私の人生は不幸でできている

上野佐栁

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体育祭前編

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 体育祭当日

 「優咲さん!優勝したらデート行こう」

 「死んでもお断りです」

 ガーン

 「まーた、優咲に振られてやんの!」

 「お前も懲りないねぇ?」

 「本当にです。迷惑しかないのですから」

 しーん

 「やっぱりガードは硬えぞ」
 
 「だからこそ欲しくなるんだよ」

 「ふーん」

 「一年の部!出場者はは集まってください」

 「おっ!俺たちだな?」

 「最初の種目は借り物競走‼︎」

 「ねぇねぇ誰を応援する?」

 「やっぱり優咲さんは田中君?」

 「それは絶対にない」

 「はっきりと言うね?」

 「なんでそんなに、田中君が嫌いなの?」

 「好きになれない。あんな冷徹なやつは嫌い」

 「ふーん」

 バンッ

 「おっ!始まったよ」

 「選手が一斉に飛び出しました!一体誰が最初にゴールするのでしょうか?」

 「えぇーと、お題は......」

 「「お題、好きな人とゴールせよ」」

 「好きな人......」

 ダダダダッ

 「あ、あれ?田中君がものすごい勢いでこっちに向かって来るよ?」

 「優咲さん!何も言わずに着いて来て」

 「は?えっ?えええっ⁉︎」

 「ほほぉーん?いってらっしゃい」

 「ち、ちょっ!」

 「おーと!赤組がお題をゲットしたようです!他の選手たちも着々とゴールに向かっています!」

 「一体お題はなんなんですか‼︎」

 「いいから黙って着いて来てよ」

 「手を離して欲しいのですが......」

 「後でね!」

 ババン

 「赤組一位でゴールです!」

 「おおおっ!」

 「はい。お題の紙」

 「......」

 「「お題、好きな人とゴールせよ」」

 「......」

 ビリ

 「え......」

 ビリビリビリ

 「こんな物消す」

 「あ、あれ?そんなに嫌だった」

 「はい。今ここで舌を噛むレベルです」

 ズゥーン

 「気持ちが全く伝わらない!でもハイタッチだけでも」

 スッ

 「な、なんで逃げるの⁉︎」

 「こっちに来ないでください」

 「な、なぁ?あそこ......」

 「なん......だ」

 「......」

 「なんで、優咲が旗を持って田中とやり合ってんだよ?」

 「殺し合いでもしてるのか?」

 ある意味正解!

 「次の種目は障害物競走!」

 「優咲さん頑張ってね」

 「......」

 「そんな嫌な顔しなくても......」

 「一位取れないかもです」

 「酷くない⁉︎」

 「......アン」

 「ん?なんだ?」

 「田中を一回は殺しちゃ駄目⁇」

 「駄目だ!此処では目立つし今、殺せば本当に全てが終わりだ」

 「ふーん」

 本音を言えば今すぐに殺してあげたい。鬱憤を晴らすにはそれが一番でしょう?

 バンッ

 「あ、赤組速い⁉︎」

 「なぁ、優咲だけ障害になるのもなくないか?」

 「ああ、障害がないかのようにするすると通って行くぞ」

 「止まられねー」

 「スピードも落ちないってまじでやべーな」

 ババン

 「赤組がぶっちぎりの一位だ!」

 「おおー!」

 体育祭後編へと続く
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