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コラボ

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 皆さんこんにちは。ラティスです。
 私は......いや私達はとある部屋に居ます。何故かと言うと、私にもよくわかりません。気がついたら此処に居ました。
 「おい。本編何処に行った!?」
 「ちょっ!ノワール‼︎何メタな発言するのよ?」
 「うるせーよ!いい加減に戻れよ」
 「あはは。皆んなもそう思ってるんだね⁇」
 ビクッ
 「だ、誰!?」
 いつの間にかこの部屋にもうひとつの作品の私の恐怖はこれからが居た。
 「こんにちは。そして、ラティスちゃん。お久しぶりだね?」
 「は、はい。お久しぶりです」
 そう。私は一度、深雪さんとは会ったことがあるのだ。詳しくは別の作品をご覧ください。
 「えっとねぇ、今回はいきなりコラボらしいよ?」
 深雪さんはそう首を傾げながら言った。
 「やっぱり上野佐栁先生は本編戻る気ねぇじゃねえかよ!!!!!!!」
 「お、落ち着いて。今回は拗ねたみたい」
 「......はあ?」
 深雪さんの言葉にノワールは完全にキレた。
 「拗ねたから本編進めねぇって、小説魂ねぇのかよ!?」
 「あんたマジでもうやめて!?」
 「そうだ!ノワール本当に消されるぞ!?」
 「皆んなの中の佐栁先生ってどうなってるの?」
 そう怪訝そうな顔で、深雪さんが言った。
 「このコラボを終わらせるには私達がお題をクリアするしかないのよね」
 「えっ?お題?」
 深雪さんの言葉にアリアスはおうむ返しで聞いてきた。
 「うん。私の仲間はもう次の部屋に行ってるよ」
 深雪さんがさらりとそう言った。
 「え!じゃあなんで、深雪さんはまだ此処に居るんですか⁇」
 私の言葉にさも当たり前のようにこう言った。
 「後輩を守るのも導くのも先輩の役目でしょ⁇」
 「か、かっこいい」
 深雪さんは元々普通の人とは違う部分があったけど、やっぱり頼れる先輩だ‼︎
 「この部屋のお題は私達でクリアしているから次行こうね」
 「わかりました」
 「まじで今回で終わって本編進めろよなぁ!」
 「そんな言い方するから佐栁先生が拗ねるんでしょ⁇」
 そう正すように言った。
 「ぐっ!」
 ノワールは何も言えないみたいでその場で黙り込んだ。
 二つ先の部屋
 「あっ!深雪先輩‼︎」
 「皆んな、調子はどう?」
 「それがこの先は二つの作品が力を合わせてお題をクリアさせなければならないみたいのよねぇ」
 「そうなの?」
 「うん」
 私の恐怖はこれからの皆さんがそれぞれそう言い、私たちの方を見た。
 「初めまして。私達は霊感総合部って言う部活をしているのよ」
 「部活?」
 「えぇーと、簡単に言うと、霊を倒す組織みたいなものだよ」
 「やっぱりかっこいい」
 「篤美。次のお題は?」
 「それが......」
 「「好きな人に告白せよ」」
 「はあああ!?嘘でしょ!?」
 お題を見て私はたまらず叫んだ。
 「なんだ。簡単だ」
 「はいっす」
 「え、えっ?」
 「深雪先輩」
 「光君」
 「好きだよ」
 「好きっす」
 「言ったああ!?」
 あまりにもあっさりと言って見せる二人を見てたらこっちが馬鹿らしくなってきた。
 「ノワール」
 「ら、ラティス」
 「大好き」
 「ふぁっ!?」
 「ノワール......あんたしっかりしなさいよ」
 「う、うるせーよ」
 アリアスのツッコミに少し怯むがすぐに持ち直して、私の方を見て告白した。
 「その、ラティスこの世で一番大好きだ!!!!!!!」
 「うん!」
 「見ているこっちが恥ずかしいわね?」
 「そうだね」
 お題をクリアをし次の部屋に向かう私達ですが、此処で次回に持ち越しです。
 「マジでふざけんなぁ!?」
 「ノワール!!!!!!!」
 「てへっ。ちゃんとこれが終わったら本編書いてあげるから今回はちゃんと参加してねぇ?」
 「まぁ、佐栁先生がそう言うなら私は従います」
 「深雪を見習ってほしいくらいだわ」
 「うるせー!」
 「じゃあ次回のコラボ編もお楽しみに」
 「ふざけるなぁよおおおおおお!!!!!!!」
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