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第一章:始まりの世界 ”チーム対抗戦”
♯130.チーム対抗戦の始まり”52” 自宅でのイーグルヘッドⅠ
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「あれっ兄ちゃん。珍しくケガでもしたの?」
ランドセルを背負いながらイーグルヘッドの部屋
に入って来て、あいさつする男子。
「お前、ノックなしに勝手にドア開けて入って来る
なって、いつも言ってんだろうがっ」
イーグルヘッドは腹に包帯を巻いてる途中だった
ので歳の離れた弟にキツイ言葉を放つが特に悪気が
ある訳ではなく、普段からそうだった。
「別に男同士なんだから細かい事、気にしすぎなん
だって。そんなんだから彼女が出来ないんだって」
弟はランドセルをベッドに放り投げてから、その
まま座ると兄の顔を見て返事を待った。
「彼女が出来ないのは試合に集中する為だ。至宝の
ベルトを巻けさえすれば彼女づくりにも力を注ぐつ
もりだ」
「へぇ~。そういう計画なんだ。知らなかったよ。
それなら対戦する王者のこれまでの試合動画を全部
、後で僕の部屋に置いておいてね。完全分析して、
協力するよ!」
弟は、昔から分析する能力に秀でており、弱点と
対策を練るのが上手く大人顔負けのレベルだった。
「そうこなくっちゃな。頼りにしてるよ。いつにも
まして協力的な理由は何だ?」
弟の髪の毛をクシャクシャにしながら喜びを表現
する兄貴。
「兄ちゃんの未来の彼女に興味があるのと探偵学校
へ行く資金調達の目途が立ちそうなんだ!」
「はぁ~。そんな大金を誰から貰うんだよ。その話
が本当なら兄として、あいさつくらいしないとマズ
イだろうがっイタっタタタ……」
興奮しすぎて声のボリュームを上げた瞬間に腹の
傷がズキリと痛み出した。
(この様子だと、ろっこつにヒビ入ってるかもな)
「ちなみに貰うんじゃなくて借りるの。そういうの
は本当に良いからさ。生意気に聞こえるかもしれな
いけど彼女が出来たらプレゼントや車だって必要に
なるんだから兄ちゃんには甘えられないし自分の事
は自分でするよ!」
「お前って奴は可愛い所、ありすぎるんだってー」
兄は思いっきり感動して弟の後ろから、ぎゅっと
抱きしめていた。涙を見られないようにするのが、
精一杯な程に両目から大量の涙がこぼれ落ちていた。
ランドセルを背負いながらイーグルヘッドの部屋
に入って来て、あいさつする男子。
「お前、ノックなしに勝手にドア開けて入って来る
なって、いつも言ってんだろうがっ」
イーグルヘッドは腹に包帯を巻いてる途中だった
ので歳の離れた弟にキツイ言葉を放つが特に悪気が
ある訳ではなく、普段からそうだった。
「別に男同士なんだから細かい事、気にしすぎなん
だって。そんなんだから彼女が出来ないんだって」
弟はランドセルをベッドに放り投げてから、その
まま座ると兄の顔を見て返事を待った。
「彼女が出来ないのは試合に集中する為だ。至宝の
ベルトを巻けさえすれば彼女づくりにも力を注ぐつ
もりだ」
「へぇ~。そういう計画なんだ。知らなかったよ。
それなら対戦する王者のこれまでの試合動画を全部
、後で僕の部屋に置いておいてね。完全分析して、
協力するよ!」
弟は、昔から分析する能力に秀でており、弱点と
対策を練るのが上手く大人顔負けのレベルだった。
「そうこなくっちゃな。頼りにしてるよ。いつにも
まして協力的な理由は何だ?」
弟の髪の毛をクシャクシャにしながら喜びを表現
する兄貴。
「兄ちゃんの未来の彼女に興味があるのと探偵学校
へ行く資金調達の目途が立ちそうなんだ!」
「はぁ~。そんな大金を誰から貰うんだよ。その話
が本当なら兄として、あいさつくらいしないとマズ
イだろうがっイタっタタタ……」
興奮しすぎて声のボリュームを上げた瞬間に腹の
傷がズキリと痛み出した。
(この様子だと、ろっこつにヒビ入ってるかもな)
「ちなみに貰うんじゃなくて借りるの。そういうの
は本当に良いからさ。生意気に聞こえるかもしれな
いけど彼女が出来たらプレゼントや車だって必要に
なるんだから兄ちゃんには甘えられないし自分の事
は自分でするよ!」
「お前って奴は可愛い所、ありすぎるんだってー」
兄は思いっきり感動して弟の後ろから、ぎゅっと
抱きしめていた。涙を見られないようにするのが、
精一杯な程に両目から大量の涙がこぼれ落ちていた。
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