転移しちゃいました!?

みおん

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8話 偽善者

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

桜「柚!柚!」

茜「返事をして!柚!」

柚が呪文を唱えて、直ぐに柚は気を失い、崩れ落ちた
桜と茜は必死に呼びかけているが、全く返答がない…
それよりもこちらの声が柚に全く届いてない感覚だ

「…柚は呪文の発動に失敗したのかもしれんのう…」

桜「そんな縁起でもないこと言わないでください!」

「しかし…のう…」

茜「柚…」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

…あれから何分経過しただろう…
私は死んでしまったのだろうか…
それとも現実世界に行ってる真っ最中なのだろうか…
でも、ルーラは瞬間移動の魔法のはず…
こんなに時間がかかるわけがない
なら…私はどうなったの…?

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

柚が目を覚まさない
そんな現実を受け止めたくはなかった
でも…

桜「柚…死んじゃやだよ…」

そんな私の声にすら柚は反応しない…
ここ一週間は多忙だったし、レベ上げも大変だった…
でも、たとえそうだったとしても、この一週間は楽しかった

桜「だから…柚がいないと寂しいんだよ!!お願いだから…帰ってきてよ!!」

私の悲痛な叫びが部屋をこだました

楓「柚!私を探すためだったんでしょ!?この魔法の国に来たの!それなら…一緒に現実世界に帰ろうよ!」

楓の悲痛な叫びも部屋をこだました

茜「柚…君がいなかったら、私は今も騎士の国で無気力な生活を送ってたのかもしれない…。そんな生活を壊してくれたのは柚、君なんだよ?それなら…君と一緒に現実世界に帰りたいよ!!」

茜の悲痛な叫びも部屋をこだました
その後…
柚が突然目を開けた
そして…

柚「にへへ…失敗しちゃった…」

桜「バカ!もう心配させないでよ!」

柚「…ご…めん…」

茜「柚!?」

「魔力の消耗が激しい…儂の魔力をわけてやろう」

桜「え?」

…なら、最初から魔力渡してたらこんなことにはならなかったんじゃ…?
…あえて黙っておこう…
その刹那楓が魔法使いの胸ぐらを掴んだ

楓「お前…今なんて言った?そして今何をしようとしてるの?」

「柚が死にそうじゃから、魔力をわけようと…」

楓「なら始めっから魔力をわければよかったんじゃないの?」

「それは…」

楓「お前がさっさと柚に魔力をわければよかった話じゃん。何?今更偽善者ぶる訳?」

「そういう事じゃないんじゃ…」

楓「ふざけんな。今更弁解するな!」

柚「楓…きっと…その人…魔力が混ざるのが怖かったんだよ…」

楓「え?」

柚「私の異世界から持ってきた魔力とその人がここで培ってきた魔力が混ざるのが怖かったんだよ…」

桜「柚!?大丈夫なの?」

柚「なんとか魔力は回復したよ。あと一週間あれば、魔力は満タンになって帰れると思うよ」

「な…」

楓「じゃあ、お世話になりました!」

柚「…二度と来てやんないから」

「…」







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