愛されなかった私が転生して公爵家のお父様に愛されました

上野佐栁

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アリアスとルーク迫り行く闇

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 こんにちは。ラティスです。私は今、高熱に苦しんでいます。なぜかというと、こないだ魔力を暴走させて吐血して目から血を流すというカオスなことになったのですが、暴走した反動で、私の体が耐えきれなくなり今に至る。
 「うぅ......」
 「ラティス......」
 ラティスが熱を出すと思い出す。ニーアスお姉様もよく熱を出していたから。でもその時は見て見ぬ振りをして見捨てた。何もしてあげなかった。側に居なかった。でも今回は違う。ラティスのために何かしてあげたい。
 「熱をすぐに冷ます方法⁇」
 「うん!ノワールなら知ってそうだなって思ったの!」
 「すまないが俺も知らない」
 「......役立たず」
 「んだと!?」
 「熱冷ましの薬草なら知っているよ」
 「う、ウリス!?」
 「おまっ!何処から湧いた!?」
 「え?普通にドアからだけど?」
 「......」
 「熱冷ましの薬草は神殺しの滝にしか生えてないんだ」
 「またあそこに行くの?」
 「ラティスの場合二、三日もすれば治るよ」
 「行くわ!」
 「は?」
 「行くって......神殺しの滝に?」
 「うん。私はラティスの役に立ちたいのよ。ノワールみたいな役立たずにはなりたくない」
 「さらっと人のことをディスるってくれるな!」
 「本当のことだもん」
 「こいつマジで皇女じゃなかったら殴ってるぞ」
 「ふんっ!」
 「ムカつく!」
 「じゃあ神殺しの滝に行って来ます!」
 「......」
 「俺、ラティスの様子見てくるわ」
 「僕も行くよ。君には負けたくないからね」
 「なんの話だ?」
 「クスクス。僕と君はライバルさ」
 「??????」
 「君もラティスに劣らず鈍感だね」
 「はっ?」
 「間抜けな顔だ笑」
 「はあああ!?」
 「じゃあ行こっか」
 「......」
 神殺しの滝
 「ぜぇぜぇ......疲れた」
 ラティスと違って風魔法が苦手なせいで飛べない!前に頑張って使ったけどやっぱり難しいよ!大地の魔法は上位魔法って言われているのにラティスはめっちゃ軽々と使っているのが羨ましい!
 「えーとこの辺?」
 「ウリスからちゃんとした説明を聞けばよかった」
 「君が探している薬草はこれかなぁ?」
 「あっこれだ!ありがとう......ございます」
 「うふふ。君、ラティスの事が本当に好きなんだね?」
 「る、ルーク様」
 「ルークでいいよ。君とも対等にお話をしたいからね?」
 「......ルーク様‼︎」
 「あら?君って案外頑固さん?」
 「......はい?」
 何言っているのこの人?神様に向かって呼び捨てもタメ口も駄目でしょ‼︎普通!
 ラティスはめちゃくちゃルークを呼び捨てアンドタメ口でした!
 「君は神の力が欲しい?」
 「え......」
 「望むのならあげよう」
 「い、いりません!」
 「どうして?ラティスよりも強くなるんだよ?アリアスは強くなりたくないの?此処に来たということは少なくても強くなりたいからじゃないの?」
 「......」
 強くなりたいの?ラティスと並んで歩けるようになりたい。ラティスの背中を追っかけてばかりは嫌だ。追い抜きたい。そして、ラティスを自分の手で引っ張れるようになれたらいいと思った。
 「私......私は......」
 ニヤリ
 「さぁこの手をとって。君の望む力をあげよう」
 まぁそのために君の精神がおかしくなっても構わないよね?
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