家政婦さんは同級生のメイド女子高生

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翌日、バイトを休みにした彩香は、明衣の家で作戦会議をしていた。
ゆずや 結衣、和泉までいる。
「パーティーって言ったらやっぱコスプレよね!」
みんなを見回す和泉の目が、いつもにも増してキラキラ輝いている。
「あらぁ、それじゃあ私も見に行かなきゃねぇ」
ゆずの横で、愛がのんびりお茶していた。
「なんなら愛さんもやっちゃいます?ゆずちゃんと二人でロリ巨乳ナースとか!」
ゆずと愛が並んでいるのを見て思いついたらしい。
「ロリ、きょ・・・」ゆずが真っ赤になった。
「ゆずちゃんもおっぱい大きいものねぇ」
なぜかノリノリの愛は、さりげなくゆずの胸をふにふにとし始めた。
「あ、あの・・・」
愛の突然のセクハラに、ゆずは逆らうこともできずもじもした。
「愛さん、あんまりゆずをいじめないでください」
見かねた彩香が、優しく愛を制した。
「うふふ。彩香ちゃん優しいのね」
彩香の声に手を引っ込めはしたが、相変わらず笑顔の愛だった。
「でさぁ。料理はこっちで作るとして・・・結衣、彩香と一緒にお願いね」
明衣は何事もなかったかのように話を進めていく。
「もちろん!まかせて、お姉ちゃん」
「おう、さすが私の妹!」
ふたりはハイタッチした。
「で、ケーキはどうしよっか・・・」
ふむ、と考える明衣。
「わ、わたし作れる、よ」
愛から解放されたゆずが恐る恐る手を挙げた。
「まじで⁉︎」
「うん。ケーキ屋さんで教えてもらったことあるから・・・」
ゆずは自身なさそうに小さな声で言った。
「ケーキ屋さんの知り合いいるの?」
驚いた顔で彩香が尋ねた。
「あんなたちの家、パン屋さんだけじゃなくてケーキ屋さんもやってるの。あんなのお姉ちゃんがケーキ職人で、昔から私も仲良しだから、教えてもらったんだ」
ゆずがホワホワした顔で嬉しそうに答えた。
「えっ?ってことは本格的なやつ作れるの⁉︎」
明衣が期待に満ちた目を向けた。
「そうなの、かな?」
ゆずは恥ずかしそうにに答えた。
「よっし!じゃあゆず、ケーキはよろしくね!」
「うん。が、がんばる!」
「・・・決めとかなきゃいけないのってこれくらいだよね」
と明衣がみんなを見まわすと、和泉がすかさず口をはさんだ。
「ま、待って明衣ちゃん!これだけかわいい女の子が揃ってるんだからさあ、やっぱりなんかしたいよねぇ」
とゆずを見つめる和泉。
「ろ・・・ナース、じゃなければ・・・」
和泉の視線にたじろいだゆずが、思わずつぶやいてしまった。
「いいの⁉︎じゃあゆずちゃんは、ロリ巨乳チャイナで!」
「ロリ巨乳はからわないんだ・・・」
呆れた声の明衣。
「ちゃ、チャイナ服・・・も、もう少し、普通のは、ないんですか?」
「そうねえ・・・巫女さんとかは?あ、それは彩香ちゃんの方がいいか。黒髪ロングの方が似合いそう」
と言いながら和泉は彩香を見た。
「わ、私はやりませんよ!」
彩香は必死に逃げようとする。
「えー、いいじゃん、鷹文くんも喜ぶよぉ」
「い、いつもので、いい、です・・・」
「えー、メイド服ばっかじゃつまんないよ~。まあ、彩香ちゃんはいいとして・・・ゆずちゃんは愛さんとペアのほうがいいや!愛さん、いいですか?」
彩香はいつでも落とせると踏んだ和泉は、矛先を愛とゆずに戻した。
「うふふ。私、アイドルやってみたいかしら」
「お、お母さん・・・?」
自分の母の突然のアイドル宣言に、結衣はうろたえた。
「だったら!結衣ちゃんをセンターにして3人でアイドルにしましょっか!それなら肌の露出も少ないわよ。ゆずちゃん!」
「わ、私もやるんですか⁉︎」
突然のフリに驚きを隠せない結衣。
「当然じゃない!お母さんもやるっていうのに、そこで娘が出ないとかありえないわよぉ」
と満面の笑みで結衣を見つめる和泉。
「お、お母さんは、こんなキャラだし・・・」
「あらぁ結衣。私ってどんなキャラなの?」
優しい笑顔で結衣を見つめる愛。気のせいか目だけは笑っていないようだった。
「そ、それは・・・」
優しい笑顔の愛に睨まれた結衣は、何も言えなかった。
「ゆずちゃん、結衣もやるって言ってるから一緒にやりましょうよぉ」
すでに完全に乗り気の愛だった。
「愛さん、振り付けとかも大丈夫ですか?」
和泉の中でプランが固まったらしい。
「ええ、もちろんよ!」
満面の笑みで軽くうけあう愛。
「じゃあさ、歌も歌っちゃおっか!」
嬉しそうな顔で和泉は結衣の方を向いた。
「・・・もう、好きにしてください」
結衣は諦めた。
「歌・・・おどり・・・」
ゆずはすでにいっぱいいっぱいになっていた。
「私はやりませんからね!」
彩香が念を押した。
「彩香ちゃん、これから、お姉さんとゆっくりお話ししましょうかぁ」
和泉は怪しげな笑顔で、彩香を部屋の隅に連れて行った。

・・・数分後、疲れ切った彩香がソファに深く沈み込んだ。

「じゃあこんな感じで、みんなよろしくね!」
紆余曲折はあったが、サプライズパーティーの内容は概ね決まった。
「彩香、買い物とか今日行っちゃった方が良くない?」
「そ、そうね。結構いっぱいになりそうだし・・・」
「じゃあ彩香ちゃん、ベルちゃんで行きましょうか」
「え?いいんですか?」
「ま、また乗るの・・・」ビビるゆず。
「あらぁゆずちゃん。私、昔よりは『かなり』安全運転よ」と自信満々の愛。
「そ、そうです、ね・・・」
どうも愛には逆らえないゆずだった。
「じゃあ、彩香ちゃん、ゆずちゃんとお買い物行ってくるわね」
「あ、私も行く!」
「あら、明衣もお料理するの?」
「ううん。飾りつけ道具も買わなきゃ。結衣も行くよ!」
「はぁい」
結衣も立ち上がった。
「みんな、よろしくね!私は、今から帰って衣装の手直しするから!」
和泉は1人先に帰って行った。
この人の仕事は一体どうなっているんだろう。平日なのに・・・
「お姉ちゃん。荷物重くなりそうだから大和くんも呼ぼうよ」
「だね、サプライズのことも話さなきゃだし」
明衣は大和に連絡を入れた。
「や、やまと、くん・・・」
ゆずが頰を染めながら呟いた。
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