勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした

赤白玉ゆずる

文字の大きさ
73 / 96
第7章 神を探せ

第3話 リューク絶体絶命

しおりを挟む
「おいみんな来てみろっ、あっちに温泉があるぜ!」

「えっ、ホント!?」

 ユフィオの言葉にみんなが驚く。
 少し遅い夕食をとったあと、明日に備えて早めに就寝しようとしたところ、何気なく周辺を見回していたユフィオが温泉を見つけて叫んだ。
 ユフィオが示す方向を見てみると、少し先の場所から湯気が出ているのが見える。

『スマホ』のマップで確認してみると、確かに小さな池のようなものがあった。
『スマホ』のマップでは水の温度までは分からないため、マップ上ではただの池にしか見えないが、どうやら温泉で間違いないようだ。
 ユフィオを先頭に、女性陣が全員温泉のほうに駆けていく。

「……ちょうどいい温度だわ! 水も綺麗だし、ちょっと浸かってみたいわね」

 手を入れて湯加減を確認したジーナが、興奮しながら声を上げた。
 ほかのみんなも同意のようで、うんうんと嬉しそうに頷いている。
 えっ、もしかして温泉に入るつもりなの!?

「ちょっと待てよみんな、明日は『迷いの森』に到着するっていうのに、ここで温泉なんかに入ってる場合じゃ……」

「なんで温泉に入っちゃダメなの? お湯で体を温めれば、疲れもスッキリ取れると思うけど?」

「えっ……いや、その……」

 ジーナに反論されて、オレは少々返答に困ってしまう。
 確かに、温泉に入ったせいで明日まずい状況になるなんてことはないだろうけど、浮かれた気分が危険を呼びそうな気がして……
 さっき、明日のために気を引き締めようと思ったばかりだからな。
 とはいえ、疲れを充分に取るためにも、温泉でくつろぐのは悪いことじゃないかもしれない。
『スマホ』の探知でもこの近辺にモンスターはいないし、まあ温泉くらいは問題ないか。

「うーん分かった。じゃあみんな温泉に入ってきなよ。一応、怪我などしないように充分注意してくれ」

「リュークも入れよ! すぐ隣にもう1つ温泉があるから、お前はそっちに入れって!」

「ええっ!? いや、オレはいいよ。ここで待ってる」

 ユフィオにオレも入るように勧められたが、特に入りたいとは思わない。
 服を脱ぐのが面倒くさいし。
 なので、オレは遠慮したかったのだが……

「リューク、あなたも入ったほうがいいわ。この辺りは暖かくてみんな汗をかいたし、あなただけ入らないと、汗臭さが目立つわよ」

 少し呆れたような仕草をしながら、キスティーが忠告してきた。
 オレって臭いかな……?
 体臭を軽く嗅いでみると、まあこの程度はしょうがないよなってくらいの匂いはしている。
 うーん……一緒に馬車に乗るし、オレも汗を流しておいたほうがいいのか。

「分かった。オレも温泉で汚れを落としておくよ」

「よっしゃ、じゃあみんなで温泉だ!」

 ユフィオのかけ声で、オレたちは温泉に入る準備をした。


 ☆


 女性陣が入る温泉から少し離れた場所に、オレが入る温泉はあった。
 2つの温泉の間には高さ5メートルほどの岩山があり、それが上手い具合にちょうど視界を遮っていて、お互いの姿が見えないような状態だ。
 これなら女性陣も安心して温泉に浸かれるだろう。

「覗くなよ、リューク」

「はいはい、もちろん了解だ」

 岩山の向こうから聞こえてくるユフィオの声に、オレは適当に相槌を打つ。
 そういや、前にもこんなやり取りしたっけ。
 オレは覗きなんて行為をするつもりはないが、暴れん坊な彼女たちだけに、万が一ということもある。
 彼女たちが勝手にこっちに来ないよう、侵入禁止の結界をこの温泉の周囲に張っておいた。
 これで余計なことを気にせず、安心して温泉を楽しむことができる。

 オレは装備を外したあと服を脱ぎ、そのまま温泉に足から入る。

「おお~っ、入るの面倒だと思ったけど、やっぱ温泉はいいもんだなあ」

 大自然に囲まれながら、のんびり湯に浸かる……これほど幸せな時間なんてそうはない。
 世界が大変な状況ではあるが、今この瞬間くらい、至福のひとときを満喫してもバチは当たらないだろう。
 お湯で顔を洗うと、生き返ったような気持ちよさを感じた。
 岩山の向こうからも、女性陣の楽しそうな話し声が聞こえてくる。

 そんな感じでくつろいでいると、ふと向こう側が静かになっていることに気付いた。
 ひょっとして、みんな温泉から出てしまったんだろうか。あれ、もうそんなに時間経った?
 温泉が気持ちよくて、オレもうっかり長湯をしちゃってるのかもしれない。

(そろそろ出るか……みんなよりも温泉を楽しんじゃったかもな)

 そう思いながら腰を上げようとすると、水中で何者かにオレの腰を掴まれる。
 なっ、まさかモンスターか!?
 オレに探知されずに接近できるなんて、ただ者じゃないぞ!?
 いったい何が起こったのかと見てみると、オレの腰にレムがしがみ付いていた……素っ裸で。

「おおおおおおまっ、何をして……!?」

 そういや、ゴーレムであるレムは探知しづらい存在だった!
 しかし、侵入禁止の結界を張ってあったはずなのに、どこから入ってきたんだ!?

「皆さん、大丈夫です! 穴は繋がってましたよ!」

「あ、穴? 穴って何っ?」

 突然の出来事にオレがパニックになっていると、水中から続々と女性陣が現れたのだった。

「でかしたレム! やっぱり推測通りだぜ、多分温泉同士が水中で繋がってるってな!」

「結界が張ってあったからリュークのところに行くのは諦めてたけど、こんな抜け道があったなんてツイてるわ! 神様に感謝しなくちゃ」

「結界張ったことで油断してたでしょリューク。アタシたちをナメちゃダメよ!」

 水面から姿を現したのは、ユフィオ、キスティー、ジーナだった。
 もちろん素っ裸の状態だ。
 もしかして、岩山の下に2つの温泉を繋ぐ通路があったのか!?
 それを利用して、彼女たちは結界をくぐってこっち側に入ってきたということか!

「お、お前たち、さっきは覗くななんて言ってたくせに、自分たちが来るなんてどういうことだ!?」

「いや、こっそり覗かれるのはシャクだが、あーしたちが来る分には問題ないってことだぜ!」

 いつのまにかサクヤまでやってきて、全裸を惜しげもなく晒す。

「おまっ、おまっ、みんななんで隠さないんだっ!? ちょーまって、おふぉっ」

 オレはあたふたしながら目を瞑る。
 とはいうものの、やっぱり男のサガというか、無意識に彼女たちの裸体をバッチリ見てしまったが……

「隠すも何も、アンタには全裸を見られてるからね。今さらだわ」

 ジーナが開き直ったかのような発言をする。
 確かに以前裸を見ちゃったけど、だからといって隠さないのはおかしいでしょ!
 女性としての恥じらいを持ってくれよ!

 オレは温泉でかいた汗以上に全身から汗を噴き出し、必死にこの場から逃げ出そうとした。
 しかし、レムが腰にしがみついているうえ、ほかの4人もオレの逃げ場を塞いでいる。
 裸の女性たちに至近距離で囲まれ、オレはもうどうしていいか分からなかった。

「王女様っ、グリムラーゼ王女様っ、みんながおかしくなってます、助けてくださいーっ!」

 こうなっては、頼りになるのはグリムラーゼ王女しかいない。
 こんな状況を見たら、貞淑な王女なら厳しく叱ってくれるはず。
 岩山の向こうにいるであろうグリムラーゼ王女に助けを求めると、返事は意外なところから来た。

「やっと通れましたわ! 泳ぎは苦手なので、途中で溺れるかと思いました。さあリューク様、わたくしの体を全て見てくださいませ」

 王女も来ちゃったーっ! しかも、もちろん全裸で。
 これは見るわけにはいかない、絶対に見るわけにはいかないぞ。
 見たら王様に殺される………………………………くそっ、見ちゃった。
 だってちらりと目に映った体がめっちゃ綺麗すぎるから!
 うっ……鼻の奥が熱くなって血が出そう……

 ああヤバイ、なんかもう恥ずかしすぎて思考が停止してる。
 こういう場合、どんなスキルを使えば解決できるんだ?

「み、みんな聞いてくれ! オレにはアニスがいるんだ。だからこんなことはやめ……」

「そんなの知ってるって。だからあたいたちも考えたんだ。『剣姫』とリュークが結婚する前に、先にを作っちゃえばいいんだって!」

「……………………なんだってええええええええっ!?」

 彼女たちが何をしようとしているか理解して、オレは思わず大声を上げてしまう。

「幸い『剣姫』アニスはここにいないし、とにかく先にリュークと結ばれちゃえば、アタシたちの勝ちってことよ」

 ジーナがにんまりと不敵な笑みを浮かべて言う。
 そんなことでアニスに勝ったことにはならないでしょ!
 みんなもっとよく考えて!

 とにかく、このままここにいたら危険だ。
 多分あとでアニスに殺される。
 オレは腰にしがみついているレムを力ずくで引き剥がし、逃げ道を塞いでいる彼女たちの包囲網を強引に突破しようとした。

 すると……

「逃がさねえぞっ!」

「はぶっ!!!!!!!」

 サクヤが素早く回り込みながらジャンプし、オレの顔面目掛けてヒップドロップしてきたのだった。
 普段なら難なく避けられるが、惜しげもなく胸を晒したサクヤが上空から迫ってくるのを見て、思わず目を閉じてしまい、そのまままともに喰らってしまう。
 ななな何考えてんだお前~っ!

 あまりのことにオレが怯んだところ、ジーナたちや王女まで無理やりしがみついてきた。
 まてっ、胸が、胸があたるってばあっ!
 オレはわけも分からないまま、女性たちに全身をもみくちゃにされる。

 みんなを一度冷静にさせたいが、とはいえ殴るわけにもいかないし、有効な手段を思いつかない。
 それにしても、いくらなんでも積極的すぎる。どうなってんだ!?

「予想通りです。思案した結果、腰抜けのマスターならこうすれば逃げられないと判断しました」

 レムの悪知恵かあっ!
 ぐぬぬっ……だが女性に対して強気に出られないオレの性格を見抜いてる。
 とりあえず、この状況をどうにかしなくてはと思い、オレは『身体硬化』を発動してみた。
 ……全然意味がなかった。
 ああよく考えろオレ! なんかもう自分が情けなくて涙が出てきたぞ。

「マスター、ここまで来たら覚悟を決めてください」

「そうだぜリューク! 据え膳食わぬはなんとやら。これ以上女に恥をかかせるもんじゃないぜ」

 レムとサクヤが、勝ち誇った表情でそう告げる。
 ヤバイ、これ以上はもう……

「リューク!」

「リューク!」

「リューク!」

「リューク!」

「マスター!」

「リューク様!」

「ああああみんな後ろを向いて温泉から出るんだ!」

「えっ!? ちょっ、体が勝手に……!」

 全員驚きの声を上げるとともに、回れ右して温泉から上がる。
 オレが『魔王の囁きデモンズワード』を発動して命令したからだ。
 ちなみに、レムはゴーレムなので毒や麻痺、精神汚染などあらゆる状態異常が無効だが、『魔王の囁きデモンズワード』は精神汚染ではなく強制命令効果なのでレムにも効く。
 パニックになっていたとはいえ、こんな簡単なことに気付かなかったなんて……

 もしも近くに敵がいて、今の隙を突かれていたら、結構ヤバかったかもしれない。
 オレもまだまだ未熟ってことか。

「全員そのままうつぶせになって眠るんだ」

「待って、そんな命令ずる……ぃ…………」

 オレの言葉を聞いて、女性陣は裸のまま地面にうつぶせになったあと、寝息を立て始める。
 服を着せてから眠らせたかったところだが、モタモタしてると思いもよらない事態が起こりそうなんで、速やかに眠ってもらった。
 申し訳ないが、このまま大人しく夜を過ごしてもらおう。

 裸でも気温は寒くないが、一応彼女たちには毛布をかけたあと、暖かい結界を張ってあげた。
 まったく、アニスがいないと思って無茶するんだから……
 明日からが本番って注意したのに、この先が本当に思いやられるところだ。

「はああ……疲れた」

 オレは独りごちながら温泉をあとにした。
しおりを挟む
感想 36

あなたにおすすめの小説

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。

アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。 それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。 するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。 それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき… 遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。 ……とまぁ、ここまでは良くある話。 僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき… 遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。 「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」 それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。 なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…? 2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。 皆様お陰です、有り難う御座います。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。