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第一章・俺の価値
貴族
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(…ここ、ルカ様だけが住んでるわけじゃないのか…!!)
まあこんな広い屋敷にルカ様だけが住んでいたならそれはそれは本当に無駄だが、人の気配がなかったせいで
(ルカ様と、そのお手伝いさんしかいないのかな~)
みたいな考えになっていた。
どこかに隠れなきゃ、そう思った俺は廊下を見渡す。
多分声の方向からして、俺が進んでいた方向の、多分左側の通路から人が歩いてくる。
(…てことは、左の方に隠れた方が見えにくいから…)
少し来た道を戻って、大きな甲冑の横にピタッと座り込む。
(いや…これやっぱ見つかるか?!)
「私がいなかったら結界の維持にどれだけの魔力が必要になると思う、だってさ!」
“兄様”の話題を楽しそうに、いやこれは嘲笑か…話を続ける男がだんだんと近づいてくる。
ガシャガシャという音で、鎧を着ているのも分かった。
もう鎧の男達が歩いている側の廊下は覗くことができないので、チラ、と来た道を見た俺は
(…や、やべ…!!)
視線の先に、小さなルカ様を見つけた。
俺を探しているのか、キョロキョロと、時々扉を開けながら走っている。
「あれ、噂をすればなんとやらだ」
俺が隠れている甲冑の、本当に少し前で立ち止まった男は、
「おーい!兄様~!」
そう、ルカ様に声をかけた。
(よ、余計なことするなよ…!!)
ルカ様は、イラついた様子でこちらに目をつけると、すぐ俺に気付いたらしい。
目を見開いて固まるが、すぐ気づかないふりをして、こちらに歩いてきた。
「なんだ、庶民に混じっての訓練はもう終わったのか?」
嫌味そうな言い方で、ルカ様が俺の目の前まで来る。目線は俺に見向きもせず、真っ直ぐと前を向いていた。
(…そうか、俺の存在がバレちゃいけないんだ)
「はは、嫌味だなあ兄様。庶民じゃなくて国民だ。そんなんだから皆に嫌われるんだぜ」
ルカ様の、たぶん弟は国民寄りなのか…。
デュランの話や、昨日のルカ様の差別発言を聞いた後では、貴族でもちゃんとした人もいるんだなあ、と感心する。
「ところで、今日は早起きだなあ?まだ昼の2時だ。狐の双子に叩き起こされたか?」
「…お前には関係ない」
(…昼の2時で早起きなんだ)
ルカ様、案外ダメな人間なのかもしれないな
「へえ?兄様が早起きする時は大体俺たちに隠し事がある日だ。」
鎧の男が歩いてルカ様へ近づく。
移動したお陰で、その顔がよく見えた。
ルカ様とは違い赤色の短髪、キリリとした眉毛と気の強そうな目元が印象的な、鎧を脱いでいても騎士なんだろうな~と予感させる顔立ちだ。
(…兄弟なのに、全然似てない)
「…離れろ」
「嫌だね。なあ兄様?どんな隠し事してんのか教えてくれよ」
赤髪の鎧の男は、楽しそうにルカ様の髪の毛を触り遊んでいる。
わかる、俺もちょっと触りたい。
「…お前」
明らかにイラついたルカ様の手が紫色に発光する。なにやら危険そうな魔力を込めたのが、魔法を感じ取れない俺でも分かった。
「おっと、悪い悪い」
パッと両手を上げて髪を離した男は、先程よりもっと楽しそうだ。
「でもなあ兄様、俺は…」
懲りずに話の続きをしようとした赤髪と、俺の目が合う
(…あ)
固まる赤髪と、しまった、という顔のルカ様。
赤髪の男の後ろでは取り巻きが「どうしたんだ?」と会話する声が聞こえた。
「…兄様、後で部屋に行っていい?」
「ダメだ」
「俺、兄様にた~いせつな話があるんだ、どうしてもって言うならここでも良いけど?」
赤髪の男は、俺に目線を向けウインクをする。
(うげえ…ナルシストだ)
同族嫌悪が発動した俺は、赤髪を睨み返した。
「じゃあな兄様。イラついて結界の濃度を濃くするなよ?馬が城に入れなくなる」
そう言い残して、赤髪は来た道を帰って行った。
「……はぁ」
ルカ様がため息をつく。
(…やべえ…見つかっちゃった)
「…怪我はないか?」
イラつきながら廊下を走っていた様子から、てっきり怒られると思いきや、心配そうな顔で俺の頬に触れる。
「…別に」
少しバツが悪くてそっけない態度を取ると、
ルカ様が微笑んだ。
(…綺麗な顔だな)
「よし、部屋に戻ろう。プレゼントがあると言っただろう、部屋に用意してある」
ルカ様は俺を抱き抱え、長い廊下を歩き出した。逃げたアチーブメント達成で、幾分か心が楽になった俺は、大人しくそのまま運ばれた。
先程の部屋まで戻った俺達は、長机の上に並べられたキラキラとした宝石を見ていた。
「…なにこれ」
「耳の装飾を、私が作ってやろうと思ったんだ。好きな石を選びなさい、その装飾を元に、気に入った石でアクセサリーを作らせる。」
ダイヤモンド見たいな透明なものから、不透明な宝石まで、見たこともない石がたくさん並べられていた。
「これはどうだ?君は顔が美しいからなんでも似合いそうだ」
嬉しそうにいつくかの石を俺の顔の横へ持ってきては戻し、持ってきては戻す。
ルカ様が選ぶ紫や青色の宝石を無視していたら、茶色い石が目に入った。
「それが良いのか?」
茶色い不透明な石を持ち上げ、唸るルカ様。
「これよりも、君には透き通った石が似合うと思わないか?色の強い石がいいなら、これにしよう、君の瞳と同じ黒色だ。」
茶色い石を雑に戻した後、勝手に石を選別していく。
「君の耳の装飾、それは取れるのか?もし良ければ、職人に参考として見せたいんだが…」
髪を分けられ、俺の耳が顕になる。
抵抗しても、昨日の夜の強引さを見るに、ルカ様はきっとピアスを作るまでこの話を続けるだろう。
「…外せる」
俺は大人しく、安定している耳たぶのピアスをルカ様に渡した。
「ありがとう、素敵なものを作らせよう」
嬉しそうに、俺のピアスをハンカチで包み、宝石と共に小さな箱に入れる。
…カバンの中に予備のピアスが大量にあるのに俺の耳から取るあたり、鞄の中は漁ってないのか。
「ねぇ、俺の鞄は?」
安定していても、開けた穴が塞がるリスクは背負いたくない。
ピアスを通しておきたくて、ルカ様に話しかけた。
「ああ、それなら…」
ルカ様が誰かを呼ぼうとした瞬間、扉がノックも無しに開き、
「ここにあるよォ~」
狐の片割れ、タレ目の方が部屋の中に入ってきた。
「こら、ノックをしなきゃダメだろ」
コンコン、開いた扉を今更ノックをしながら、吊り目の方の狐も入ってくる。
身長はデュランくらい、デュランより少し明るいくらいのオレンジの髪に、懐かしい気持ちになる。
「あ、ありがと…」
タレ目の狐に鞄を渡されて、なんとなく後で開けようとベッドの横に置く。
「お前達…私が言ってから行動しろといつも言ってるだろ」
ため息をつきながら、狐の双子の頭を撫でるルカ様。
「でもォ~ちゃんと合ってたでしょ?」
「この子も嬉しそうだし~」
「…まあいい、また呼ぶ。今度は私の指示を待つように。…水晶から目を離すなよ」
はぁーい、とまた緩く返事をして、狐の二人は部屋を後にした。
デカいし声も可愛いわけじゃないのに、なんか可愛いな、あいつら…
「さて…」
宝石が置かれた長机を魔法で廊下に出した後、窓を開けたルカ様は、そこら辺を飛ぶ鳥に緑色の魔法を当てた。
魔法を当てられた鳥は、ゆらゆらとこちらへ飛んでくる。
足先に、先程見繕った宝石、見本のピアスが入った箱を繋いで何やらブツブツ呪文を唱えた後、またゆらゆらと鳥が飛んでいった。
(こ、怖…!!)
こいつ、動物を操ることまでできるのか…!
人間も操ることが可能かは知らないが、もしできたら最強の人間だ
尚更貴族にデュラン達が勝てる気がしない。
「…ねぇ、俺はいつになったら帰れんの」
こうなったら俺から帰るしかない。
動物を操る様を見て、怖くないわけじゃないが、俺やデュラン達を従わせなかったあたり、人間を操ることは難しいのかもしれないし…
ルカ様は俺の言葉を聞いて、また溜息をついた。
「…ここの何がいけない?あんな家より清潔で、欲しいものはなんでも与えてやると言っているのに」
どうして、と言ったふうな顔で
また俺の頬を両手で包み込んだ。
昨日の夜の様に、白い髪が、少し上を向く俺の顔横に垂れる。
…この髪の毛カーテンは好きだけど…
「腹は減ってないか?朝も寝ていて食事をとっていないだろう」
俺の腹の空きを確認する為か、ベッドに座る俺の腹をさわ、と撫でる。
「…ッん、!良いから、そういうの…!」
ルカ様の胸を押して、ベッドから上がり距離を取る。
あ…と差し伸べた手を下ろして、
「…では、何かあれば呼びなさい」
と言いながら、ルカ様は部屋を出て行った。
次は、きちんと扉に鍵をして。
(…帰らせてくれないんだな)
分かってたけど、そう思いながらまた布団に入る。
まだ暖かかった空気に、そこまで時間が経ってないことに気付いて何度目かのため息が出た。
まあこんな広い屋敷にルカ様だけが住んでいたならそれはそれは本当に無駄だが、人の気配がなかったせいで
(ルカ様と、そのお手伝いさんしかいないのかな~)
みたいな考えになっていた。
どこかに隠れなきゃ、そう思った俺は廊下を見渡す。
多分声の方向からして、俺が進んでいた方向の、多分左側の通路から人が歩いてくる。
(…てことは、左の方に隠れた方が見えにくいから…)
少し来た道を戻って、大きな甲冑の横にピタッと座り込む。
(いや…これやっぱ見つかるか?!)
「私がいなかったら結界の維持にどれだけの魔力が必要になると思う、だってさ!」
“兄様”の話題を楽しそうに、いやこれは嘲笑か…話を続ける男がだんだんと近づいてくる。
ガシャガシャという音で、鎧を着ているのも分かった。
もう鎧の男達が歩いている側の廊下は覗くことができないので、チラ、と来た道を見た俺は
(…や、やべ…!!)
視線の先に、小さなルカ様を見つけた。
俺を探しているのか、キョロキョロと、時々扉を開けながら走っている。
「あれ、噂をすればなんとやらだ」
俺が隠れている甲冑の、本当に少し前で立ち止まった男は、
「おーい!兄様~!」
そう、ルカ様に声をかけた。
(よ、余計なことするなよ…!!)
ルカ様は、イラついた様子でこちらに目をつけると、すぐ俺に気付いたらしい。
目を見開いて固まるが、すぐ気づかないふりをして、こちらに歩いてきた。
「なんだ、庶民に混じっての訓練はもう終わったのか?」
嫌味そうな言い方で、ルカ様が俺の目の前まで来る。目線は俺に見向きもせず、真っ直ぐと前を向いていた。
(…そうか、俺の存在がバレちゃいけないんだ)
「はは、嫌味だなあ兄様。庶民じゃなくて国民だ。そんなんだから皆に嫌われるんだぜ」
ルカ様の、たぶん弟は国民寄りなのか…。
デュランの話や、昨日のルカ様の差別発言を聞いた後では、貴族でもちゃんとした人もいるんだなあ、と感心する。
「ところで、今日は早起きだなあ?まだ昼の2時だ。狐の双子に叩き起こされたか?」
「…お前には関係ない」
(…昼の2時で早起きなんだ)
ルカ様、案外ダメな人間なのかもしれないな
「へえ?兄様が早起きする時は大体俺たちに隠し事がある日だ。」
鎧の男が歩いてルカ様へ近づく。
移動したお陰で、その顔がよく見えた。
ルカ様とは違い赤色の短髪、キリリとした眉毛と気の強そうな目元が印象的な、鎧を脱いでいても騎士なんだろうな~と予感させる顔立ちだ。
(…兄弟なのに、全然似てない)
「…離れろ」
「嫌だね。なあ兄様?どんな隠し事してんのか教えてくれよ」
赤髪の鎧の男は、楽しそうにルカ様の髪の毛を触り遊んでいる。
わかる、俺もちょっと触りたい。
「…お前」
明らかにイラついたルカ様の手が紫色に発光する。なにやら危険そうな魔力を込めたのが、魔法を感じ取れない俺でも分かった。
「おっと、悪い悪い」
パッと両手を上げて髪を離した男は、先程よりもっと楽しそうだ。
「でもなあ兄様、俺は…」
懲りずに話の続きをしようとした赤髪と、俺の目が合う
(…あ)
固まる赤髪と、しまった、という顔のルカ様。
赤髪の男の後ろでは取り巻きが「どうしたんだ?」と会話する声が聞こえた。
「…兄様、後で部屋に行っていい?」
「ダメだ」
「俺、兄様にた~いせつな話があるんだ、どうしてもって言うならここでも良いけど?」
赤髪の男は、俺に目線を向けウインクをする。
(うげえ…ナルシストだ)
同族嫌悪が発動した俺は、赤髪を睨み返した。
「じゃあな兄様。イラついて結界の濃度を濃くするなよ?馬が城に入れなくなる」
そう言い残して、赤髪は来た道を帰って行った。
「……はぁ」
ルカ様がため息をつく。
(…やべえ…見つかっちゃった)
「…怪我はないか?」
イラつきながら廊下を走っていた様子から、てっきり怒られると思いきや、心配そうな顔で俺の頬に触れる。
「…別に」
少しバツが悪くてそっけない態度を取ると、
ルカ様が微笑んだ。
(…綺麗な顔だな)
「よし、部屋に戻ろう。プレゼントがあると言っただろう、部屋に用意してある」
ルカ様は俺を抱き抱え、長い廊下を歩き出した。逃げたアチーブメント達成で、幾分か心が楽になった俺は、大人しくそのまま運ばれた。
先程の部屋まで戻った俺達は、長机の上に並べられたキラキラとした宝石を見ていた。
「…なにこれ」
「耳の装飾を、私が作ってやろうと思ったんだ。好きな石を選びなさい、その装飾を元に、気に入った石でアクセサリーを作らせる。」
ダイヤモンド見たいな透明なものから、不透明な宝石まで、見たこともない石がたくさん並べられていた。
「これはどうだ?君は顔が美しいからなんでも似合いそうだ」
嬉しそうにいつくかの石を俺の顔の横へ持ってきては戻し、持ってきては戻す。
ルカ様が選ぶ紫や青色の宝石を無視していたら、茶色い石が目に入った。
「それが良いのか?」
茶色い不透明な石を持ち上げ、唸るルカ様。
「これよりも、君には透き通った石が似合うと思わないか?色の強い石がいいなら、これにしよう、君の瞳と同じ黒色だ。」
茶色い石を雑に戻した後、勝手に石を選別していく。
「君の耳の装飾、それは取れるのか?もし良ければ、職人に参考として見せたいんだが…」
髪を分けられ、俺の耳が顕になる。
抵抗しても、昨日の夜の強引さを見るに、ルカ様はきっとピアスを作るまでこの話を続けるだろう。
「…外せる」
俺は大人しく、安定している耳たぶのピアスをルカ様に渡した。
「ありがとう、素敵なものを作らせよう」
嬉しそうに、俺のピアスをハンカチで包み、宝石と共に小さな箱に入れる。
…カバンの中に予備のピアスが大量にあるのに俺の耳から取るあたり、鞄の中は漁ってないのか。
「ねぇ、俺の鞄は?」
安定していても、開けた穴が塞がるリスクは背負いたくない。
ピアスを通しておきたくて、ルカ様に話しかけた。
「ああ、それなら…」
ルカ様が誰かを呼ぼうとした瞬間、扉がノックも無しに開き、
「ここにあるよォ~」
狐の片割れ、タレ目の方が部屋の中に入ってきた。
「こら、ノックをしなきゃダメだろ」
コンコン、開いた扉を今更ノックをしながら、吊り目の方の狐も入ってくる。
身長はデュランくらい、デュランより少し明るいくらいのオレンジの髪に、懐かしい気持ちになる。
「あ、ありがと…」
タレ目の狐に鞄を渡されて、なんとなく後で開けようとベッドの横に置く。
「お前達…私が言ってから行動しろといつも言ってるだろ」
ため息をつきながら、狐の双子の頭を撫でるルカ様。
「でもォ~ちゃんと合ってたでしょ?」
「この子も嬉しそうだし~」
「…まあいい、また呼ぶ。今度は私の指示を待つように。…水晶から目を離すなよ」
はぁーい、とまた緩く返事をして、狐の二人は部屋を後にした。
デカいし声も可愛いわけじゃないのに、なんか可愛いな、あいつら…
「さて…」
宝石が置かれた長机を魔法で廊下に出した後、窓を開けたルカ様は、そこら辺を飛ぶ鳥に緑色の魔法を当てた。
魔法を当てられた鳥は、ゆらゆらとこちらへ飛んでくる。
足先に、先程見繕った宝石、見本のピアスが入った箱を繋いで何やらブツブツ呪文を唱えた後、またゆらゆらと鳥が飛んでいった。
(こ、怖…!!)
こいつ、動物を操ることまでできるのか…!
人間も操ることが可能かは知らないが、もしできたら最強の人間だ
尚更貴族にデュラン達が勝てる気がしない。
「…ねぇ、俺はいつになったら帰れんの」
こうなったら俺から帰るしかない。
動物を操る様を見て、怖くないわけじゃないが、俺やデュラン達を従わせなかったあたり、人間を操ることは難しいのかもしれないし…
ルカ様は俺の言葉を聞いて、また溜息をついた。
「…ここの何がいけない?あんな家より清潔で、欲しいものはなんでも与えてやると言っているのに」
どうして、と言ったふうな顔で
また俺の頬を両手で包み込んだ。
昨日の夜の様に、白い髪が、少し上を向く俺の顔横に垂れる。
…この髪の毛カーテンは好きだけど…
「腹は減ってないか?朝も寝ていて食事をとっていないだろう」
俺の腹の空きを確認する為か、ベッドに座る俺の腹をさわ、と撫でる。
「…ッん、!良いから、そういうの…!」
ルカ様の胸を押して、ベッドから上がり距離を取る。
あ…と差し伸べた手を下ろして、
「…では、何かあれば呼びなさい」
と言いながら、ルカ様は部屋を出て行った。
次は、きちんと扉に鍵をして。
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