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一番会いたかった人
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「お母......様なの?」
「そうよ」
「お母様......お母様ああ‼︎うわああん!」
「あらあら。泣き虫さんね。お母さんに泣き顔しか見せてくれないの?」
本物だ。一番会いたくて、会えなかった人に会えた。
「笑って」
ニコッ
「思った通り。とても可愛らしく成長したわね」
「......うん」
「ラティスを直接抱きしめる事が出来なかった。でも貴方を産んでよかったわ。貴方はお母さんにとって、セスと同じ一番の宝物よ。そして、この世で、セスとラティスを永久に愛しているわ」
「......お母様」
「さぁ。レイセリファを公爵様から取り除いて」
「......えっ?」
目の前の真っ暗な影の中にオレンジ色に輝くレイセリファがあった。
「なんでこんな所に?」
「公爵様は......ラティスを心から愛しておられるわ。だから、ラティスも信じてあげて」
「信じたい......でも怖い」
「わかるわ。でも公爵様は貴方を絶対に愛しているわ。お母さんと同じ気持ちよ」
「......うん」
「もう時間がないわ。貴方の魔力は一時的に私のセリファで補うわ。だから行って」
「うん‼︎」
私は影の方へと足を運んだ。もう迷いたくない。捨てられたくない。でもそれ以上にお父様に愛されたい。そう思ってしまう。
「......お父様」
「なっ!?いつの間にこんな所まで......」
「レイセリファは私が貰う」
お父様の胸にそっと手を置きレイセリファを取り出した。
「ぐあああああああ!?」
苦しそうに叫ぶ声はあるで、ニーアスが泣き叫んだようにも思えた。
「......これで、四つ目」
「お父様‼︎大丈夫ですか?」
「あ、ああ」
「お父様‼︎」
「お前は俺の娘ではない」
「......えっ⁇」
「まだそんな事を言っているのですか?」
冷たい声は私を闇の底へと落としには十分な言葉だった。もう愛されない。お父様の優しく話す声は聞けない。そう思うだけで、胸が張り裂けそうだった。
「俺にはもう娘など居ない」
「......っ‼︎」
「ラティス。気にしなくていい」
「......そうですか。では、さようならお父様」
「は?」
眩い光に包まれて、光が収まる頃には私はもうそこには居なかった。
「......ラティス⁇何処に行ったの?」
「ラティスの魔力がまるで感じねぇ。まるで死んでしまったように......セリファがなくなってしまったように魔力感知ですらわからない」
「お父様‼︎何しているんだ!ラティスをあれだけ傷つけるなんて最低だ‼︎ラティスに謝れ!謝れよ‼︎」
「......」
数日後の夜
「......公爵様」
「またか。お前はなぜ飽きぬ⁇毎日毎日夢に出てくるなんて......死人はよっぽど暇なのか?」
「セリファにとって、時間は一瞬です。ラティスは生きています。今は魔法の修行をしております」
「そんな報告いらん」
「公爵様は本気で、ラティスを娘ではないとおっしゃるのですか?」
「......本気に見えるか?」
「いいえ。見えません」
「俺は、ラティスとアニーを重ねていた」
「......」
「最初の一年間は恨んでいたんだ。ラティスのせいで、アニーが死んだ。そう思っていた。でも......ラティスを見た瞬間にお前との思い出やあの頃の日々を思い出していた。あの子はお前に凄く似て美しかった」
「公爵様......」
「ラティスを自分の娘ではなく......アニーだと思うようになってしまった。そんな気持ちで、ラティスを本気で愛していると言えるのか?」
「......愛していると思いますよ。いつも見守って居ましたから」
「アニーを失って、ラティスをアニーの代わりにする自分が悍ましい」
「公爵様。どうか自分を責めないで」
「もう消えろ」
「......はい」
「......行くな」
「......」
「行かないでくれ!」
「愛された子よ。レイセリファは使いこなせるようになったか?」
「まだまだです」
「ラティスは才能がある。僕はそう思うよ」
「ウリス‼︎」
ボソッ
「君はどんどん強くなっていくだろう。だが、その強さは誰のために使うのだろうか?僕はまだ、君を心配しているんだよ。ラティス」
「そうよ」
「お母様......お母様ああ‼︎うわああん!」
「あらあら。泣き虫さんね。お母さんに泣き顔しか見せてくれないの?」
本物だ。一番会いたくて、会えなかった人に会えた。
「笑って」
ニコッ
「思った通り。とても可愛らしく成長したわね」
「......うん」
「ラティスを直接抱きしめる事が出来なかった。でも貴方を産んでよかったわ。貴方はお母さんにとって、セスと同じ一番の宝物よ。そして、この世で、セスとラティスを永久に愛しているわ」
「......お母様」
「さぁ。レイセリファを公爵様から取り除いて」
「......えっ?」
目の前の真っ暗な影の中にオレンジ色に輝くレイセリファがあった。
「なんでこんな所に?」
「公爵様は......ラティスを心から愛しておられるわ。だから、ラティスも信じてあげて」
「信じたい......でも怖い」
「わかるわ。でも公爵様は貴方を絶対に愛しているわ。お母さんと同じ気持ちよ」
「......うん」
「もう時間がないわ。貴方の魔力は一時的に私のセリファで補うわ。だから行って」
「うん‼︎」
私は影の方へと足を運んだ。もう迷いたくない。捨てられたくない。でもそれ以上にお父様に愛されたい。そう思ってしまう。
「......お父様」
「なっ!?いつの間にこんな所まで......」
「レイセリファは私が貰う」
お父様の胸にそっと手を置きレイセリファを取り出した。
「ぐあああああああ!?」
苦しそうに叫ぶ声はあるで、ニーアスが泣き叫んだようにも思えた。
「......これで、四つ目」
「お父様‼︎大丈夫ですか?」
「あ、ああ」
「お父様‼︎」
「お前は俺の娘ではない」
「......えっ⁇」
「まだそんな事を言っているのですか?」
冷たい声は私を闇の底へと落としには十分な言葉だった。もう愛されない。お父様の優しく話す声は聞けない。そう思うだけで、胸が張り裂けそうだった。
「俺にはもう娘など居ない」
「......っ‼︎」
「ラティス。気にしなくていい」
「......そうですか。では、さようならお父様」
「は?」
眩い光に包まれて、光が収まる頃には私はもうそこには居なかった。
「......ラティス⁇何処に行ったの?」
「ラティスの魔力がまるで感じねぇ。まるで死んでしまったように......セリファがなくなってしまったように魔力感知ですらわからない」
「お父様‼︎何しているんだ!ラティスをあれだけ傷つけるなんて最低だ‼︎ラティスに謝れ!謝れよ‼︎」
「......」
数日後の夜
「......公爵様」
「またか。お前はなぜ飽きぬ⁇毎日毎日夢に出てくるなんて......死人はよっぽど暇なのか?」
「セリファにとって、時間は一瞬です。ラティスは生きています。今は魔法の修行をしております」
「そんな報告いらん」
「公爵様は本気で、ラティスを娘ではないとおっしゃるのですか?」
「......本気に見えるか?」
「いいえ。見えません」
「俺は、ラティスとアニーを重ねていた」
「......」
「最初の一年間は恨んでいたんだ。ラティスのせいで、アニーが死んだ。そう思っていた。でも......ラティスを見た瞬間にお前との思い出やあの頃の日々を思い出していた。あの子はお前に凄く似て美しかった」
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「ラティスを自分の娘ではなく......アニーだと思うようになってしまった。そんな気持ちで、ラティスを本気で愛していると言えるのか?」
「......愛していると思いますよ。いつも見守って居ましたから」
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「もう消えろ」
「......はい」
「......行くな」
「......」
「行かないでくれ!」
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「まだまだです」
「ラティスは才能がある。僕はそう思うよ」
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