パイライトの誓い

藜-LAI-

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口直しに

 腹の周りに纏わり付いたものを拭き取って、甘ったるい痺れと心地好い怠さが薄れないうちに汗ばんだ肌に唇を落とすと、桜色に染まって隆起した乳首を爪先で引っ掻く。
「うぅっ、ん」
「へえ、アンタはここが好きなのか」
「ん、好き……だよ。舐め上げて吸われると堪らない」
 首筋に巻き付くように腕を回すと、少し荒い息遣いの修が龍弥の頭を胸元に引き寄せて愛撫を強請る。
 唾液で濡れそぼった舌を這わせると、修が望むように尖端を舐り、甘噛みしながら唇を窄めて乳首を吸い上げる。
「もっと強くして」
「随分仕込まれた身体だな」
 ジェラシーは良い刺激になる。普段から抱かれることが少ないと匂わせておいて、他の男の存在をチラつかせる修の身体に軽い嫉妬を覚える。
 硬くした舌先でぷっくりと膨らんで熟れた乳首を擦ると、窄めた唇でチリっとした痛みが走るほど吸い付き、唾液で湿った指をもう一方の乳首に沿わせて尖端を擦る。
「ふぅっ、ん……んん」
 修は息遣いの合間に喘ぐような甘い声を出す。それが計算されたものかは分からないが、控えめに恥じらうような嬌声に、龍弥の中で庇護欲と同時に支配欲が膨れ上がる。

 しっとりした肌の汗を拭うように、脇腹から鳩尾、臍の周りを撫でると、腹まで反り返った修の屹立を握って上下に扱く。
「ぁあ、んっ。気持ちいいよ」
「舌出して」
 甘い息を吐く唇にキスをして、無防備に差し出された修の舌を舐めて吸い上げると、口腔に閉じ込めるように貪るキスをする。
「んっ、ふぅう……んん」
 ぴちゃぴちゃ跳ねる水音を立てながらキスを繰り返すと、混ざり合って溢れる唾液を互いに舌で拭って嚥下する。
 龍弥は改めて修の屹立を握り込むと、ゆるゆると扱きながら人差し指を器用に動かして、雫が溢れ始めた鈴口を擦る。
「んんっ」
 下腹部から押し寄せる刺激に修が腰を捩ると、その腰を押さえ付けるように浮き上がった骨盤に手を這わせ、ベッドサイドのボトルを手に取ってローションを掌にとろりと垂らす。
「さて……これが演技じゃなければ解してやらないと。傷付ける訳にはいかないからな」
 潤滑剤を捏ねるように手を開閉させてネチネチと空気を含んだ泡立つ水音を立てると、人肌までぬるくなったローションを修の後孔に塗り込むように広げていく。
「ん、はぁあ、ふぅ」
 硬い蕾に指を掛け、人差し指を爪先まで挿し入れると、確かに拒絶が色濃い蕾をゆっくりと解す。
 充分に潤った指で丁寧に浅瀬を擦ってから第二関節まで中に沈めると、甘い吐息と共に引き攣れたように後孔がギュッと絞まる。
「前に集中してろ。気持ち良くしてやるから力抜けよ。アンタもよく言うセリフだろ」
「は……そう、だね」
 親指で会陰を擦りながら挿し込んだ指先を曲げて後孔を拡げ、浅瀬を爪先で擦って襞を掻く。
 負荷が少ないようにゆっくりと確実に指を奥まで沈めると、付け根まで無理なく呑み込んだのを確認して、浅瀬と奥の襞を撫でるように擦って襞路を柔らかく拡げる。
「んっ、あ、あぁあ」
 粘ついて鈍く響く、ぶちゅぶちゅした水音は鈴口から溢れ出る雫が擦れる音なのか、後孔を責められて馴染んだ潤滑剤が立てる音なのか。
 龍弥は二本の指で襞を撫でるように掻くと、前への刺激で隆起した前立腺を確実に狙って執拗にそこを擦る。
「あぁあっ、そんな、そこっ、あっ、あぁ」
「修の気持ちいいとこ見っけ」
 コリコリしてはっきりと分かるほど膨れて隆起したそこを刺激してやると、襞路はギュッと絞まって龍弥の指をそこに捉えようとする。
 とろりと指を濡らす雫が修の屹立から溢れ出ると、龍弥は人差し指でそれを掬って爪先で割るように鈴口を拡げる。
「あんっ、あ、意地悪。んんっ、あぁあ」
「なんだよ、咥えて欲しいのか」
「ん、舐めて吸って。奥も掻き回して」
「……えっろ」
 クッと喉を鳴らすと龍弥は修の屹立を口に含んで、溢れた雫で濡れそぼった鈴口を硬くした舌先でコリコリと虐める。
「ふぅっ、うっ、はあ、はあぁっ」
 堪らず漏れた修の甘い吐息を聞きながら、ぬちぬちと音を立てて後孔に指を咥えさせると、溢れるように唇の端から垂れた唾液を指に絡めて修の屹立を上下に扱く。
「んんっ、はあぁ、はあ」
 荒くなった息遣いでビクッと腰を揺らす修を満足気に見つめると、窄めた唇で痕が残るくらい雁首を吸い上げ、鈴口を割るように舌先を捩じ込んで屹立に刺激を与える。
 後孔に挿し込んだ指を中で踊らせると、堪らず跳ねる修の腰を脇の下で押さえ付け、腫れ上がって主張する前立腺を執拗に擦って責め立てていく。
 目に見えて乱れる修の姿は堪らなく刺激が強い。龍弥は下腹部で張り裂けそうなほど熱く猛る屹立から雫を垂らした。

 根元を締め付けると、イカせて欲しいと懇願するようにアクアブルーの瞳が潤む。
「イクのは一緒に、だろ」
「龍弥ぁ……」
 キスを強請る修に抱き寄せられ、唇を食んで舌を滑り込ませると、慣れた手付きでパッケージからコンドームを取り出して素早く猛る芯にそれを嵌める。
 修の後頭部に手を添えて貪るように口付けを深く荒くしていくと、口端から甘い息遣いが漏れてぞわりと肌が粟立った。
 刺激を与え続けなければ硬くなる蕾に指を掛けて、浅瀬から快感を思い出させるように指を捩じ込む。
「ふぅ、あっ」
 花開くように熟れる後孔に挿し込んだ指を拡げると、指に纏わり付いた滑りを塗り込むように襞路を解していく。
「修、そろそろ挿れるぞ」
「はあ、はっ、ああ、うん。いいよ」
 捕食されるはずの修の眼は恐ろしいほど獰猛に光り、引き抜いた指に代わって挿し入れた屹立は、尖端を食い千切られるほど締め付けられた。
「そんなに絞めるな。まだ入り口だぞ」
「ゆっくり解して。じゃないとそんな大きいの無理だよ」
「それ……煽ってんのか」
「ふふ。どうだろう」
 戯言を吐き出す余裕はあるのか、修は膝裏に手を掛けると、片脚を持ち上げて挑発するようにアクアブルーの眼を細める。
「随分と余裕があるんだなっ」
「ふぅぁっ、あっ、あんっ」
 剛直な屹立で一気に奥まで責め立てると、浅瀬まで引き戻して更に奥へ穿つ。
 襞路を何度も行き来してコリコリと尖った箇所を擦ってやると、修は堪らず嬌声を漏らして龍弥の首筋に伸ばした腕を巻き付けるようにして抱き付く。
 正面から向かい合うように膝に抱えて下から穿つと、抽挿に併せて修の嬌声が吐息と共に漏れる。
 淫靡な息遣いは龍弥の支配欲を掻き立て、同時にどうしようもないほどの庇護欲から、修を愛して気持ち良くさせてやりたい衝動に駆られた。
「あぁん、ああ……んっ、ふぅ、ふっ」
 耐えるように眼を閉じて眉を顰め、後孔から与えられる刺激に集中するような修のいじらしい姿に、龍弥の昂りは更に張り詰めて質量を増す。
「凄い畝って締め付けてくるな。初めてじゃないんだろうけど、だいぶ感度が良いんじゃないか」
「んんっ、だから、言ったでしょ。龍弥と僕は肌の、あぁ、ん。相性が、良いんだ、よ」
 そう答えて妖艶に微笑むと、意図的だろう、中の締め付けを強くして龍弥の屹立を責め立てながら、キスしてと唾液でぬらつく舌を差し出す。
「舐めて」
「キスが好きなんだな」
 修の答えは待たずに差し出された舌を舐ると、下から穿つ抽挿を緩やかにして口腔を嬲るように修の口の中で舌先を踊らせる。
 跳ねる水音の合間にどちらのものか分からない吐息が漏れて、静かな部屋にその音だけが響き、合わせた唇に隙間が生まれると淫猥な水音が聴覚を揺さぶる。
 緩やかな抽挿を繰り返していた腰を大きく振ると、修が背中を弓形に反らせて腹から湧き出たような嬌声とも息ともつかない声を出した。
 後ろ手を付いて身体を支え、襞路の奥のしこりを擦られて喘ぐ修の胸元の隆起を爪先で弾いてやると、ビクッと身体を震わせて屹立を硬くさせる姿が愛おしく映る。
 修の身体を押し倒してベッドに寝かせると、龍弥は抽挿を速くして掌で修の昂りを握り込んで捻るように上下に慌ただしく擦る。
「はあっ、ああ、ああぁっ、堪らないよ、龍弥」
「そろそろ出すぞ」
「あふぅ、ん。硬いのが奥に当たってる」
「擦られんの好きだろ」
 奥を穿って、責め立てるように狙って擦ると、夢中になってキスを貪りながら、握り込んだ修の屹立を強めに扱いて性急に追い立てる。
「あっ、あぁあっ、龍弥ぁ、も、イク。出るよ」
「イケよ。俺も、そろそろ……」
 襞路を擦って一度浅瀬まで引き抜くと、激しく打ちつけるように何度も奥を穿って、乾いた打ちつける音を立てて抽挿を繰り返す。
 龍弥の指が与える強弱に堪らず白濁した精液を迸らせると、修はビクビクと腰を揺らして後ろからの刺激に嬌声を漏らす。
 あまりに妖艶で淫靡な息遣いに、龍弥は粟立つ身体を震わせながら、直腸の奥に楔を穿って皮膜越しに熱を放った。
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