チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています

もぶぞう

文字の大きさ
146 / 261

第百四十七話

しおりを挟む

ミュリエルたちの妊娠を聞いて特に浮足立ったのは王太后たち30代以上の人たちだった。
向こうではまだ気にするほどの歳でも無いのに。
可能性はまだまだ有ると思うよ?
こちらでも30代の出産は有ると聞いたし、治癒魔法も有るのだから大丈夫じゃね?

ミリアムも乳母の地位を狙っているので積極的だ。
ミランダの代わりに商会長代理をすることになったのだからふたり共同時に妊娠したら大変よ?

前にちょこっと話したオギノ式を試すとか言ってるし。
俺も次の生理予定日の2週間前を中心にした5日間、くらいしか知らないぞ。
それでも生理周期を記録し始めたようだ。


俺はと言えば紙オムツの試作をしている。
スライムを乾燥させて吸収体にできないか試しているのだ。
乾燥させたからには水分を吸収するはず。
余り吸収力が高くても肌に悪そうなので時間を掛けて調べるつもりだ。
これは生理用品にも応用できるか?

いざとなったら創造魔法であちら産のを出すかスライムを材料に変化させちゃうけどな。


平行してエルフたちにもらったお祝い品のアダマンタイトも調べている。
ドロップするときにこぶし大らしく、一部切り分けようとしただけで全魔力を使いそうになったので慌てて手を離した。
アマリア様がこれを扱うにはレベル60要ると言ったのも納得だ。
ミスリルのナイフでも削れやしない。
歯が欠けそうだったのですぐに止めた。
まだまだ弄るのは先だな。


早々に諦めて赤ちゃん用品の続きを始める。
産着やらおむつカバーやらを作って行く。
色々サイズを取り揃えてみたので売り物にもできそうだな。
ちょうど難民の寡婦さんに生まれたばかりの赤ん坊を連れて来ている人が居るのでお試ししてもらうか。
おむつは布だけどな。

「赤ん坊用の服じゃな?
教会に常備させてもらうかのう。
赤ん坊だけを置いて行く者が結構居るんじゃ。」

爺さんまだ居たのかい。
ダンジョンか団地に居ると思ってたよ。
ケルベロスは見て来た?

「おお、連れて行ってもらったわい。
団地の方はほぼ対処を終わっておるからダンジョンで訓練中じゃ。
あれは人族には無理ではないか?
エルフひとりで倒すとか恐ろしいものを見せられたのう。
31階層以上ができてもエルフに頼まねば先へ進めんのじゃないか?」

数日で30階層まで行っちゃってるのね。
エルフさんたちケルベロスと戦いたがってたものな。
我慢できずに一気に行ったのだな。
そしてやっぱりひとりずつで倒しちゃうんだ。
経験値分けてもらいたいな。

人族だけじゃ31階層以降へ進めないのは困るな。
頼めばエルフさんが倒してくれるんだろうけど、多分参戦してないと10階層ごとの転移陣使えないよね?

石当てただけで参戦とみなされるか、傷付けないといけないのか調べないとな。
下手すると40階層の転移陣使うことになるよな。

「わしらはオークを倒すだけで十分じゃがのう。
更なるレベルアップが必要になる御業でも出て来んかぎりはの。」

欠損再生以上となると蘇生とか?
できそうな気もするけどアマリア様が許さない気もするな。
即時の心肺蘇生なら許容範囲っぽいけど。

取り敢えず爺さんには人工呼吸と心臓マッサージを教えておくか?
下手すると死者蘇生とか言われそうだよな?
こちらでは心臓が止まってれば死と認識されそうだ。
電撃でAEDのマネしたら恐れられるよな。

爺さんには異世界人とバレているんだし話しても良さ気?
やるやらないは別として知識を与えても大丈夫だろうか。
必要な場面に遭遇すれば実践する爺さんだよな、きっと。

「何じゃ、本当に先が有るのかえ?
少し覚悟が必要になりそうじゃのう。」

ちょっとアマリア様やミュリエルたちと相談してからかな。

「そうか、知りたいような知りたくないような複雑な気分じゃのう。
治療関係なら知っておく方が良いのかもしれんがの。」

死生観に関わるから、押し付ける訳にもいかないし。
でも救える命は救いたい。

『そうね、知らない一般人がどう思うかが問題ね。
アンデッドの居る世界ですもの、変な反応をする者が出るわ。』

ですよねー。
ゾンビに成ったとか言われても困るしな。
治癒師ごと討伐しようとする奴が出るだろ。

逆に心臓が動いてるのに脳死判定とか受け入れられないだろうし。
少しずつ神官諸共教育しなけりゃダメだろうな。
人工心肺とか無いから短い時間だろうけど。

しばらく心肺蘇生を教えるのは保留かな。
必要なら俺も使いそうだけどな。

しおりを挟む
感想 29

あなたにおすすめの小説

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~

エース皇命
ファンタジー
 学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。  そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。 「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」  なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。  これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。 ※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

処理中です...