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それから彩香たちは愛のベルちゃんで、ショッピングモールに来た。
「おーい、明衣!ってなんだこの人数」
明衣を見つけた大和だったが、後ろに彩香たちもいるのを見て驚いた。
「大和くん、今日はお買い物いっぱいだからお願いねぇ」とゆるゆると喋る愛。
「あ、愛さん・・・お、お前、愛さんの車で・・・」
微かに震えながら、大和は明衣を見た。
「ふっふっふ。大和も乗りたい?」
「い、いや・・・」
「あら?大和くんもベルちゃん好きよねぇ?」
と目の奥が笑っていない愛が笑顔で尋ねた。
「も、もちろんっす!きょ、今日は自転車で来てるんで・・・」
もっともらしい言い訳を見つけた大和はホッとした表情になった。
「そうなの。残念ねぇ」
「ま、また今度!お願いします!」
「うふふ。いつでもいいわよぉ」
「にゃ、にゃまと、くん。こんに、ちゅわ」
安定して噛みまくるゆずが、愛たちの後ろから恥ずかしそうに顔をのぞかせた。
「ゆずちゃんもいたんだ。で、こんな大人数で一体どうしたんだ?」
「あのね、もうすぐ鷹文の誕生日じゃん」
「あ、ああ。そうだな」
声のトーンが落ちる大和。
「彩香の提案で、サプライズパーティーやろってことになったんだ!」
嬉しそうな明衣。
「い、いいのかよ」
動揺した大和は明衣の腕を掴み、みんなから少し離れた場所に動いた。
「いいんだって!おじさんにも話したし、それに最近鷹文元気になってきてるじゃん」
「まあ、そうだけどさ・・・」
鷹文を心配する大和。
「ところで大和、これ、極秘情報なんだけどさ・・・」
明衣が大和の耳に手を添えて、小声で話し始めた。
「な、なんだよ!」赤くなる大和。
「鷹文、また小説書くみたいだよ」
「まじで!」
驚いた大和が明衣を見つめた。
「うん。最近、なーんか鷹文、彩香のそばにいるんだよねぇ。で気になってさ、聞いてみたんだ。彩香のこと好きなの?って」
「お、おい!」
うろたえる大和。
「だってさぁ。気になるじゃん!そしたらね、すっごく恥ずかしそうな顔で、『取材のためだ』とか言うんだよ。私、笑っちゃったよ」
「取材?」
「うん。なんか私たちを題材に青春モノ書きたいんだって」
「あいつ、いつのまに・・・」
「ねえ、良かったよね。やる気になったんだよ、鷹文!」
明衣は嬉しそうだった。
「そ、そうだな」
手放しに喜ぶ明衣を見て、大和はなんとも言えない顔をした。
「何よ大和、親友がやる気になったってのに嬉しくないの?」
「嬉しいに決まってんだろ!」
「だよねぇ。楽しみだよねぇ。あ、彩香たちには絶対に秘密だからね。取材やりにくくなるからって鷹文に厳命されてるからさ」
明衣はポンと大和の肩を叩いた。
「ああ、わかった」
「だから!パーティーやってネタ提供しましょっていうこと」
「そ、そうか・・・そうだな」
大和も安心したようだ。
「じゃあ、大和くん、荷物持ちよろしく!」
今度は思いっきり背中を叩く明衣。
「ぶほっ!痛えよ明衣!」
「ははは。がんばろねぇ!」
明衣は彩香たちの方に走って戻った。
「鷹文、頑張れよ」
大和は小さな声で呟いた。
「おーい、明衣!ってなんだこの人数」
明衣を見つけた大和だったが、後ろに彩香たちもいるのを見て驚いた。
「大和くん、今日はお買い物いっぱいだからお願いねぇ」とゆるゆると喋る愛。
「あ、愛さん・・・お、お前、愛さんの車で・・・」
微かに震えながら、大和は明衣を見た。
「ふっふっふ。大和も乗りたい?」
「い、いや・・・」
「あら?大和くんもベルちゃん好きよねぇ?」
と目の奥が笑っていない愛が笑顔で尋ねた。
「も、もちろんっす!きょ、今日は自転車で来てるんで・・・」
もっともらしい言い訳を見つけた大和はホッとした表情になった。
「そうなの。残念ねぇ」
「ま、また今度!お願いします!」
「うふふ。いつでもいいわよぉ」
「にゃ、にゃまと、くん。こんに、ちゅわ」
安定して噛みまくるゆずが、愛たちの後ろから恥ずかしそうに顔をのぞかせた。
「ゆずちゃんもいたんだ。で、こんな大人数で一体どうしたんだ?」
「あのね、もうすぐ鷹文の誕生日じゃん」
「あ、ああ。そうだな」
声のトーンが落ちる大和。
「彩香の提案で、サプライズパーティーやろってことになったんだ!」
嬉しそうな明衣。
「い、いいのかよ」
動揺した大和は明衣の腕を掴み、みんなから少し離れた場所に動いた。
「いいんだって!おじさんにも話したし、それに最近鷹文元気になってきてるじゃん」
「まあ、そうだけどさ・・・」
鷹文を心配する大和。
「ところで大和、これ、極秘情報なんだけどさ・・・」
明衣が大和の耳に手を添えて、小声で話し始めた。
「な、なんだよ!」赤くなる大和。
「鷹文、また小説書くみたいだよ」
「まじで!」
驚いた大和が明衣を見つめた。
「うん。最近、なーんか鷹文、彩香のそばにいるんだよねぇ。で気になってさ、聞いてみたんだ。彩香のこと好きなの?って」
「お、おい!」
うろたえる大和。
「だってさぁ。気になるじゃん!そしたらね、すっごく恥ずかしそうな顔で、『取材のためだ』とか言うんだよ。私、笑っちゃったよ」
「取材?」
「うん。なんか私たちを題材に青春モノ書きたいんだって」
「あいつ、いつのまに・・・」
「ねえ、良かったよね。やる気になったんだよ、鷹文!」
明衣は嬉しそうだった。
「そ、そうだな」
手放しに喜ぶ明衣を見て、大和はなんとも言えない顔をした。
「何よ大和、親友がやる気になったってのに嬉しくないの?」
「嬉しいに決まってんだろ!」
「だよねぇ。楽しみだよねぇ。あ、彩香たちには絶対に秘密だからね。取材やりにくくなるからって鷹文に厳命されてるからさ」
明衣はポンと大和の肩を叩いた。
「ああ、わかった」
「だから!パーティーやってネタ提供しましょっていうこと」
「そ、そうか・・・そうだな」
大和も安心したようだ。
「じゃあ、大和くん、荷物持ちよろしく!」
今度は思いっきり背中を叩く明衣。
「ぶほっ!痛えよ明衣!」
「ははは。がんばろねぇ!」
明衣は彩香たちの方に走って戻った。
「鷹文、頑張れよ」
大和は小さな声で呟いた。
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