昔描いた絵 〜extra time〜

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今私たちは、誰もいない店内でぐったりしたまま並んで座っている。
「ねえ・・・いつからなの?」
なんとなく尋ねてしまった。
「・・・覚えてない」
「はあ?」
って、おいっ!と思わずツッコミの手を入れそうになった。

「・・・おまえ、いつも俺のそばにいただろ。覚えてる限り、おまえは最初から家族だったから。でも別の家に住んでるなってなんとなく思ってて、ずっと、その・・・うちにいればいいのにって・・・」
それを聞いてしまった私は、一緒に無邪気にお風呂に入っていた小学生の頃を思い出し、全身が熱くなった。
「じ、じゃあさ、お泊まりした時なんて・・・」
「そばにいたから、その・・・安心、だった」
ドキドキじゃないんだ。
「高校の頃さ、なんか私、めっちゃ睨まれたことあったよね」
「あの時か。あれは、おまえが他の男子と楽しそうに話してるから・・・お、おまえ睨んでたんじゃないぞ!周りの奴らを、だな・・・」
「・・・ふふふ、あんたってほんとバカだね」
「な、なんだと!」
「私のは気づかなかったでしょ」
「なんの話だ?」
「うーん、内緒」
私も俊太が女子と話しているのを見るのが、自分でもおかしいと思うくらい嫌だった。
頑張って顔には出さないようにしてたつもりだけど。
親友には見抜かれていた。

「まあ、お互い様ってこと、かな」
「なんだよ、一体」
「いいじゃない」
不思議なくらいほっとできた瞬間だった。
「で、どうすんの?これから」
「どうしよっか・・・」
と苦笑いする俊太。
「あんたが決めなさいよ!先に言い出したのあんたでしょ!」
「・・・だな。でもまあ、今は・・・」
⁉︎
俊太の手が、私の手の上に重なった。
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