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第6章 彼方からの侵略者
第15話 『剣帝』ジークヘルト
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「では各国の長が揃ったところで、今回の事態について話し合おうと思う。まず私の国では黒髪の人間は確認されなかったのだが、冒険者ギルドにてある噂が広がっていた。それは、冒険者たちが出向いた先で、謎の男が信じられないような強さを見せたとのこと。その男は黒髪で、この世界の常識に疎かったらしい。冒険者たちは彼をギルドに連れていきたかったようだが、その男はどこかに立ち去ってしまった。あまりの出来事に、一部の冒険者の間では話題になっていたようだ。私の耳にこの話が入ったのはつい先日で、もしや危険な存在なのではないかと危惧していたところに今回の事態が起こってしまった」
カルザック国王が自国の状況について説明すると、それを受けてウインガリア帝国のペルアニウス皇帝が続きを話す。
「我が帝国領内では、数ヶ月ほど前から黒髪の目撃情報が次々に報告され、周辺諸国でも多くの存在が確認されていた。やはりその不可解な強さが話題になり、万が一のために対策を検討していたところでいきなり攻め込まれてしまった。けっして油断していたわけではないのだが、我が国の戦力を考えれば安易に仕掛けてこないだろうと思っていた。それが、こうも簡単に侵略されてしまうとは……自分の判断ミスでグレンダスとエレンティスタ、そして多くの逸材や国を失うことになり、慚愧の念に堪えない」
ペルアニウス皇帝は話し終えると顔を下に向け、ため息を1つ深くついた。
続けて、ほかの国王たちも自国の状況を順番に話していく。
各国の状況を聞いたところ、黒髪の人間――異世界人たちはウインガリア帝国とその周辺諸国に多くが出現していて、帝国から離れている国では噂程度しか伝わってなかったらしい。
一応、謎の存在として注意はしていたものの、異世界人たちは人数も少なく、各国ともそこまで脅威とは捉えていなかったようだ。
ところが先日帝国が侵略され、その周囲の小国も次々に攻め落とされてしまったことで状況は一変した。
現在では帝国から比較的近い位置にあるコルテオ、テプロ、マグナス、セフィーニまでその侵略の手が迫っているとのことだった。
帝国から離れているアルマカインやカルザック、ジオルーダ、ルードベルグ、ユーディスにはまだ異世界人たちの影は見えないが、何故かレグナザードだけ、帝国から遠い位置にありながら先に侵略されている。
そのおかげで新宮斬也と接触できたのは幸いだったが、その方面だけ先に侵略したことに何か理由があるのだろうか? それともただの偶然か?
「そういうわけで、明日にも我が国に異世界人とやらが攻め込んできてもおかしくない状況なのだ。恥ずかしい話、我が国の戦力では到底ヤツらに敵いそうもない。誰か手を貸してくれぬか?」
「待ってくれ、うちの国もまったく同じ状況じゃ。というより、ウインガリア帝国があっさり落とされたのであれば、ヤツらの侵略に抵抗できる国はないじゃろう。この際、彼らと和平交渉をしてはどうじゃろうか?」
ここに集まっている国の中でも戦力が低いコルテオとテプロの国王が、怯える様子を隠さずに青い顔で発言する。
同じような状況のマグナス、セフィーニの国王も、和平という提案に積極的な反応を見せる。
異世界人への抵抗を完全に諦めているような感じだ。
ただし、これを聞いたジオルーダ国王は強い口調で憤慨した。
「和平とは、何を弱気なことを! そんなことを話し合うために集まったわけではあるまい。そもそも異世界から来たなど馬鹿らしい。どこの者かは知らぬが、よそ者にこの世界を自由にはさせぬ!」
「ジオルーダにはまだまだヤツらの手が迫っておらぬからそんなことを言えるのだ。ワシら4国が攻め落とされてから和平交渉などしても、相手に軽くあしらわれるだけだぞ」
他人事のように強気な発言をするジオルーダ国王に、マグナス国王は苛立ちを抑えられない様子で言葉を返す。
だがそれを聞いても、ジオルーダ国王の態度は変わらなかった。
「ならば、よその国は和平でもなんでも好きにすればいい。我が国だけでもヤツらと戦う。そうだな? ジークヘルト」
「はっ。私が全て叩き潰します。心配なさらず、他国の陛下皆様も安心して私にお任せください」
後ろに控えていたジークヘルト将軍が、ジオルーダ国王の問いに力強く返答する。
それを見たペルアニウス皇帝は、元気なく丸めていた体を勢いよく起こし、怒り混じりの声で反論した。
「馬鹿なっ、我が帝国が為す術なく侵略されたというのに、何故そのような迂闊な結論に至るのだ!? ヤツらが来たとき、無敵の我が軍勢は何もできずに地面に這いつくばり、天からの雷で瞬く間に皆殺しにされた。あのグレンダスやエレンティスタでさえ、気付くといつの間にか殺されていた。何をされたのかも分からぬ。かろうじて私だけ逃げることができたのは奇跡と言えよう。アレは人が敵う相手ではない」
「お言葉ですが、グレンダス将軍はお年を召されたご老体、全盛期よりも遥かに力は衰えておりました。失礼ながら、剣の腕はすでに私のほうが上でしょう。異世界人とやらがどれほどか知りませんが、正直なところ、私より強い者がいるとは思えません」
ペルアニウス皇帝の弱気な発言に対し、ジークヘルト将軍は自信満々に自らの強さを主張した。
確かに彼は『剣神』のギフトを持ち、レベルもゾンダール将軍の157を大きく超える168のため、世界でも屈指の強さだ。
年齢もゾンダール将軍より数歳若い感じで、全てが充実している今が強さのピークと言えるだろう。
多少自惚れてしまうのも納得できる。
しかし今回の相手は、その程度では到底立ち向かえそうもない。
慢心しているジークヘルト将軍に、ゾンダール将軍が忠告をするため口を開いた。
「僭越ながら、横から失礼いたします。ジークヘルト将軍、そなたの強さはよく知っておるが、今回は相手が悪すぎる。このワシも異世界人と戦ってみたが、まるで歯が立たなかった。そなたでも恐らく分が悪いだろう」
「ゾンダール将軍、私は若き頃からあなたを目標に精進してまいりましたが、今はもうあなたを超えたと自負しております。どんな相手であろうとも、私の剣から逃れることはできないでしょう。疑うようなら、あなた相手に私の力を証明してもいい」
「そんなレベルの者たちではない! 人類では勝てぬ。私が必死に訴えているのに、何故それが分からぬのだ!?」
忠告を聞き入れようとしないジークヘルト将軍に対し、ペルアニウス皇帝が声を荒らげた。
どうもジオルーダの国王と将軍は、異世界人の脅威を肌で感じてないようだ。
異世界人を簡単に返り討ちにできると信じている。
取り乱していたペルアニウス皇帝が少し落ちついたところで、カルザック国王が不思議そうな表情をしながらゾンダール将軍に問いかけてきた。
「ゾンダール将軍殿、つかぬことを聞くが、あなたですら勝てなかった異世界人をどうやって追い返したのかね? 無事にこの会議に出席しているということは、なんらかの手段で撃退したと思うのだが?」
「ワシも気になってることがある。そこの見慣れない御仁は、いったいどなたなのだ? 会議にいつも出席しているラスティオン卿はどうされた?」
カルザック国王に続いて、マグナス国王も疑問を口にした。
それを受けて、ゾンダール将軍が答える。
「恥ずかしながら、ラスティオンは謀反の罪によりこの世を去りました。そしてここにいる男リュークこそが、異世界人を撃退した救世主であります」
「リューク……? その男が救世主?」
カルザック国王が自国の状況について説明すると、それを受けてウインガリア帝国のペルアニウス皇帝が続きを話す。
「我が帝国領内では、数ヶ月ほど前から黒髪の目撃情報が次々に報告され、周辺諸国でも多くの存在が確認されていた。やはりその不可解な強さが話題になり、万が一のために対策を検討していたところでいきなり攻め込まれてしまった。けっして油断していたわけではないのだが、我が国の戦力を考えれば安易に仕掛けてこないだろうと思っていた。それが、こうも簡単に侵略されてしまうとは……自分の判断ミスでグレンダスとエレンティスタ、そして多くの逸材や国を失うことになり、慚愧の念に堪えない」
ペルアニウス皇帝は話し終えると顔を下に向け、ため息を1つ深くついた。
続けて、ほかの国王たちも自国の状況を順番に話していく。
各国の状況を聞いたところ、黒髪の人間――異世界人たちはウインガリア帝国とその周辺諸国に多くが出現していて、帝国から離れている国では噂程度しか伝わってなかったらしい。
一応、謎の存在として注意はしていたものの、異世界人たちは人数も少なく、各国ともそこまで脅威とは捉えていなかったようだ。
ところが先日帝国が侵略され、その周囲の小国も次々に攻め落とされてしまったことで状況は一変した。
現在では帝国から比較的近い位置にあるコルテオ、テプロ、マグナス、セフィーニまでその侵略の手が迫っているとのことだった。
帝国から離れているアルマカインやカルザック、ジオルーダ、ルードベルグ、ユーディスにはまだ異世界人たちの影は見えないが、何故かレグナザードだけ、帝国から遠い位置にありながら先に侵略されている。
そのおかげで新宮斬也と接触できたのは幸いだったが、その方面だけ先に侵略したことに何か理由があるのだろうか? それともただの偶然か?
「そういうわけで、明日にも我が国に異世界人とやらが攻め込んできてもおかしくない状況なのだ。恥ずかしい話、我が国の戦力では到底ヤツらに敵いそうもない。誰か手を貸してくれぬか?」
「待ってくれ、うちの国もまったく同じ状況じゃ。というより、ウインガリア帝国があっさり落とされたのであれば、ヤツらの侵略に抵抗できる国はないじゃろう。この際、彼らと和平交渉をしてはどうじゃろうか?」
ここに集まっている国の中でも戦力が低いコルテオとテプロの国王が、怯える様子を隠さずに青い顔で発言する。
同じような状況のマグナス、セフィーニの国王も、和平という提案に積極的な反応を見せる。
異世界人への抵抗を完全に諦めているような感じだ。
ただし、これを聞いたジオルーダ国王は強い口調で憤慨した。
「和平とは、何を弱気なことを! そんなことを話し合うために集まったわけではあるまい。そもそも異世界から来たなど馬鹿らしい。どこの者かは知らぬが、よそ者にこの世界を自由にはさせぬ!」
「ジオルーダにはまだまだヤツらの手が迫っておらぬからそんなことを言えるのだ。ワシら4国が攻め落とされてから和平交渉などしても、相手に軽くあしらわれるだけだぞ」
他人事のように強気な発言をするジオルーダ国王に、マグナス国王は苛立ちを抑えられない様子で言葉を返す。
だがそれを聞いても、ジオルーダ国王の態度は変わらなかった。
「ならば、よその国は和平でもなんでも好きにすればいい。我が国だけでもヤツらと戦う。そうだな? ジークヘルト」
「はっ。私が全て叩き潰します。心配なさらず、他国の陛下皆様も安心して私にお任せください」
後ろに控えていたジークヘルト将軍が、ジオルーダ国王の問いに力強く返答する。
それを見たペルアニウス皇帝は、元気なく丸めていた体を勢いよく起こし、怒り混じりの声で反論した。
「馬鹿なっ、我が帝国が為す術なく侵略されたというのに、何故そのような迂闊な結論に至るのだ!? ヤツらが来たとき、無敵の我が軍勢は何もできずに地面に這いつくばり、天からの雷で瞬く間に皆殺しにされた。あのグレンダスやエレンティスタでさえ、気付くといつの間にか殺されていた。何をされたのかも分からぬ。かろうじて私だけ逃げることができたのは奇跡と言えよう。アレは人が敵う相手ではない」
「お言葉ですが、グレンダス将軍はお年を召されたご老体、全盛期よりも遥かに力は衰えておりました。失礼ながら、剣の腕はすでに私のほうが上でしょう。異世界人とやらがどれほどか知りませんが、正直なところ、私より強い者がいるとは思えません」
ペルアニウス皇帝の弱気な発言に対し、ジークヘルト将軍は自信満々に自らの強さを主張した。
確かに彼は『剣神』のギフトを持ち、レベルもゾンダール将軍の157を大きく超える168のため、世界でも屈指の強さだ。
年齢もゾンダール将軍より数歳若い感じで、全てが充実している今が強さのピークと言えるだろう。
多少自惚れてしまうのも納得できる。
しかし今回の相手は、その程度では到底立ち向かえそうもない。
慢心しているジークヘルト将軍に、ゾンダール将軍が忠告をするため口を開いた。
「僭越ながら、横から失礼いたします。ジークヘルト将軍、そなたの強さはよく知っておるが、今回は相手が悪すぎる。このワシも異世界人と戦ってみたが、まるで歯が立たなかった。そなたでも恐らく分が悪いだろう」
「ゾンダール将軍、私は若き頃からあなたを目標に精進してまいりましたが、今はもうあなたを超えたと自負しております。どんな相手であろうとも、私の剣から逃れることはできないでしょう。疑うようなら、あなた相手に私の力を証明してもいい」
「そんなレベルの者たちではない! 人類では勝てぬ。私が必死に訴えているのに、何故それが分からぬのだ!?」
忠告を聞き入れようとしないジークヘルト将軍に対し、ペルアニウス皇帝が声を荒らげた。
どうもジオルーダの国王と将軍は、異世界人の脅威を肌で感じてないようだ。
異世界人を簡単に返り討ちにできると信じている。
取り乱していたペルアニウス皇帝が少し落ちついたところで、カルザック国王が不思議そうな表情をしながらゾンダール将軍に問いかけてきた。
「ゾンダール将軍殿、つかぬことを聞くが、あなたですら勝てなかった異世界人をどうやって追い返したのかね? 無事にこの会議に出席しているということは、なんらかの手段で撃退したと思うのだが?」
「ワシも気になってることがある。そこの見慣れない御仁は、いったいどなたなのだ? 会議にいつも出席しているラスティオン卿はどうされた?」
カルザック国王に続いて、マグナス国王も疑問を口にした。
それを受けて、ゾンダール将軍が答える。
「恥ずかしながら、ラスティオンは謀反の罪によりこの世を去りました。そしてここにいる男リュークこそが、異世界人を撃退した救世主であります」
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