考えるうちに、からっぽに、

肥料

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2023年 11月〜12月

過去の私へ手紙を贈ろう

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 昔は「特別」になりたいという気持ちが強かった。特別容姿が整っていたり、頭が良かったり、たくさんのことを知っていたり、心が読めたり………今考えると滑稽である。特別というのは「マイノリティ」でもあるため、今の私は特別を望んでいない。(多数派の方が生きやすいと思う。)今回でいう「特別な人」は「個性」がずば抜けている人のことだ。
 私は「瞬間記憶能力」がある人、「記憶力が全然ない人」に憧れていた。何故記憶力が全然ない人に憧れていたのかというと………まぁ、天才っぽさがあったからだろう。今考えると全く意味がない。
 その特別な人になりたかった私は、特別な人を演じた。「記憶力ないからさ~」「昔のこと全く覚えてないわ~」「すぐ忘れちゃうけど、1日の記憶は完全に覚えてる」「テスト勉強しなくてもすぐ覚えることができる」…こんな事を言いながら生活していた。いわゆる、黒歴史だ。そんな過去の私に手紙を書きたい。
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過去の私へ

 こんにちは。未来の私です。過去の私は小学3年生くらいかな。一人称が名前呼びだったかもしれないけど、3年生後半で早めの中二病を患って、一人称が「わたくし」になるよ。早くやめてね。あと中学2~3年生前半でネットの一人称が「ワイ」になるから、それもやめてね。まだ若いし、5ちゃんねるまとめサイトばっかり見てるからそうなるんだよ。やめてね。
 よし、本題に入るよ。あなたは今「特別な人」になりたいと思ってるよね。おめでとう。君が描いた個性…「記憶力が格段に低い」人になったよ。喜んでくれるかな?この個性はすごいんだよ。人の名前も覚えられなくて人に失礼だし、その日食べた朝ご飯も覚えてなくてヘコむし、テスト範囲も全然覚えられないし、いろんなことを忘れて人に迷惑をかけるし、友達と作ってきた最高の思い出は、全て塵のように消え去っていったよ。塵をかき集めてもその思い出を思い出すことはない。それが、あなたが思い描いていた「個性」なの?
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