チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています

もぶぞう

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第二百十三話

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教会の爺さんはおばばたちに精霊樹についてのレクチャーを受けている。
やはりエルフさんたちの協力が不可欠なようで協力体制構築を考えているようだ。
精霊さんから色々注文や報告が入るらしいので、やり取りできるエルフさんは必須なのだな。
やり取りできそうな大精霊は気まぐれでその場から離れていたりするそうだ。
精霊樹がまだ無いとは言え、今がその状態だな。

転移係のエルフさんがその精霊樹専属になれそうなので、張り切っておばばたちのレクチャーを一緒に受けていた。
エルフさんとしても自分が精霊樹のお世話を任される形になればうれしいのだろう。
それでも数人は精霊樹を囲む塀の中に住み込むことになりそうだ。
防衛戦力としても必要だものね。

爺さんに付いて来ている女性神官は入念な精霊さんチェックの後、レベル上げに連れて行かれている。
人側の育成責任者として鍛え上げられるようだ。
5人連れて行かれたけど、何人残るのだろうか。
人族全体でもかなり上位のレベルにされそうだけど。
レベルが上がれば寿命も延びるし若い姿の状態が長くなるから本人にもお得だろう。
この里に入れない男性神官は残念だけどな。


爺さんはほとんど話を聞いているだけで実際はエルフさんが精霊さんと打ち合わせをしているようなものだそうだ。
偶に爺さんのところの大精霊も覗きに来ていたけど、助言はしていないらしい。
実際に精霊樹を植えてからになるのだろうな。

こうして人族に精霊樹の育て方の情報が漏れたとしても精霊さんを介するのだからエルフさんの力が必要となる。
エルフさんを支配下に置かない限り人族だけで精霊樹をどうにかすることはできないのだろう。
圧倒的に強いエルフさんを支配下に置くことはできないだろうし。
精霊さん情報でその辺は対処できるのだろう。

爺さんは見えない精霊さんを何とか見ようとして目を細めたり色々している。
種族特性らしいから無理よ?
エルフさんの血が入ってると見えることも有るらしいけど、それでも見えない方が多いらしい。

契約とかでちゃちゃっと見えるようにならないものかね。
精霊さんの方が縛られるのを嫌がるので契約できないそうだけど。
これも下手に例を残すと悪用する人族が出そうなので研究できないな。
無理やり契約で縛ろうとする人族が絶対に出て来るだろうからな。


爺さんのところの精霊樹の予定地とこの里も転移陣で繋いでしまうそうだ。
転移係だったエルフさんが精霊樹のお世話係になるのだからそうそう離れることができなくなるだろうしな。
いざと言うときの救援に駆け付けるためにも転移陣が必要となった。
食事を摂りに来るために使いそうだ。

「爺さんくらい魔力量が有れば自力で転移もできそうよね。
いざと言うときの治療のために残してるのかしら。」

教会の一番偉い爺さんが転移でホイホイ出掛けたら周りが困るだろうから自重してるのでは?
一応自由そうに見えて自重を知っているっぽいよ?

「そこは腐っても神官よね。
偉くなっただけはあるわ。」

ミュリエルさん爺さんを腐らせちゃダメでしょ。
組織のトップになるくらいだからちゃんとしている部分も持っているのでしょうよ。

「散々な謂われようじゃの。
これでも長年神に仕えて節制して来たのじゃ。
教会内にも精霊チェックのようなものが有るのでの。」

精霊さんチェックが仕込まれてるのか?
認められないと入れない部屋とか?

「恐らく例の聖女様が作ったのじゃ。
中へ入って聖典を持ち出すことが大神官長の就任条件じゃな。」

なるほどあの転生聖女が設定作ったか。
アマリア様の意見を入れて選べるようにでもしたのかね。
ちゃんと神に選ばれたと言う体裁を作ったのだな。

聖典も聖女が作ったっぽいな。
先代の神とか歴代の神が居たのだろうから、言うこと変わりそうだよね。
それともふんわりとした方向性だけ示して有るのだろうか。
アマリア様があれしろこれをするなとか指示しそうに無いし。

「そうじゃの。
当たり前のことしか書いておらんの。
それを守るのが難しいのじゃがの。」

神が実在してるのだからうるさく言う必要も無いか。
道を外れれば神罰が降るのだし。

「それでも実在する神を忘れる者が居るのでのう。
祝福を受けるのじゃから実感できるはずなのにのう。」

自然現象じゃ魔法がある日解禁されるとか有り得ないわな。
当たり前に思ってるとそれも忘れてしまうのだろう。

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