チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています

もぶぞう

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第二百十四話

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精霊樹の花を魔石に封じたものを持って行っていたミュリエルはシャロンの治癒を試していた。
生まれつき目の見えないシャロンは俺のヒールを長期間受けていたことでかなり治っている。
それでも欠損などと違って生まれつきなので今はまだ明暗が分かる程度だ。
それをミュリエルが花を封じた魔石で進めようとしていたらしい。
そして効果が有ることが分かった。
まだ念のため暗がりで試しているためはっきりとは見えないが物の有無が分かるらしい。
続けていれば完治するのではないかとミュリエルは考えているようだ。

多分俺のヒールと創造魔法で必要な細胞だか神経だかが作られたのではないかとも。
或いはきちんと働けるように作り変えられたか。
俺がちゃんと知らなくても補ってくれる創造魔法のお陰だな。

まだしばらくは目隠しをしたままだけど、完治しそうなのは何よりだ。


精霊樹の花を魔石に封じたものはやはりヒールをブーストさせるようだ。
これにアダマンタイトの杖を付けたらヤバそうだけどな。
アマリア様のリクエストだから何か必要になるのだろうけど。

「ナギサが使えば創造魔法も強力になるのではなくて?
わたしよりも治癒の効果は高いと思うわよ。」

治癒魔法に限らず他の魔法もブーストするか。
神の力の部分も影響しそうだしな。

「エステにも影響有りそうよね。
わたしも産後にたっぷりしてもらうわ。
今はちょっとお腹の子供にも影響しそうだから後でね。」

ヒールに影響が有るのならエステにも影響するわな。
胸のじん帯の再生とか強力になっていそうだ。
アマリア様や精霊王が保管していると更に強力になりそうだよね。
まさか細胞からアマリア様の現身を作り出すとか言わないよな?
丸っきりクローンができそうだ。

どこから聞き付けたのか王太后たちが集まって久々のお胸様祭りだ。
精霊さんから聞き付けたのかエルフさんたちまで来ている。
他大陸のエルフさんも初参加なのね。
俺からすると効果が上がってるのは感じられないけど。

「いいえ、効果が上がっていますわ。
また更に若返ることができました。」

王太后フランソワーズ本人としては違いを感じ取れるようだ。
お付きの侍女さんたちも頷いているので違うのだろう。

しかし、片手に花を封じた魔石を持っているのはどうにかならないものか。
楽しみ半減、いや、施術しにくいったらありゃしない。

「さすがに指輪にする大きさではないわね。
首から下げる大きさでもないし、そうね、施術される方が持つのはどうかしら。」

ミュリエルの助言で施術を受ける方が持つようにした。
俺が持って無いと意味が無いような気もするけど。

「やはり効果は落ちるわね。
片手でもナギサが持たないとダメね。」

小型のものでも作るか。
花びら全部じゃ無くて1枚を封じたもので。

「それなら指輪にできるわね。
効果は全部入りと変わらないかしら。
元々魔石の全力を使っている訳では無いのだから小さくても構わないみたいね。」

フルの魔力を使ってる訳では無いのでこれで十分か。
フルの花びらでフルの魔力を注いだらヤバいことになりそうだから自重していたけど。

「そうね、全力全開では身体がすべて新しくされそうよね。
それはそれで需要があるのかもしれないけれど、目的が別物よね。」

身体全部の細胞を入れ替えるとか若返りにはなりそうではあるけど、そのまま変わらない気もするな。
不具合が有るのなら修正されるのだろうけど。

「エステ用にはその小型の魔石で十分よ。
ケイトたちが使っても強化されそうよね。
でもまだ精霊樹の花びらが少ないのよね?」

7つの花の内3つ分は全部入り魔石を作ったからな。
残り4つ分弱だけど、エステだけに使っても良いものだろうか。

「そうね、身内だけに使うことにしましょうか。
普段のエステでも商売には十分な効果でしょう。」

身内が高い効果を見せても日ごろから受けている成果だと言い張れるだろう。
お客さんには効果を下げている訳でも無いし構わないかな。

「他の里の精霊樹が花を付けてからのお楽しみね。
各里にひとつは全部入りを渡せるかしら。
ああ、大精霊が要求して来そうね。」

ミュリエルは精霊さんと話をしているのか、ひとりで納得している。
各里用にも作らないといけないか。
大きな魔石は転移用の魔石を合成するためのものなのだけどな。
更に魔石を集めなくては。

「各里の大精霊用なのですから、各里から魔石が送られるでしょう。
いざと言うときの治療用にも使えそうなのだもの。」

大精霊が欲しいと言えば里の者が集めるか。
合成したり花を封じたりするのは俺だけど。

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