愛されなかった私が転生して公爵家のお父様に愛されました

上野佐栁

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黄色のレイセリファ

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 ノワールは言いました。
 「ラティス。俺はお前を諦めたわけじゃねぇ。だからどんな手を使ってもお前を捕まえるからな‼︎」
 その時の顔はノルと同じ何かを決心したようにも見えました。だから私は
 「ノワール。私の何処がそんなにいいの?」
 「そんなのわからねぇよ」
 「え?」
 「はああ!?ノワール‼︎あんたねぇ!ラティスことが好きなんでしょ⁇だったら好きなところぐらい言いなさいよ!馬鹿!」
 「あ、アリアス⁇なんで、アリアスが怒っているの?」
 「そんなこと今はどうでもいい」
 「なんや?あんたら仲悪いんと違いますか?」
 「誰!?」
 「黄色のレイセリファ」
 「え?嘘?レイセリファからやって来るのって、カセリだけかと思ってた」
 「あら?他のレイセリファがおらんねぇ?あんたら見捨てられたんと違う?」
 「なにこのレイセリファ⁇」
 「うん。雰囲気が今までのレイセリファとは違う」
 「うちの力が欲しいなら力づくで奪い取ればいいと違う?」
 「ち、力づくって......」
 「うちは誰かに従う気もさらさら無いんでありますよ」
 「なにこの子?さっきから口調が変?」
 「少しづつ変わっている気がする⁇」
 「......ニア」
 「......っ!」
 ドンッ
 「ラティス!?」
 「危な!」
 「チッ!」
 「オレンジのレイセリファ‼︎」
 「あははは‼︎早く約束を守ってよ?ねぇ!」
 「次から次へと......」
 「主人様‼︎」
 「か、カセリ!?それに皆んなも?」
 「面倒な奴らが来た」
 「カセリ、ファルミ、ニーブルはオレンジのレイセリファをお願い。私は黄色のレイセリファを相手するから」
 「わかった」
 「ラティス。気を付けてね」
 「うむ。お主達は簡単に死んでしまう脆い人間じゃ。だからその......怪我だけはするな」
 「わかったよ」
 「ラティスさんのサポートは私にお任せください」
 「リーン。頼りにしてるよ」
 「はい」
 「たかが人間なんかに飼われ居って......あんたら恥ずかしくないん?」
 「恥ずかしいですか?そんなわけありません。私達が認めた主人はラティスさんだけです」
 「神によって創り出されたうちらを所持するのに力が足りないんでありんす?」
 「確かにそうかもしれない。でもひとりで戦う必要はない」
 「......」 
 「貴方達がなにを思うと関係ない。だって、私達の絆は簡単に切り裂けない‼︎」
 「言ってくれるんでありんすん」
 やっぱり口調が少しづつ変わっていく。何か目的でもあるの?
 「うちの力が欲しいなら全力でかかって来なさいな」
 「......言われなくてもやってやるわよ!」
 「ラティスさん!挑発に乗らないでください」
 「......」  
 「すぅー。黄色のレイセリファ‼︎そこから一歩も動くな!」
 「なっ!?なにんです?これ?動けへん」
 「アリアスの洗脳⁇」
 ゴオオオオ
 「俺のことも忘れるなよ!」
 「ノワール‼︎」
 「くっ!うち相手に四人かかりですか?まぁ随分と余裕ねぇですな?」
 「そうは思えません」
 「は?」
 「ラティスさんは今まで、私達が思わぬ力を発揮しています。行動もそうですね。だからラティスさんを助けたい。守りたいって思う気持ちは偽りでもなんでもありません!」
 「......」
 「貴方は慎重に選んで動くタイプです。だからラティスさんのことを見極めようとしたんじゃないんですか⁇違いますか?」
 「クスクス。あんたほんまにすごいよ。うちのことよく知っとる。はぁー。うちの負けや」
 「え?」
 「は?」
 「負け?」
 「リーンとは戦いたくあらへん。あんたがあっち側だった時点でうちもあんたらの仲間入りや」
 「なんかよくわからないけど......力を貸してくれるの?」
 「まぁ、そうなるわ」
 「や、やったー!」
 何故が不意に黄色のレイセリファは私達の仲間になった。
 本当にどうなっているの?リーンが居ればこっちの味方?よくわからない。そう思ったのであった。
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