちなみにうちは、二年です‼︎」
「俺は二年の区事務泰斗です。苗木先輩よろしく」
「ぼ、僕は一年の原技優夢です。よ、よろしくお願いします」
「改めて、私は鈴木篤子よ。で、そっちの倒れてる人は川咲光君よ。彼は一年生よ。私達のことは知ってるわね。後の五人とも仲良くね」
「う、うん。川咲君、大丈夫⁇」
「はいっす。なんとかっす」
バタン
「きゃあー‼︎川咲君!?」
「血が出過ぎて気を失ったみたいよ。ほっときなさい」
「後輩に対して冷たくない?」
「当たり前の反応をしているだけよ。此処では、私の言うことは絶対よ。いいわね?」
「苗木先輩ー。鈴木先輩は部長ですー」
「副部長は?」
「居ないわ」
「え?」
「だって要らないですー。鈴木先輩がいればなんとかなりますし、副部長なんて、邪魔でしかないですよー」
「はぁー。雑談はここまで。本題に入るわよ」
「弓道に霊が出るって噂聞いたかしら?」
「私聞いてない」
「うちも聞いてねぇー」
「ぼ、僕は聞きました。クラスメイトが話しているところを聞いただけです」
「俺は知らない」
「あの、さっきから思ってたんだけど、一人多くない⁇」
「え?」
「そういえばそうっすね。苗木先輩、鈴木先輩、江原先輩、天堂先輩、区事務先輩、桃凛先輩、原技、俺、たしかに一人多いっす。」
「待って‼︎江原君って昔、私と一緒の弓道部に居たよね?一年時確か、自殺したって聞いたような」
「てことは、一人多いのは貴方の仕業ね」
「でも、どうして誰も気づかなかったんですか?」
「きっと、記憶操作ね」
「うわー。怖っ‼︎」
「どうしたの⁇僕は人間だよ」
「......」
「鈴木さん⁇」
「オーラが違う。人間のオーラとは違うわ。苗木さんの言う通り、犯人は江原君よ‼︎」
「なんだ。気づいたんだ。じゃあ、僕もそろそろやろうかな⁇」
「......っ!?皆んな部室の外へ逃げなさい‼︎今すぐに‼︎」
「えっ?」
「逃がさないよ」
黒影が、私、鈴木さん、川咲君、原技君、そして桃凛さんを巻き込んで違う世界へと連れて来られた。
「......さん‼︎......木......苗......さん‼︎......苗木さん‼︎」
「はっ‼︎此処は?」
「気がついたのね。昨日来た場所と似ている所よ」
「似てる?」
「えぇ。昨日と全く同じ空間は存在しないわ。此処は似てるようで似てない。そんなところよ」
「そう。川咲君と桃凛さんと原技君は?」
「知らないわ。気づいたら苗木さんと二人だけよ」
「そんな。川咲君達は大丈夫なの?」
「大丈夫よ。あっちには川咲君が居るわ。そう簡単に死ぬことはないわ」
「信頼してるんだね」
「別にそういうわけじゃないわ」
「照れてる。可愛い。」
「て、照れてなんてないわ‼︎」
「うふふ。そうだね」
「あ、ああああ‼︎」
「彼はもう、霊の本性が出てしまっているわ。彼の未練を断ち切るしかないわ」
「江原君は確か、弓道部に入ったけど、先輩達にいじめられて、大好きだった。弓道を続けられなくなって自殺をしたみたい」
「流石、元弓道部ね」
「褒められても全然嬉しくない」
「褒め言葉にしてあげるわ」
「はぁー」
「江原君。私が弓道を教えてあげるよ。だから未練を断ち切ろう‼︎」
「苗木さん!?正気なの⁇彼の未練は相当強いわ‼︎そう簡単には未練を断ち切るなんて無理よ‼︎」
「どうして?私は出来ると思うよ。だって、同じ弓道部だったんだもん。だから弓道が大好きだって気持ちは同じ‼︎彼の未練は私が断ち切る‼︎」
「苗木さん。貴方、意志が強いのね」
「そうかな?」
「そうよ。やりなさい‼︎苗木さんなら出来るわ」
「ありがとう‼︎」
「江原君‼︎弓道を教えるよ‼︎」
「も、う、い、ち、ど、弓、道、出、来、る、の⁇」
「うん。出来るよ‼︎私を信じて‼︎お願い」
「わ、かっ、た」
「ありがとう」
「彼の心を動かした。普通は出来ないはず。でもたしかに、一人でやりたいって思っていた彼の心を動かした。苗木さんは私達の中でも、一番ある意味霊力が強いのかもしれないわ」
「さあ‼︎江原君。恐怖の弓道を始めよう‼︎」
「うちの名前は天堂大輔って言います‼︎よろしくな。ちなみにうちは、二年です‼︎」
「俺は二年の区事務泰斗です。苗木先輩よろしく」
「ぼ、僕は一年の原技優夢です。よ、よろしくお願いします」
「改めて、私は鈴木篤子よ。で、そっちの倒れてる人は川咲光君よ。彼は一年生よ。私達のことは知ってるわね。後の五人とも仲良くね」
「う、うん。川咲君、大丈夫⁇」
「はいっす。なんとかっす」
バタン
「きゃあー‼︎川咲君!?」
「血が出過ぎて気を失ったみたいよ。ほっときなさい」
「後輩に対して冷たくない?」
「当たり前の反応をしているだけよ。此処では、私の言うことは絶対よ。いいわね?」
「苗木先輩ー。鈴木先輩は部長ですー」
「副部長は?」
「居ないわ」
「え?」
「だって要らないですー。鈴木先輩がいればなんとかなりますし、副部長なんて、邪魔でしかないですよー」
「はぁー。雑談はここまで。本題に入るわよ」
「弓道に霊が出るって噂聞いたかしら?」
「私聞いてない」
「うちも聞いてねぇー」
「ぼ、僕は聞きました。クラスメイトが話しているところを聞いただけです」
「俺は知らない」
「あの、さっきから思ってたんだけど、一人多くない⁇」
「え?」
「そういえばそうっすね。苗木先輩、鈴木先輩、江原先輩、天堂先輩、区事務先輩、桃凛先輩、原技、俺、たしかに一人多いっす。」
「待って‼︎江原君って昔、私と一緒の弓道部に居たよね?一年時確か、自殺したって聞いたような」
「てことは、一人多いのは貴方の仕業ね」
「でも、どうして誰も気づかなかったんですか?」
「きっと、記憶操作ね」
「うわー。怖っ‼︎」
「どうしたの⁇僕は人間だよ」
「......」
「鈴木さん⁇」
「オーラが違う。人間のオーラとは違うわ。苗木さんの言う通り、犯人は江原君よ‼︎」
「なんだ。気づいたんだ。じゃあ、僕もそろそろやろうかな⁇」
「......っ!?皆んな部室の外へ逃げなさい‼︎今すぐに‼︎」
「えっ?」
「逃がさないよ」
黒影が、私、鈴木さん、川咲君、原技君、そして桃凛さんを巻き込んで違う世界へと連れて来られた。
「......さん‼︎......木......苗......さん‼︎......苗木さん‼︎」
「はっ‼︎此処は?」
「気がついたのね。昨日来た場所と似ている所よ」
「似てる?」
「えぇ。昨日と全く同じ空間は存在しないわ。此処は似てるようで似てない。そんなところよ」
「そう。川咲君と桃凛さんと原技君は?」
「知らないわ。気づいたら苗木さんと二人だけよ」
「そんな。川咲君達は大丈夫なの?」
「大丈夫よ。あっちには川咲君が居るわ。そう簡単に死ぬことはないわ」
「信頼してるんだね」
「別にそういうわけじゃないわ」
「照れてる。可愛い。」
「て、照れてなんてないわ‼︎」
「うふふ。そうだね」
「あ、ああああ‼︎」
「彼はもう、霊の本性が出てしまっているわ。彼の未練を断ち切るしかないわ」
「江原君は確か、弓道部に入ったけど、先輩達にいじめられて、大好きだった。弓道を続けられなくなって自殺をしたみたい」
「流石、元弓道部ね」
「褒められても全然嬉しくない」
「褒め言葉にしてあげるわ」
「はぁー」
「江原君。私が弓道を教えてあげるよ。だから未練を断ち切ろう‼︎」
「苗木さん!?正気なの⁇彼の未練は相当強いわ‼︎そう簡単には未練を断ち切るなんて無理よ‼︎」
「どうして?私は出来ると思うよ。だって、同じ弓道部だったんだもん。だから弓道が大好きだって気持ちは同じ‼︎彼の未練は私が断ち切る‼︎」
「苗木さん。貴方、意志が強いのね」
「そうかな?」
「そうよ。やりなさい‼︎苗木さんなら出来るわ」
「ありがとう‼︎」
「江原君‼︎弓道を教えるよ‼︎」
「も、う、い、ち、ど、弓、道、出、来、る、の⁇」
「うん。出来るよ‼︎私を信じて‼︎お願い」
「わ、かっ、た」
「ありがとう」
「彼の心を動かした。普通は出来ないはず。でもたしかに、一人でやりたいって思っていた彼の心を動かした。苗木さんは私達の中でも、一番ある意味霊力が強いのかもしれないわ」
「さあ‼︎江原君。恐怖の弓道を始めよう‼︎」
0
あなたにおすすめの小説
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2026/1/30:『かお』の章を追加。2026/2/6の朝頃より公開開始予定。
2026/1/29:『かいもの』の章を追加。2026/2/5の朝頃より公開開始予定。
2026/1/28:『えあこん』の章を追加。2026/2/4の朝頃より公開開始予定。
2026/1/27:『ほうもんしゃ』の章を追加。2026/2/3の朝頃より公開開始予定。
2026/1/26:『きぐるみ』の章を追加。2026/2/2の朝頃より公開開始予定。
2026/1/25:『さむいごご』の章を追加。2026/2/1の朝頃より公開開始予定。
2026/1/24:『うるさいりんじん』の章を追加。2026/1/31の朝頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる