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第七十四話
しおりを挟む住民の数の割に大き過ぎる神殿には今や結構住んでる人が増えた。
王都から誘われた神官、リディアさんとヴァネッサさんの他にケイトたちも部屋を持っている。
浄化中のマノンさんの部屋も用意はしてあるそうだ。
その他に各地の修道院から連れられて来た神官見習いが10人居るそうだ。
余り会ったことないような気がするけど、いつの間にか増えているらしい。
それ以外にも孤児院のもうすぐ成人を迎える子たちが見習いの見習いとして働きながら暮らしていたりする。
神官や治癒師を目指してる訳ではない子も含まれていた。
人手が無いと大きい神殿の管理もままならないよね。
寡婦さんたちも手伝って維持しているそうだ。
ちょっと加減を忘れて作ってしまったのでゴメンよ。
「良いじゃない、わたしに相応しい神殿よ。
いずれ人も増えるのだから足りないくらいだわ。」
アマリア様が良いのならそれで構わないですけどね。
今日も今日とて施術がバッチリ決まっているアマリア様です。
「そうそう、聖女見習いの研修場所にもするから寄宿舎を隣に作ってね。
とりあえず50人くらいは入れれば良いから。
そっちには大浴場も作ってあげてね。」
うぃーす、この後作りに行きますね。
と言うか、また50人増えるのか。
男性の見習いとかこの地に入れないのに良いのかね?
何処かに男性用の研修所を作った方が……俺は関わらないけどね。
寡婦さんたちの様に女性の方が仕事にあぶれる事が多いから救済の役割も有るのかな。
何か売り出せる物を作った方が良いかもしれない。
昨日のやや弱い浄化の魔石とか?
破魔矢とか魔物特効でできないものかね。
まあエステ要員に流れて来てくれても良いけどな。
神殿の裏手に寄宿舎を作り上げた後はエステの現場へ。
王都からのお客さんが既に利用するようになっている。
プニってた方も温泉プールで歩いているようだ。
施術をしているケイトにローションを納品して様子を聞く。
年齢高めなので胸の施術を望むお客さんも多いようだ。
今日はジャクリーヌさんが接待していたりする。
ケイトたちでは太刀打ちできない爵位の夫人だったりするのだろうな。
ジャクリーヌさん監修の下、俺が胸の施術をすればお付きの侍女さんたちからも感嘆の声が聞こえる。
お約束だな。
胸の施術は料金を高めに設定したと聞いているので侍女さんたちでは手が出ないのだろう。
魔物素材の下着や服も高いしな。
元王妃側妃たちやジャクリーヌさんのお友達価格で他の融通利かせてもらったりもしているそうなので、実際はそれ程の料金ではないかもしれない。
何日かここに宿泊するお金も掛かるからな。
侍女さんたち数人もセットで、というコースでも作るか。
と思っていたらご夫人が侍女さんたちの施術を頼んできた。
これだけの効果を見たら侍女さんたちにもと思うか。
紹介されてるだけあって真面な人だろうからな。
まあジャクリーヌさんたちも同じことしてたんだからちょっとは割引価格になるかも。
これは毎日がお胸様祭りになるのだろうか。
途中シミの有る人を見付けてケイトに施術させた。
教えた甲斐も有って効果が出るようだ。
どうせ1度では消せないと思うし。
シミの有る人に自己申告してもらってスージー、アグネス、ヘレンにも施術してもらう。
今のところヘレンが一番効果が出るようだ。
理解度の差なのか別の要因なのか分からないけれど、それぞれに得意ができるなら良いことだ。
色々レベルが上がれば特化できるかもしれない。
俺のお付きの皆にも試してもらって得意なこと探さないとな。
ミュリエルやセラフィナたちのようなレベルに成れれば何でも熟せるようになるのだろうけど、人族としてはそこまでレベル上がらないらしいからな。
施術の後はファッションショーのような即売会。
こちらは綿素材も多く揃えたので侍女さんでも手が出るはず。
魔物素材の方は元々一点物なのでちょっと奪い合いになりそうだった。
色違いをその場で作って収めてもらった。
全く同じ形なのも悪いので少しレースを変えたりと小細工もしておいた。
それにしても流石高位なご夫人だけあってバンバン買うのな。
侍女さんたちの買う綿素材の方は同じものでも色違いなら構わないらしい。
普段着のお出かけ用とかだしな。
パーティでカブるとかが無ければ問題無いのだろう。
下着はサービスで希望の色にその場で染めたりもした。
これが中々好評だ。
洗濯で他人のと混ざるとかは無いのだろうけど、区別がつくようになるのは良いよね。
まだ染色素材が多くないので魔力頼りなのは致し方ない。
また俺付きの皆に着せ替えして沢山作らないとな。
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